TOPアメリカン・プロレス注目インディー →AIW:Heart of a Champion The Best of Tyler Black in AIW

AIW:Heart of a Champion The Best of Tyler Black in AIWの分析


名勝負 なし
好勝負 なし

2枚、約3時間30分です。

@タイラー・ブラックvs.守部 宣孝(Firestorm 1/25/07)
 意思疎通が出来ずタイラーが勝手にやらせて大枠が自然と出来るのにまかせている。
 悪い試合。

Aタイラー・ブラックvs.マット・クロス(Extreme is Dead 1/26/07)
 タイラーとクロスが対等なのは極めて違和感がある。
 それはともかく試合は適度に攻防を織り込んでいて楽しめる。
 しかしSSPを着地した相手をスクール・ボーイなんて場所的に出来ない事ぐらい少し考えたら分かりそうなものなんだけど。
 そのせいでフィニッシュが弱すぎる。
 少し悪い試合。

Bインテンス王座戦:スターレス(ch)vs.タイラー・ブラックvs.シーマ・ザイオン(The Oncoming Storm)
 3ウェイなんて出来ずヒールのタイラー、ザイオンが支配するゆるーい展開。
 終盤はただの技の羅列的打ち合いで何の意味もない。
 そしてスターレスの魅力のなさっぷりにはびっくりする。
 ひどい試合。

Cインテンス王座戦:スターレス(ch)vs.タイラー・ブラックvs.シーマ・ザイオン(Absolution 2 5/20/07)
 これは詐欺過ぎる。
 Bと同じカードにも関わらずやる気に天と地程の開きがある。
 こちらは最初から集中していて今何が出来るかを瞬時に判断しそれを試合に組み込んでいきます。
 工夫が軽く入っているので只の打ち合いではありません。
 スリリングな内容で入場口横の高台からのダイブまでありましたね。
 8分ありませんでしたがこれは楽しめました。
 まあまあ良い試合。

Dインテンス王座戦:タイラー・ブラック(ch)vs.クリス・ヒーロー(Tomorrow Never Dies 9/30/07)
 ROHではヒー ル同士で絡むことのなかった
 両者が激突するという今大会唯一の目玉カード。
 試合はヒーローが躍動感ある攻めで追い込むも
 仲間を連れた典型的小悪党のタイラーがそれをいなして・・・という物で
 2人のスタイルが見事にミックスされて美しい波を描いています。
 只タイラーはヒール・プレイの使い方は良いんですが
 ベビー/ヒールのダイナミックを生み出すほど強いものではありませんから
 今回のような定番フィニッシュではなく
 全力でのぶつかり合いを最後に見たかった。
 好勝負に届かずも中々良い試合。
 このカードで思いっきりやらせてみたくなるような一戦でした。
 (執筆日:12/3/08)

Eインテンス王座戦:タイラー・ブラック(ch)vs.シェイン・ホリスター(Hell on Earth 3 10/28/07)
 (音声の編集ミスがしばしば見られます)
 まずはタイラーの部下でもあるホリスターがタイラーの動きを読んで翻弄します。
 これに対しタイラーが場外へのボディ・スラムでひっくり返す。
 ホリスターの下手なダメージ表現が出かけましたが、
 思いの外タイラーはヒールとしての試合運びを完成させていて自分のペースに持ち込む事に成功していました。
 後半もホリスターの技はしっかりしているので見応えのあるものになりましたね。
 平均的な良試合。

Fインテンス王座戦:タイラー・ブラック(ch)vs.ジョシュ・プロヒビション(Nightmare before X-mas 1 )
 攻防1シーンを密にした結果、タイラーにプロヒビションが取り込まれ気味となっています。
 外してはいないのでそこそこ楽しめるけど。
 悪くない試合。

Gインテンス王座戦:タイラー・ブラック(ch)vs.ジョニー・ガルガーノ(Destroy Everything 3/21/08)
 お前なんかを倒すのにそんなに時間はいらないと言っておきながら15分という時間設定に救われる。
 そういう狙いは良いがガルガーノが十分に追い込めるだけの働きが出来ず。
 また熱狂を生み出せない中での残り時間のアナウンスは逆効果でしたね。
 ゆったり低クオリティな内容。
 少し悪い試合です。

Hインテンス王座戦、30ミニッツ・アイアン・マン・マッチ:タイラー・ブラック(ch)vs.ジョニー・ガルガーノ(Absolution 3/25/08)
 (小さい映像の乱れが頻繁に起きます)
 試合時間が倍になる訳ですが濃度が薄くなってはいないですね。
 元が低調になったので比較してもあれですけど。
 介入から10分時にタイラー先取、介入防いで22分時に1−1、寸前で3本目決着という
 大枠は設定時間と共に適切で試合を支えています。
 ただタイラーが1人だけで試合を盛り上げている部分も目立ちましたね。
 終盤のタイラーの追い込みは素晴らしいが、あれをガルガーノが耐えると
 ベビーフェイス/ヒール、王者/挑戦者が逆転してしまう。
 2年後に実現して欲しかったカードでしたね。
 平均レベル。

Iタイラー・ブラックvs.マイク・トーラー(Die Another Day 9/21/08)
 トーラーが魅力に欠けるので引き出すのは諦め気味。
 自分の範囲内で観客に働きかけていますね。
 値する相手だと全然示せていないトーラーに一応定番の攻防を行って時間を稼いでいます。
 これでは盛り上がれないですね。
 ようやく終わりがと思ったら丸め込みとはいえトーラーの勝利。
 What?
 悪い試合。

総評
 ガルガーノとアイアン・マン・マッチの記載を見て購入したのだけど2年前という事実を軽視していました・・・。
 ヒーロー戦は良いけどその大会を購入するのと余り変わらないお得度なのは・・・。
 (執筆日:1/10/11)
DVD Rating:☆☆☆☆☆

注目試合の詳細

Dインテンス王座戦:タイラー・ブラック(ch)対クリス・ヒーロー
  腕の取り合い。
  ヒーローが腕を取って持ち上げる。
  タイラーがロープに逃げる。
  ヒーローが素早い動きからクラバート。
  タイラーはロープを掴むと場外に出て間をおく。
  リングに戻る。
  タイラーが腕を取る。
  ヒーローは反復運動から腕をマットに叩きつける。
  タイラーは場外に出るとイラついて物に当たる。
  リングに戻る。
  ヒーローがヘッド・ロック。
  タイラーがグラウンド・ヘッド・ロックに返す。
  ヒーローが反復運動から逃れようとする。
  タイラーは予知して先に離す。
  ヒーローがロープに振る。
  タイラーの ショルダー・タックルを受け止めていく。
  カウンターでドロップ・キックを決める。
  セントーンを決めカバー。カウント1。
  担いでマットに叩きつけると後転からセントーン。
  カバーするもカウント2。
  チョップ。
  チョップ。
  エプロンに出たタイラーにリング内へのブレーン・バスターを狙う。
  耐えるタイラーにチョップ。
  チョップ。
  フォア・アームズへ。
  タイラーは避けるとショルダー・ブロック。
  ロープへのジョー・ブリーカー。
  ロープを使ってのアーム・バーに捕らえる。
  殴りつけロープで締め上げる。
  レフェリーの目をそらしている隙にタイラーの仲間がチョーク。
  タイラーは場外に下りると殴りつけようとする。
  ヒーローは受け止めると殴りつける。
  ヘッド・ロック。
  タイラーが押し飛ばし鉄柱にぶつける。
  リングに戻しカバー。カウント2。
  ヒーローが場外に出て回復しようとするもタイラーの仲間が邪魔になり失敗。
  タイラーがヒーローをロープに押しつける。
  レフェリーの目をそらしている隙に仲間がロープに押しつける。
  タイラーが余裕で観客にアピール。
  ヒーローがチョップ。
  タイラーは殴りつけて倒すとボディ・スラムからニー・ドロップ。
  レッグ・ドロップを決めカバーするもカウント2。
  ヒーローの頭をこづき挑発。
  ロープに振ろうとする。
  ヒーローは防ぐとフォア・アームズ。
  ロープに走る。
  タイラーが蹴りつけロープに振ろうとする。
  ヒーローは防ぐとレッグ・ロック・バック・ドロップ。
  両者ダウン。
  ヒーローが勢いよく打撃を与えていく。
  ビッグ・ブーツからクラバート・スープレックスでカバー。
  タイラーはカウント2で返すと場外に逃げる。
  ヒーローが場外ダイブへ。
  避けられると見るや前転で場外に下りるとチョップ。
  殴りつけリングに戻す。
  スプリングボード式の技を狙う。
  脚にしがみついてきたタイラーの仲間を蹴り飛ばす。
  隙を突こうとしてきたタイラーにショルダー・ブロック。
  またタイラーの仲間が邪魔しようとする。
  ヒーローはロープ越しに飛んで避けると同時にリングに戻ると
  ロープ越しにドロップ・キックで排除する。
  ロープ際に近づいてきたタイラーの脚を取って倒すと
  ロープ越しに飛んでセントーン。
  カバーするもカウント2。
  リリース・スープレックスを狙う。
  タイラーが逃れ殴りつけていく。
  ビッグ・ブーツからロープに走る。
  ヒーローがかわし戻ってきた所にローリング・フォア・アームズ。
  リリース・スープレックスを決めカバー。カウント2。
  クラバート・スープレックスへ。
  後ろに逃れたタイラーに裏拳。
  タイラーがふらつきながらもペイレイ・キック。
  続けてスプリングボード式クローズライン。
  カバーするもカウント2。
  タイラーが殴りつける。
  ヒーローも殴り返す。
  ヒーローがチョップ。チョップ。
  ロープに走る。
  タイラーがビッグ・ブーツ。
  スタンディング・シューティングスター・プレスへ。
  ヒーローはクラバートで受け止めるとクラバート・スープレックス。
  続けてビッグ・ブーツ。
  カバーするもカウント2。
  パワー・ボムを決める。
  カウント2で返されるやハングマンズ・クラッチ。
  タイラーの仲間がエプロンに上がってくる。
  ヒーローは離すとビッグ・ブーツを叩き込む。
  その隙を突いてタイラーが丸め込み1,2,3!
  呆然とするヒーローを2人でリンチ。
  ヒーローが回復するや逃げていく。

試合結果

@タイラー・ブラックvs.守部 宣孝(Firestorm 1/25/07)
Aタイラー・ブラックvs.マット・クロス(Extreme is Dead 1/26/07)
Bインテンス王座戦:スターレス(ch)vs.タイラー・ブラックvs.シーマ・ザイオン(The Oncoming Storm)
Cインテンス王座戦:スターレス(ch)vs.タイラー・ブラック(新チャンピオン!)vs.シーマ・ザイオン(Absolution 2 5/20/07)
Dインテンス王座戦:タイラー・ブラック(ch)vs.クリス・ヒーロー(Tomorrow Never Dies 9/30/07)
Eインテンス王座戦:タイラー・ブラック(ch)vs.シェイン・ホリスター(Hell on Earth 3 10/28/07)
Fインテンス王座戦:タイラー・ブラック(ch)vs.ジョシュ・プロヒビション(Nightmare before X-mas 1 )
Gインテンス王座戦:タイラー・ブラック(ch)vs.ジョニー・ガルガーノ(15分時間切れ)(Destroy Everything 3/21/08)
Hインテンス王座戦、30ミニッツ・アイアン・マン・マッチ:タイラー・ブラック(ch)vs.ジョニー・ガルガーノ(新チャンピオン!)(2−1)(Absolution 3/25/08)
Iタイラー・ブラックvs.マイク・トーラー(Die Another Day 9/21/08)