TOPアメリカン・プロレス注目インディー →FIP:Strong vs. Evans 1/7/06

FIP:Strong vs. Evans 1/7/06の分析


名勝負 なし
好勝負 #1 コンテンダーズ:ロデリック・ストロングvs.ジャック・エヴァンス

2時間10分です。

@ジャック・エヴァンスvs.エンジェル・アーモニ
 メインを控えたエヴァンスが肩慣らし。
 3分ほどの試合でしたがここまでエンジェルに攻めさせずとも
 完全にスカッシュ・マッチで良かったような。

Aハートブレイク・エクスプレス、コーリー・チェイヴィスvs.チェイスン・ランス、セス・ディレイ、ベニー・ブランコ
 ハートブレイク・エクスプレスという事で
 分かってたとはいえ余りにだらだらすぎる。
 悪い試合。

Bオースチン・エリーズvs.ジェリル・クラーク
 クラークは飛びっぷりが良かったはずなので
 エリーズ相手ならもう少し良くなるはずなのだが微妙な一戦に。
 悪くない試合。

Cブライアン・ダニエルソンvs.ジェイ・フューリー
 尻を見せたりセコンドのエリーズらが介入したりと
 アメドラが色々しながら幅広い攻めでキャリーしています。
 平均より少し上。

Dブラック・マーケットvs.マスクド・フィッパー#9&#10
 スカッシュ・マッチです。

Eジミー・レイブvs.トニー・ママルーク
 ベーシックな技術で構成された試合。
 面白さとしては今ひとつか。
 可もなく不可もなくで平均レベル。

Fエリック・スティーブンス、スティーブ・マディソンvs.コルト・カバナ、サル・リナウロ
 観戦していたカバナ、リナウロにスティーブンス、マディソンが襲いかかり試合開始になったので
 乱戦になるかと思いきや
 控えを利用したタッチできるかできないかという
 基本で魅せる試合。
 只最後はもう少しスムーズに進めて欲しかったですね。
 平均より少し上。
 マディソンはスティーブンスと並んで逸材だったのに
 どこ行ってしまったんでしょうね。

G#1 コンテンダーズ:ロデリック・ストロングvs.ジャック・エヴァンス
 数え歌だけにストロングのパワーvs.エヴァンスのフライングという構図がしっかりしています。
 またメインという事で両者の気合が入っており
 ストロングは的確な支配と試合運び(テンポが絶妙です)を見せ
 エヴァンスも相手の攻めをに対して
 よりフライングを集中させる事で自分のスタイルの完成形を垣間見せました。
 若干惜しいのはエヴァンスの反撃への入りが
 ウィップ関係ばっかりに限られてくる点ですね。
 これが改善できれば観客の裏をかく、予想を超える事で
 よりビッグ・マッチ感が高まったはずです。
 またFIP王者のホミサイドが怪我をしていた事を考えると
 これをFIP王者決定戦にしても良かった気がします。
 ぎりぎり好勝負。

総評
 良い大会といってもFIPレベルを抜けませんが
 この時点におけるエヴァンスのシングル生涯最高試合が収録されているとあっては
 それなりに魅力的ではありませんか。
DVD Rating:★☆☆☆☆

注目試合の詳細

G#1 コンテンダーズ:ロデリック・ストロングvs.ジャック・エヴァンス
  エヴァンスはいつも通りゴング前にブレイク・ダンス。
  腕の取り合いから試合開始。
  ストロングがショルダー・タックル。
  エヴァンスがヒップ・トスを狙う。
  ストロングが防ぎヒップ・トスを狙う。
  エヴァンスは着地するとショルダー・スルーも着地。
  アーム・ドラッグの連発からドロップ・キックで落とす。
  フェイク・ダイブでエプロンに移動。
  ストロングが足を払おうとする。
  エヴァンスは避けて地面に着地するとヘッド・シザース。
  リングに戻すとブレーン・バスターからカバー。カウント2。
  エヴァンスが攻めていく。
  コーナーのストロング目がけスペース・ローリングで突進。
  ストロングはキャッチするとダブル・ニー・バック・ブリーカー。
  チョップを浴びせダブル・アーム・スープレックスでカバー。カウント2。
  場外に落とすと晒し者にする。
  リングに戻すと腰を攻める。
  ブレーン・バスターを狙う。
  エヴァンスが後ろに逃れ丸め込み。カウント2。
  コーナーのストロングは突進してきたエヴァンスにショルダー・スルーを狙う。
  エヴァンスはエプロンに着地するとダイビング・クロス・ボディ。
  ストロングはカウント2で返すとすぐにビッグ・ブーツを決める。
  ストロングは余裕のアピール。
  エヴァンスを腰から鉄柱に投げる。
  リングに戻しカバーするもカウント2。
  エヴァンスが丸め込んでいく。カウント2。
  クルーシーフィックスを狙う。
  ストロングは耐えて担ぐとロープの上に落とす。
  再び余裕のアピール。
  甚振るように打撃をいれていく。
  エヴァンスは攻撃を避けるとスペース・ローリング・エルボーにスプリングボード式ニー・アタック。
  両者ダウン。
  エヴァンスがフォア・アームズを避けフォア・アームズを叩き込んでいく。
  スピン・キックにネック・ブリーカーを決める。
  スタンディング・コークスクリュー・シューティングスター・プレスはカウント2。 
  エプロンに逃れたストロングを捕まえDDT。
  そして側転からダイブして飛びつきヘッド・シザース。
  リングに戻しカバー。カウントは2。
  ブレーン・バスターを狙うも腰が痛む。
  ストロングがその隙を突きハーフネルソン・バック・ブリーカー。
  ギブソン・ドライバーにつなげるもカウントは2!
  エヴァンスをコーナーに振り突進。
  エヴァンスは蹴りを入れるとコーナーに乗る。
  ストロングはエヴァンスを引き離すと同時にバック・ブリーカー。
  そしてストロング・ホールド!
  エヴァンスが何とかロープを掴む。
  コーナーに振られたエヴァンスは突進してきたストロングに蹴りを入れると
  ムーンサルト・ダブル・ニーのような技を決める。
  続けてフィッシャーマンズ・バスターを決めるもカウントは2。
  ストロングはエヴァンスのパンツを引っ張りコーナーにぶつける。
  フォア・アームズにチョップをいれロープに走る。
  エヴァンスが蹴りを入れスピン・キックへ。
  ストロングが避けビッグ・ブーツ。
  カバーするもカウントは2。
  エヴァンスをロープに振り打ち上げる。
  エヴァンスは空中で体を捻り肩車で着地するとリバース・ハリケーン・ラナ。
  そしてコーナー上へ!
  ストロングはレフェリーを突き飛ばしてエヴァンスの体勢を崩す。
  そしてスーパープレックス。
  続けてハーフネルソン・バック・ブリーカー。
  ストロング・ホールドでタップを奪う!
  ストロングの勝利!

試合結果

@ジャック・エヴァンスvs.エンジェル・アーモニ
Aハートブレイク・エクスプレス、コーリー・チェイヴィスvs.チェイスン・ランス、セス・ディレイ、ベニー・ブランコ
Bオースチン・エリーズvs.ジェリル・クラーク
Cブライアン・ダニエルソンvs.ジェイ・フューリー
Dブラック・マーケットvs.マスクド・フィッパー#9&#10
Eジミー・レイブvs.トニー・ママルーク
Fエリック・スティーブンス、スティーブ・マディソンvs.コルト・カバナ、サル・リナウロ
G#1コンテンダーズ:ロデリック・ストロングvs.ジャック・エヴァンス