TOPアメリカン・プロレス注目インディー →NWA:Legends Fanfest Wrestling Event 8/19/05-8/21/05

NWA:Legends Fanfest Wrestling Event 8/19/05-8/21/05の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

総時間約1時間55分。

@クリス・エスコバーvs.ブラッド・トーマス
 どこの者とも知れぬ若手がまずは軽く。
 悪い試合。

Aジョージ・サウスJr.vs.ジェイソン・ジョーンズ
 カロライナ・オンリーのレジェンド、ジョージ・サウス。
 その息子とサウスに学んだジョーンズのvs.決。
 それぞれ意識してほとんど大技の出ない昔風の試合に。
 少し悪い試合。 

Bブラッド・アンダーソンvs.ブラッド・アームストロング
 一応レジェンド扱いのアームストロングに合わせたため
 かなりスロー・ペースで退屈。
 悪い試合。

Cキッド・カッシュvs.ティンバー
 ティンバーってヘビー級なのに
 クルーザー級的な戦いするんですね。
 相手もクルーザー級になる訳ですが
 普通どうしても違和感が生じてきます。
 しかし今回はそんな事ありませんでした。
 なぜか。
 カッシュが非常にキレていて
 体格差なぞ軽く埋めてしまっているのですよ。
 最後の方でミスは見られましたけど
 まあまあ良い試合でしたね。

Dエリックス・スキッパーvs.ピティ・ウィリアム
 スキッパーが独り立ちできないのも仕方ない。
 自分で試合を作れないし緊張感もない。
 最後の方でカナディアン・デストロイヤーを返したシーンがありましたけれども
 これではまったく興奮もしません。
 悪くはないけれども・・・。

Eタッグ王座戦:ナチュラルズ(ch)vs.アメリカズ・モースト・ウォンテッド
 連鎖技やレフェリー気絶スポット、
 粉攻撃、ベルト攻撃も出て
 PPVでやるような結構力の入った内容でしたね。
 まあまあ良い試合です。

F(レフェリー:トミー・ヤング):ロックン・ロール・エクスプレスvs.ミッドナイト・エクスプレス
 それぞれ50歳を目前にしていて
 今のレスラーとはもう戦えないでしょうね。
 しかし同年代の、
 そしてかつて名抗争を繰り広げた相手ならば
 体で覚えた芸事も存分に発揮できるというもの。
 名マネージャー、コルネットも中盤の攻守切り替え
 勝敗の決め手を担ったりと
 この2タッグのファンなら存分に楽しめます。
 まあまあ良い試合でした。

@AJ スタイルズvs.シャノン・ムーア(8/25/05)
 1ヶ月前の師匠マットに続き
 インディーの帝王相手に潜在能力を出し切れるかに注目。
 結論から言うと確かに
 ムーアのシングルでは最高峰の試合になったのですが・・・。
 振り返りますと
 脚を痛めた振りをして先手を取ったAJが
 脚攻めに苦しむというアイロニカルな試合構成で
 ムーアが脚攻めで試合を作れる事を示しまし
 2つのスポットで身体能力の高さも見せました。
 しかしながらどうも
 試合が高まっていかないんですね。
 こういう地味な展開だと良くある事ですが
 今回は上手くやっていたと思います。
 ではなぜか。
 それはムーアの地力が辿り着いていなかったというしかありません。
 同じ行動をするにしても
 その振舞い方次第でもっと魅力的に映ったはずです。
 好勝負に届かずも中々良い試合。
  
総評
 本大会、特典共に悪くないですよ。
DVD Rating:★☆☆☆☆

注目試合の詳細

@AJ スタイルズvs.シャノン・ムーア(8/25/05)
  腕の取り合いからロープ・ワークへ。
  AJはリープ・フロッグを見せるが脚を痛めている様子。
  これを見てムーアは情けをかけて立ち止まる。
  ムーアが4の字を狙う。
  AJ蹴り飛ばしロープから帰ってきたところをモンキー・フリップ。
  ムーアは反対に向いていたが見事に着地。
  さっきのはAJの演技だった様子。
  ムーアが蹴りで牽制。
  AJがアーム・ドラッグを決めるもまた脚を痛めた振り。
  一瞬やっぱり痛めたのかと信じてしまったムーアにロー・キックを入れヘッド・ロック。
  逃れたムーアにドロップ・キック。
  場外に逃れるやブランチャ。
  リングに戻しカバー。カウント2。
  AJが攻めていく。
  ムーアはAJをコーナーに押し込むとショルダー・ブロック。
  コーナーに振り返されるも後ろに回ってバク転。
  突進してきたAJに低空ドロップ・キック。
  ムーアがAJの脚に狙いをつける。
  チョップの打ち合い。
  ムーアは脚を蹴りつけるとフィッシャーマンズ・スープレックス。カウント2。
  脚攻めを続ける。
  バック・ドロップの容量でフェイス・バスター。
  カバーするもカウント2。
  脚を取りに行く。
  AJが延髄切り。
  両者ダウン。
  ダメージの軽いムーアが先手を取るも
  AJがペイレイ・キック。
  両者ダウン。
  フォア・アームズの打ち合いからバックの取り合い。
  AJがバック・ドロップを決めカバー。カウント2。
  ムーアはコーナーへの攻撃を避け自爆させるとセカンド・ロープからレッグ・ラリアット。
  カバーするもカウント2。
  ハリケーン・ラナを狙う。 
  AJが耐えスタイルズ・クラッシュの体勢へ!
  ムーアは脚を取るとハーフ・ボストン・クラブに返すもロープが近くつかまれる。
  AJが一回転してのリバースDDT。
  カバーするもカウントは2。
  トルネードDDTを狙う。
  ムーアが着地しフロント・スープレックス。
  カウント2で返されるやボストン・クラブ。
  AJがロープを掴む。
  再びボストン・クラブを狙う。
  AJはロープを掴んで耐える。
  離すと同時に丸め込み1,2,3!

試合結果

@クリス・エスコバーvs.ブラッド・トーマス
Aジョージ・サウスJr.vs.ジェイソン・ジョーンズ
Bブラッド・アンダーソンvs.ブラッド・アームストロング
Cキッド・キャッシュvs.ティンバー
Dエリックス・スキッパーvs.ピティ・ウィリアムス
Eタッグ王座戦:ナチュラルズ(ch)vs.アメリカズ・モースト・ウォンテッド
F(レフェリー:トミー・ヤング):ロックン・ロール・エクスプレスvs.ミッドナイト・エクスプレス
@AJ スタイルズvs.シャノン・ムーア(8/25/05)