TOPアメリカン・プロレス注目インディー →FIP:Hot Summer Nights 7/19/08

FIP:Hot Summer Nights 7/19/08の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

総時間約2時間35分です。

ストロングがメインに向けアピール。

@3ウェイ・ダンス:チェイスン・ランスvs.クリス・ジョーンズvs.ショーン・オズボーン
 ベビーのジョーンズを中心に1対1で進む試合。
 見れますがランスのチープ・ポップ振りをアピールするのだけが目的のようで短い。
 悪い試合。
 試合後YRRとAOTFと乱闘。

Aレインvs.メルセデス・マルチネス
 マルチネスが弄ぶようにヒール・ムーブを見せたため
 レインは得意のヒール・キャラを有効に使えず。
 少し悪い試合。

Bジョン・デイビスvs.ショーン・マーフィー
 適当に殴り投げた後デイビスのパートナー、チェイビスが乱入。
 悪い試合。
 マーフィーを救いにマチェットが現れ次の試合へ。

CノーDQ:コーリー・チェイビスvs.ジョーイ・マチェット
 前の試合に椅子が加わったぐらいなもの。
 せめてフィニッシュだけでも、もう少し重い技に改善して欲しいですね。
 悪い試合。 

Dタッグ王座戦、3本勝負:ケニー・キング、ジェイソン・ブレイド(ch)vs.ジミー・ジェイコブス、タイラー・ブラック
 タッチできるかできないか、というタッグの基本で魅せてきましたが
 普通のロング・マッチから2ポイントを選んで切ったような内容で
 その部分においてはもう少しクライマックスの意識を持って欲しかったですね。
 それでも格上のAOTFに対して良くやったと言える出来でした。
 平均的な良試合。

Eフロリダ・ヘリテイジ王座戦:サル・リナウロ(ch)vs.ジョーイ・ライアン
 マイク・アピールでライアンがベビーという事を示してから試合に。
 試合は良い感じの攻防だったものの
 フィニッシュが固有ムーブでない等
 個性がほとんど感じられない内容だったのが勿体無い。
 平均レベル。

Fナイジェル・マッギネスvs.潮崎豪
 潮崎がROH王者であるナイジェルから丸め込みとはいえ勝利を飾る、という
 衝撃の結末に比べると中身はいたって普通で
 これまでの試合と同じく両者の充実度の差が悪い形で現れていますし
 試合時間もそんなに長くなく13分ぐらい。
 まあまあ良い試合程度です。

GFIP 王座戦、ドッグ・カラー・マッチ:ロデリック・ストロング(ch)vs.エリック・スティーブンス
 ROHでは既に決着がつきましたが
 FIPではこれが抗争決着戦になります。
 前半はチェーン・ムーブと拳を交えて
 流血と共に消耗戦の雰囲気を醸し出します。
 よくよく見ると味わい深い所もあるのですが
 ちょっとスローで地味でしたね。
 後半は必殺技を返したり大技をセットで出す等
 決着戦ならではの激しい打ち合いに。
 このカードが持てる要素は全て出ているし
 素晴らしい試合だが決着戦としてはやや?な内容か。
 好勝負に少し届かず。

総評
 前半はいらないですが後半4試合は良いですよ。
 結局ストロングvs.スティーブンスは初戦を超えれなかったものの
 メインとして合格点の出来ですしね。
DVD Rating:★☆☆☆☆

注目試合の詳細

GFIP 王座戦、ドッグ・カラー・マッチ:ロデリック・ストロング(ch)vs.エリック・スティーブンス
  ストロングは鎖をつけるのを渋っている。
  ようやくつけるも、すぐに場外へ。
  ロープ越しに引き合う。
  スティーブンスの力の方が強い。
  ストロングの体がリングに入るもスティーブンスが近づこうとするとまた場外に出る。
  スティーブンスは諦めて自ら下りるとストロングをエプロンにぶつけフェンスにもぶつける。
  チョップ等の打撃を浴びせる。
  腰からエプロンに叩きつける。
  ストロングはサミングを決めると鎖を使って引き寄せエルボー。
  チョップを浴びせる。
  鎖を使ってフェンスに喉を押しつける。
  殴り合いに。
  ストロングは打ち負けそうになるやロー・ブロー。
  椅子を2脚と共にスティーブンスをリングに戻す。
  鎖を首に巻きつけ締め上げる。
  立てた椅子の間に首を挟むと背に椅子を叩きつける。
  背中めがけ椅子を振りかぶるも気が変わったようで椅子を捨てる。
  鎖を拳に巻きつけ額を殴りつけていく。
  スティーブンスは流血。
  キャメル・クラッチで弱らせる。
  スティーブンスを落とすと鎖を使って首吊り状態に。
  スティーブンスがロープ越しにショルダー・ブロック。
  ストロングがチョップを打ち込んでいく。
  リング内へのブレーン・バスターを決めるとカバー。カウント2。
  スティーブンスがストロングの腹に拳を叩き込んでいく。
  ストロングの額も殴りつけていく。
  ストロングはたまらず場外へ。
  スティーブンスがふらふらになりながらも場外に下りる。
  ストロングはスティーブンスを鉄柱に押さえつけるとチョップ。
  鉄柱越しに殴りあう。
  鎖を引っ張り合う。
  スティーブンスが勝りストロングは鉄柱と激突。
  スティーブンスはリングに戻ると鎖を引っ張ってリングに入れバック・エルボー。
  2発、3発と決める。
  コーナーのストロングに突進。
  カウンターで蹴りを食らうも鎖を引っ張って捕らえTKO。
  カバーするもカウント2。
  ストロングはスティーブンスの股下を通ると鎖を引っ張りロー・ブロー。
  ハーフネルソン・バック・ブリーカーを決めカバー。カウント2。
  ギブソン・ドライバーを狙う。
  スティーブンスが逃れ殴り合いに。
  どちらも一歩も引かない。
  ストロングがロープに走りクローズラインへ。
  スティーブンスは避けるとジャーマン。
  ストロングは同時に鎖で股間も打つ。
  鎖でストロングを引っ張りラリアット。
  続けてドクター・ボムを決めるもカウントは2。
  ならばと雪崩式ドクター・ボムを狙う。
  ストロングが抵抗。
  トップ・ロープに立つ。
  スティーブンスも抵抗しストロングにラリアット。
  コーナー上から落ちたストロングをカバーするもカウントは2。
  ならばとドクター・ボムを狙う。
  ストロングは逃れると延髄切り。
  ビッグ・ブーツにダブル・ニー・ガット・バスターを決め最後は鎖へのギブソン・ドライバー。
  しかしカウントは2。
  ビッグ・ブーツを決めカバーするもカウント2。
  もう1発。
  カバーするもカウント2。
  ビッグ・ブーツへ。
  スティーブンスは受け止めるとラリアットを振り下ろす。
  ラリアットを叩き込む。
  更にドクター・ボム。
  鎖の上にもう1発。1,2,3!
  スティーブンスが新FIPチャンピオンに!
  試合後ハートブレイク・エクスプレスと共に塩崎が現れスティーブンスを襲撃。
  次回大会で王座を奪ってやると宣言。
  ストロングが追い払おうとするも返り討ちにあう。
  塩崎らが去った後ストロングはスティーブンスを起こすと王座を自らの手で受け渡す。

試合結果

@3ウェイ・ダンス:チェイスン・ランスvs.クリス・ジョーンズvs.ショーン・オズボーン
Aレインvs.メルセデス・マルチネス
Bジョン・デイビスvs.ショーン・マーフィー(DQ)
Cノー DQ:コーリー・チェイビスvs.ジョーイ・マチェット
Dタッグ王座戦、3本勝負:ケニー・キング、ジェイソン・ブレイド(ch)vs.ジミー・ジェイコブス、タイラー・ブラック(2−1)
Eフロリダ・ヘリテイジ王座戦:サル・リナウロ(ch)vs.ジョーイ・ライアンン
Fナイジェル・マッギネスvs.潮崎豪
GFIP 王座戦、ドッグ・カラー・マッチ:ロデリック・ストロング(ch)vs.エリック・スティーブンス(新チャンピオン!)