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AAW:Best of AAW 2015の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

@AAWヘビー級王座戦、イリミネーション・マッチ:エディ・キングストン(ch)vs.サモア・ジョーvs.ジョシュ・アレキサンダー(5/1/15)
 キングストンが場をかき乱しながら
 このカードに期待するハード・ヒットを
 3ウェイの目まぐるしさで行っていきます。

 等価にそれぞれが機能していますね。

 スポットの見応えもしっかりあります。

 王者のキングストンが最初の脱落というサプライズで勢いをつけると
 最後までタフな攻防を通して盛り上げました。

 好勝負に少し届かず。
 (執筆日:7/?/21)

Aトマッソ・チャンパvs.クリス・ヒーロー(7/17/15)
 ヒーローはビッグ・ブーツを思いっきり叩き込んでKOスタイル。
 チャンパも気性の激しさそのままに
 あくまでストライカーとして対峙します。
 体格差が違うもののそこは悪い意味で余り意識させないですね。
 また、チャンパも受けの表現弱めなので
 必至に食らい付いて応援を引き出す感じでもない。
 そういう意味ではハード・ヒットながら燃えにくい展開。
 チャンパはもっと弱い部分を見せて、
 攻めにスピード感を持たせたかったですね。
 ヒーローの2種類のハード・ヒッティング・マッチの内、
 退屈な方の試合でしたね。
 中々良い試合。

Bジョニー・ガルガーノvs.クリス・ヒーロー(9/18/15)
 ガルガーノがヒーローの攻めをかわし翻弄。
 ヒーローがハードなビッグ・ブーツ等
 一発でひっくり返しにかかる展開です。

 ガルガーノが細かく一進一退を作りこんでおり、
 これまでのヒーローのハード・ヒッティング・マッチの中では
 一味違う印象に仕上がっています。

 しかし頑なにダウン数を抑えていますが、
 ダウンするからこその表現もある訳で
 もう少しメリハリをつけたいところ。
 ダウンしてすぐ起き上がっても良いので。

 ヒーローの厳しい攻めにガルガーノが驚異の粘りを見せ、盛り上がりました。
 好勝負に少し届かず。

CAAW王座戦、3本勝負:ジョニー・ガルガーノ(ch)vs.イーサン・ペイジ(10/9/15)
 1本目のフィニッシュはクイック。
 全体を通し緩急はついていてクオリティは確かですし、
 ペイジのキャラに合っていて良いと思いますが、
 一度クイック狙いをしつこくしていましたからね、
 その上での丸め込み決着は意味合い弱し。

 2本目
 ガルガーノにゆとりが見えますが、
 挑戦者としてはどうかな、という印象。
 イーサンが卑怯さをしっかり演出した
 ロー・ブロー絡みのフィニッシュで1-1に追いつきます。
トペ合戦に絡めた見せ方も良かった。

 3本目。
 攻防は流石に抗争を繰り広げてきただけあって
 量・質共に申し分ないですね。
 そこにレフェリー気絶からブックによる演出を加えて
 クライマックスへと転調を遂げたのは見事。
 ただ3本勝負としてはコンパクト・オーソドックスな演出かな。
 好勝負に少し届かず。

Dクリス・ヒーローvs.ペンタゴンJr.(11/28/15)
 ヒーローvs.ジョーのときみたいに
 ドリーム・マッチとして迎えられています。
 ペンタゴンがYバックス並みにスーパー・キックを多用して、
 一進一退を行っていたのは面白かったですね。
 ヒーローの細かな変化も良い感じ。
 ただ後半はペンタの異質性が薄れて
 ヒーローの世界観に丸く収まってしまった印象。
 終盤にこそ化学反応が見たかった。
 中々良い試合。
 (執筆日:6/?/17)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@AAWヘビー級王座戦、イリミネーション・マッチ:エディ・キングストン(ch)vs.サモア・ジョーvs.ジョシュ・アレキサンダー(新チャンピオン!)(5/1/15)
Aトマッソ・チャンパvs.クリス・ヒーロー(7/17/15)
Bジョニー・ガルガーノvs.クリス・ヒーロー(9/18/15)
CAAW王座戦、3本勝負:ジョニー・ガルガーノ(ch)vs.イーサン・ペイジ(2-1)(10/9/15)
Dクリス・ヒーローvs.ペンタゴンJr.(11/28/15)