Houston Wrestling:Best of Houston Wrestling 1977の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | なし |
@NWA王座戦、3本勝負:ハーリー・レイス(ch)vs.テリー・ファンク(7/1/77)
(カットあり)
テリーが腕へのサブミッションと力強い投げ。
レイスは完全に受けに回っていて
らしさが出ている一方でスローで退屈さもありますね。
レイスは落としてから再度上げるのが苦手なので、仕方ない部分もある。
じわりじわりと試合時間設定に合わせて高めていきます。
テリーが張り手をかまし見得を切るも
当時のキー・スポット、場外転落からレイスが先取。
2本目は挑発的になり、より能動的にアクションを重ね、
テリーがパイル・ドライバーで追いつきます。
3本目に向けて色々な可能性のタネを蒔くことができましたね。
ただ3本目はというと
スピニング・トー・ホールドを狙うテリーに対し、
レイスがかけられた状態で拳を打ち込み流血させます。
アウシデンタルでここでドラマチックに見せることができれば良いのですが、
テリーが窮地に追いやられる訳でもなく、
攻めを継続するも余りに出血がひどいということからレフェリー・ストップという結末。
しっかりした筋書きがない故に弱い70年代らしいフィニッシュでした。
好勝負に届かずも中々良い試合。
(執筆日:8/?/20)