TOPアメリカン・プロレス注目インディー →AAW:Point of No Return 4/21/12

AAW:Point of No Return 4/21/12の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

@オーサム・スリーサムvs.デイビー・ベガ、マット・フィチェット
Aマーカス・クレーンvs.ダン・ローレンス
BCLASH vs.ジョシュ・レイモンド、クリス・エイブル、TDトーマス
Cタッグ王座戦:エリック・キャノン、ジミー・ジェイコブス(ch)vs.ダーリン・コービン、マリオン・フォンテイン
Dメイソン・ベックvs.ACH
Eデイビー・リチャーズvs.シェイン・ホリスター
Fミスチーフvs.ダニー・ダニエルズ

GAAW王座戦、3本勝負:サイラス・ヤング(ch)vs.マイケル・エルガン
 エルガンはヘリテイジ王者なのでチャンピオン対決ですね。
 最初のレスリングはそれ自体素晴らしいといえる程ではないですが
 エルガンはクロス・フェイスでトップに立つ資質があることを、
 サイラスは王者の意地で押さえ込もうとする様を表現できているので
 土台として試合に含みを持たせることに成功している。
 均衡状態の中で微細な個性を表現しました。

 エルガンが場外に出たサイラスにエプロンへのバック・ドロップ。
 打撃耐性も示しながら腰攻めでサイラスを苦しめます。
 時間を使いながらも密度を落としていない点で狙いは成功しているといえるでしょう。
 サイラスがエルガンをコーナーに自爆させて肩狙いへ。
 ここで大体20分経過となります。

 エルガンが再び攻勢に立ち、
 パワフルな大技と相手を見下ろす表現で魅せます。
 ただしここでその武器を勢いに直結すれば良いのに
 時間の都合上グダグダと攻防を続けたのはマイナス。
 勢いにのって素晴らしい攻防を行なうことができるのは
 その直後、30分前の攻防で自ら証明しているんですからね。
 30分を超えるとサイラスの女子マネが介入、
 パウダー攻撃やらを含めてブック上の演出が入ります。
 乱入者など数多くネタを用意していますが
 時間を埋める意向が強すぎてとてもそれだけ数を入れ込む必然性は感じません。
 そもそも時間帯がブック上の演出に不適切です。
 45分以降は場外戦後リングに戻っての返しあいをグダグダと続け60分時間切れ。
 旬のレスラーであるエルガンの60分マッチということで期待していたものの
 かなり無理をした内容となっており2人の資質を損ねる結果となっている。
 平均的な良試合。

総評
 力を入れてきたカードに見えますが、その力の入れ方が間違ったか。。
DVD Rating:☆☆☆☆☆
(執筆日:6/15/12)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@オーサム・スリーサムvs.デイビー・ベガ、マット・フィチェット
Aマーカス・クレーンvs.ダン・ローレンス
BCLASH vs.ジョシュ・レイモンド、クリス・エイブル、TDトーマス
Cタッグ王座戦:エリック・キャノン、ジミー・ジェイコブス(ch)vs.ダーリン・コービン、マリオン・フォンテイン
Dメイソン・ベックvs.ACH
Eデイビー・リチャーズvs.シェイン・ホリスター
Fミスチーフvs.ダニー・ダニエルズ
GAAW王座戦、3本勝負:サイラス・ヤング(ch)vs.マイケル・エルガン(1-1)(60分時間切れ)