Houston Wrestling:Best of Houston Wrestling 1978の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | NWA王座戦、3本勝負:ハーリー・レイス(ch)vs.ワフー・マクダニエル(2/10/78) |
@NWA王座戦、3本勝負:ハーリー・レイス(ch)vs.ワフー・マクダニエル(2/10/78)
1本目。
グラウンドから動かし、戻してのオーソドックスな作り方。
そこにワフーはスケールの大きなボディ・スラムで盛り上げ。
レイスは相手の動きを止めるヘッド・バットと
相手に打ち返させるハンマーを使い分け上手く意思疎通していますね。
レイスが繊細に手繰り寄せ
ターン・バックルを決め手にして綺麗に先取。
2本目はその延長で完全にレイス主導権。
流作りがやや微妙でしたが、
ワフーが反撃開始し、鉄柱攻撃にチョップでフォール。
軽めの2本目でしたね。
3本目。
間違いのない構成、試合運びの上で
デッドリー・ドライブや鉄柱などハイ・スポットを用意。
レイスの大流血もあり
これは王座交代するのではと思わせることに成功していますね。
20分半ばだからこそ無駄もなく、
NWA王者の、レイスの王者術が存分に詰まっています。
ぎりぎり好勝負。
A3本勝負:マーク・ルーインvs.タイガー・コンウェイJr.(12/2/78)
ルーインが筋骨隆々なくせして
反撃されるとコーナーに逃げてお尻を突きだすヘタレっぷりが
最高の絵面になっていますね。
一方のタイガーは余りリズム感がなく、
ぐったりダウン・モードに入るので
攻防はそんなに期待できなかったですが、
小柄な黒人というだけでもう絵になってしまう。
また流血したことで十分なお仕事をしました。
最後はロープに固定したところで反則という微妙なものなので、
最初から最後までルーインのヒール劇場を楽しむ為の試合です。
まあまあ良い試合。
(執筆日:8/?/20)
注目試合の詳細
なし試合結果
@NWA王座戦、3本勝負:ハーリー・レイス(ch)vs.ワフー・マクダニエル(2-1)(2/10/78)A3本勝負:マーク・ルーインvs.タイガー・コンウェイJr.(DQ)(2-1)(12/2/78)