FIP：Florida Rumble 12/10/05 の分析
| 名勝負 | なし |
| 好勝負 | なし |
約２時間１５分。
New Year's Classic 2006と一緒に一枚に収められています。
①ブラック・マーケットvs.ジェイソン・ムーア、ベニー・ブランコ
実力はないのになぜか２大タッグの１つになっているBMのつまらない、悪い試合です。
FIP王者ホミサイドが腕を怪我してしまったがランブル戦の勝者と相手して防衛してやるとアピール。
②フロリダ・ランブル
最初の脱落者２人がタッグ王座に挑戦し、勝者がFIP王座に挑戦。
残り１２人は脱落順にシングルが組まれる、という
この後の全てのブックを決定する特殊なルールがあります。
レイブを長とするDPアソシエイトの存在が１本筋を通したけれども
無駄に道連れになってしまうシーンがあったりと
工夫できるポイントがあるのに見逃してしまった印象があります。
少し悪い試合。
③セス・ディレイvs.チェイスン・ランス
できない事には手をださず
ベーシックな物を基本に軽く自分の色を添える。
好感の持てる内容です。
悪くない試合。
④エリック・スティーブンスvs. コーリー・チェイビス
ヒールvs.ヒール。
椅子を使おうとして両者が反則というフィニッシュでは
そこそこの内容なんて吹っ飛んでしまう。
悪い試合。
⑤コルト・カバナvs.スティーブ・マディソン
相手が独特のスタイルを持つカバナという事で
マディソンは自分を見失ってしまった感があります。
悪い試合。
⑥ロデリック・ストロングvs.ジェイ・フューリー
フューリーは萎縮せず積極的に試合を作ろうとしましたね。
そしてやってる事も悪くない。
只ストロングが完成されていますので
ストロングにそのつもりがなくてもフューリーが見劣りして行きましたね。
平均レベル。
⑦タッグ王座戦：ハートブレイク・エクスプレス（ch）vs.アダム・ピアース、アズリエル
アズリエルはDPアソシエイト入りを拒否した経緯があって
それを根にもったピアースがアズリエルを見捨てるというフィニッシュになっています。
他はHEが持ちネタを披露するファン･マッチです。
悪い試合。
試合後パラザックがホミサイドに王座戦の契約書をかかせます。
ホミサイドは応じるも、これは罠でノーDQ戦となってしまう。
⑧ミラノ・コレクションATvs.サル・リナウロ
ミラノの腕攻めは素晴らしいし
それに対してのサルのセルもまた良いですね。
所々にユーモアを加えながら２人の魅力が入り混じった試合を作り上げました。
平均的な良試合。
⑨ブライアン・ダニエルソンvs.ジェリル・クラーク
こちらもテクニカルな試合に。
アメドラがまったりとヒールで土台を作り上げるとお題目の脚攻めに。
クラークはハイ･フライヤーにもかかわらず
脚を引きずり走れない、という状態でしっかり試合を作って見せました。
これには感心しましたね。
平均的な良試合。
⑩FIP王座戦、ノーDQ：ホミサイド（ch）vs.ジミー・レイブ
すぐにレイブ、アメドラ、ピアースがアズリエル、ホミサイドをリンチする形になります。
そこにウォルトマンが現れ逆転。
ホミサイドがカバーし２分で終了です。
ひどい試合。
結局次のROH大会でアメドラが奪ったんですけど
これならアメドラがランブル戦で予期せぬ勝利をして王座奪取、
レイブらと微妙な亀裂が入る方がストーリーとしては面白そうですよね。
ピアースvs.ウォルトマンの試合を急遽行うことになり次の試合へ。
⑪アダム・ピアースvs.ショーン・ウォルトマン
ピアースは古典的ヒールなので良いゲスト･マッチができる。
パラザックもおまけでついていますしね。
でもメインなのに6分って何なのさ？
悪くない試合。
総評
⑧、⑨は良いけど地味っちゃあ地味ですしねぇ。
大会としても低レベルで締りがないし単品で出ないのも納得。
（執筆日：5/2/09）
DVD Rating:☆☆☆☆☆
注目試合の詳細
なし試合結果
①ブラック・マーケットvs.ジェイソン・ムーア、ベニー・ブランコ②フロリダ・ランブル（勝者：ジミー･レイブ）
③セス・ディレイvs.チェイスン・ランス
④エリック・スティーブンスvs. コーリー・チェイビス（ダブルDQ）
⑤コルト・カバナvs.スティーブ・マディソン
⑥ロデリック・ストロングvs.ジェイ・フューリー
⑦タッグ王座戦：ハートブレイク・エクスプレス（ch）vs.アダム・ピアース、アズリエル
⑧ミラノ・コレクションATvs.サル・リナウロ
⑨ブライアン・ダニエルソンvs.ジェリル・クラーク
⑩FIP王座戦、ノーDQ：ホミサイド（ch）vs.ジミー・レイブ
⑪アダム・ピアースvs.ショーン・ウォルトマン