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Beyond Wrestling:Best of Beyond Wrestling 2023の分析


名勝負 なし
好勝負 ベスト・ブロズ(バリヤン・アッキ、駿河メイ)vs.メイン・イベント(ジェイ・ライオン&マイダス・ブラック)(1/29/23)

IWTV王座戦:マット・トレモント(ch)vs.アレック・プライス(8/13/23)

@ベスト・ブロズ(バリヤン・アッキ、駿河メイ)vs.メイン・イベント(ジェイ・ライオン&マイダス・ブラック)(1/29/23)
 コミカル・ネタにも造詣深いチョコ・プロですから
 メイン・イベントの両極の良さを引き出すことが出来ました。

 アッキ、メイのスリリングな連携はいつもよりも冴え渡っていてどれもハイ・インパクト。
 メイン・イベントもそれに相応するスケール感で渡り歩いており、
 メイン・イベントのポテンシャルがここまであったかと驚きもありました。

 予想以上に中身の詰まった素晴らしい試合でした。
 
 ぎりぎり好勝負。

Aアンソニー・グリーンvs.メーガン・ベイン(7/9/23)
 アンソニーがメーガンのスーパーウーマンっぷりを引き立てつつ
 ちゃんと締めるべき所で絞めていきます。

 メーガンにとってみれば未知の領域で
 アンソニーに頼る部分もありますが、
 アンソニーがしっかり退屈させずにフォロー。

 試合としては伸び悩む部分ありつつも
 アンソニーが引き上げ続けた尽力には頭が下がります。

 メーガンがスタットランダーのように
 男女混合マッチを通してブレイクし得る可能性を見せたキャリア・ベストの試合です。

 中々良い試合。

Bタッグ王座戦:ミラクル・ジェネレーション(ch)vs.G8F(8/13/23)
 G8Fのキャラによるコミカルな部分と
 MGの合体技による見栄えの部分で盛り上げ。

 賑やかさが前面に出つつも孤立をちゃんと形として整えていてベースはしっかり。

 女性のB3CCAがネックになるかと思いきや、
 しっかりついていって頑張っていましたね。

 両者のテンポ感の違いもかえって全体のバランスが取れていました。

 好勝負に少し届かず。

CIWTV王座戦:マット・トレモント(ch)vs.アレック・プライス(8/13/23)
 トレモントが重量で圧倒した上で
 デス・マッチ凶器も持ち込んできます。

 デス・マッチ団体ではないので当然その使用は控えめだが
 それによってアレックのフェイスっぷりを際立たせましたね。

 また、同じく過激なことはしていませんが、
 トレモントが中々の流血を見せたことで絵面は更にエスカレート。

 ただでさえ盛り上がりの良い観客が最高に一体感を伴っていきます。

 アレックがシンダー・ブロックを取り出しリベンジ・モードに入ると
 レスラーがリングを取り巻き更に更に応援に熱が入ります。

 ビッグ・イベントのメインとして演出が大成功した内容です。

 ぎりぎり好勝負。

 (執筆日:12/?/23)