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AAW:Best of 2011の分析


名勝負 なし
好勝負 アイ・クイット・マッチ、ルーザー・リーブス・フォー90デイズ:ジミー・ジェイコブスvs.エリック・キャノン(Windy City Classic VII 11/26/11)

@シェイン・ホリスターvs.デイビー・リチャーズ(Path of Redemption 2/11/11)
Aエリック・キャノンvs.シーマ・ザイオン(7th Anniversary 3/12/11)
BAAW王座戦:サイラス・ヤング(ch)vs.ダン・ローレンスvs.ジミー・ジェイコブス(7th Anniversary 3/12/11)
Cタッグ王座戦、ラダー・マッチ:アイリッシュ・エアボーンvs.ゼロ・グラヴィティー(Epic 5/13/11)

Dマイケル・エルガンvs.アレックス・シェリー(Epic 5/13/11)
 スピードにのりながら同時にエルガンの体格も誇示。
 2人の間の微妙なせめぎ合いもバランスが取れています。
 エルガンが怪力を使った切り返しを次々に披露すれば、
 シェリーも目まぐるしい動きで翻弄していく。
 お互いの良さが存分に出ていますね。
 間を開けてクライマックスの演出をしっかり差別化したのもナイス。
 +5分与えて20分試合にすれば普通に好勝負狙えました。
 中々良い試合。

Eグレゴリー・アイアン、コルト・カバナvs.オーサム・スリーサム(Scars and Stripes 7/23/11)
Fシェイン・ホリスターvs.ルイス・リンドン(A Reign of Violence 8/20/11)

Gシェイン・ホリスターvs.アレックス・シェリー(Defining Moment 9/30/11)
 ホリスターは身体能力が高く、
 それに加えて技の決めるタイミングを意識しているので
 変幻の曲者スタイルという印象があります。
 だからこそこのカードは同タイプの対決として期待していた。
 しかし試合が始まってみると
 ホリスターの見せ場ばかり。
 シェリーが要所でカウンターを打つも、
 すぐにホリスターが反撃するため
 スターであるシェリーが全然アピール出来ていない印象を受けます。
 シェリーがヘタレ・ヒールでもないのにこのアンバランスはないですね。
 一応試合の形を作ってはいるが期待外れ。
 ただ観客席へのスプリングボード・ダイブ後の終盤は見応えがありました。
 シェリーがこれで決まっただろ、という身振りをするので一発一発目を離せませんでしたし、
 ガードしてもダメージを負う等満身創痍のセルがドラマチックでした。
 ホリスターもシェリーの予想の上を行く動きがちゃんと出来ていましたね。
 平均的な良試合。
 (執筆日:?/?/11)

Hサイラス・ヤングvs.コルト・カバナ(Defining Moment 9/30/11)

Iドン・ローレンス、サムライ・デル・ソル、ゼロ・グラヴィティー
vs.トミー・トレズニック、キャメロン・スカイ、Jミラー、オースチン・マニックス(War is Coming 10/28/11)

Jキース・ウォーカー、N8マットソン、ジェシー・エマーソンvs.マリオン・フォンテイン、ダーリン・コービン、ダニー・ダニエルズ(War is Coming 10/28/11)

KAAW王座戦:サイラス・ヤング(ch)vs.ライノ(War is Coming 10/28/11)
 重厚なスタート。
 ライノが力強く押し相撲をすれば
 サイラスはJrヘビー級並みに軽快に動いて凌ごうとする。
 同じ機動力という強みを持ちながら別の形で活かしている。
 ベルト攻撃狙い、ゴア狙いと構成の転換点は単純なものですが
 ライノの場合、いつもの事ですから見逃しましょう。
 中盤はサイラスがじっくりリングを支配。
 終盤もヘビー級のごつさを売りに攻防を。
 サイラスが地味に試合の変化をつけていたのには感心しました。
 ライノですから攻防を長々とチェーンさせる事は出来ません。
 しかしレフェリー気絶、テーブルを使ったTVプロレス的演出で大いに盛り上げました。
 予想を超える内容でメインを堂々と張ってのけた。
 中々良い試合。
 (執筆日:?/?/11)

Lマイケル・エルガンvs.BJウィットマー(Windy City Classic VII 11/26/11)
 適度なリズムでありながら
 ヘビー級の重み、荒々しさも両立させていますね。
 BJがタフマンとして決して相手を簡単に上回らせず素晴らしい働きを見せました。
 一方でハリケーン・ラナを使ったり
 後半の動きができる自由度の高さをアクセントにしている。
 それでいて本筋は硬派なのだから良いですね。
 2人の魅力が出たぶつかり合い。
 好勝負に少し届かず。

MAAW王座戦:サイラス・ヤング(ch)vs.ドン・ローレンスvs.ジョニー・ガルガーノvs.サミ・キャリハンvs.Jミラー(Windy City Classic VII 11/26/11)

Nアイ・クイット・マッチ、ルーザー・リーブス・フォー90デイズ:ジミー・ジェイコブスvs.エリック・キャノン(Windy City Classic VII 11/26/11)
 IWA-MSでも素晴らしい乱戦を見せた両者。
 早々に場外戦に移りつつもベースのテンポが良好でだれませんね。
 過剰すぎないスポットを織り交ぜながら
 会場の外やトイレでアクションを繰り広げます。
 エリックがトペを狙ったジェイコブスに椅子を投げつけ流血させます。
 その傷口に更に釘を打ち込んだのはえぐかったですね。
 両者のタイミングがばっちり合ったカウンターで攻防を見せると再びストーリー・シーンへ。
 今度はキャノンがテープを持ち出してきてジェイコブスを後ろで縛ります。
 ジェイコブスの流血がリアルに心配させる程で、
 そんな中後ろでで庇えない中、エリックが再び釘に。
 これは本当に恐ろしいシーンでマグナムTA vs.ブランチャードを思い出しましたね。
 ジェイコブスが釘でリベンジを果たした後の
 攻防が冗長すぎるきらいがあったのは勿体無かったものの熾烈な遺恨戦でした。
 ぎりぎり好勝負。

(執筆日:6/?/13)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@シェイン・ホリスターvs.デイビー・リチャーズ(Path of Redemption 2/11/11)
Aエリック・キャノンvs.シーマ・ザイオン(7th Anniversary 3/12/11)
BAAW王座戦:サイラス・ヤング(ch)vs.ダン・ローレンスvs.ジミー・ジェイコブス(7th Anniversary 3/12/11)
Cタッグ王座戦、ラダー・マッチ:アイリッシュ・エアボーンvs.ゼロ・グラヴィティー(Epic 5/13/11)
Dマイケル・エルガンvs.アレックス・シェリー(Epic 5/13/11)
Eグレゴリー・アイアン、コルト・カバナvs.オーサム・スリーサム(Scars and Stripes 7/23/11)
Fシェイン・ホリスターvs.ルイス・リンドン(A Reign of Violence 8/20/11)
Gシェイン・ホリスターvs.アレックス・シェリー(Defining Moment 9/30/11)
Hサイラス・ヤングvs.コルト・カバナ(Defining Moment 9/30/11)
Iドン・ローレンス、サムライ・デル・ソル、ゼロ・グラヴィティー
vs.トミー・トレズニック、キャメロン・スカイ、Jミラー、オースチン・マニックス(War is Coming 10/28/11)
Jキース・ウォーカー、N8マットソン、ジェシー・エマーソンvs.マリオン・フォンテイン、ダーリン・コービン、ダニー・ダニエルズ(War is Coming 10/28/11)
KAAW王座戦:サイラス・ヤング(ch)vs.ライノ(War is Coming 10/28/11)
Lマイケル・エルガンvs.BJウィットマー(Windy City Classic VII 11/26/11)
MAAW王座戦:サイラス・ヤング(ch)vs.ドン・ローレンスvs.ジョニー・ガルガーノvs.サミ・キャリハンvs.Jミラー(Windy City Classic VII 11/26/11)
Nアイ・クイット・マッチ、ルーザー・リーブス・フォー90デイズ:ジミー・ジェイコブスvs.エリック・キャノン(Windy City Classic VII 11/26/11)