RPW:Best of RPW 2018の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | デヴィッド・スターvs.マイク・ベイリー(2/4/18) 統一ブリティッシュ・ヘビー級王座戦:ザック・セイバーJr.(ch)vs.石井智宏(WrestleCon 4/6/18) |
@ピート・ダンvs.クリス・ブルックス(1/7/18)
ピートが奇襲すると容赦ない打撃。
拳を打ちつけ流血させて
観客席にパワー・ボム、と無慈悲極まりない。
ただ一方的なので退屈という見方もありますね。
これに対しクリスは反撃はダイブから。
定番で悪くはないですが流血までしたのですから
いつもとは違った形で作りたかったですね。
8:2の攻守バランスで良い試合に仕上げていますが、
いつも以上のドラマ性、とまではいかなかった。
中々良い試合。
Aウィル・オスプレイvs.マーク・アンドリュース(1/20/18)
不意打ちから試合を始めると
場外に転じて、と流れるように技を繋げていきます。
そのスムーズさは買うものの
どうしても攻防を作るための繋ぎになっていますね。
10分未満の試合時間ではそれも矯正されず
最後まで走りきる形に。
平均的な良試合。
Bタッグ王座戦:マスタッシュ・マウンテン(タイラー・ベイト、トレント・セヴン)(ch)vs.鈴木軍(鈴木みのる、ザック・セイバーJr.)(1/20/18)
みのるの張り手合戦からラフに場外戦に転じ、
ベイトの孤立シーンに移っていきます。
みのるを立てた上でセヴンが持ち味出していて楽しいのですが
みのるはヘビー級として位置づけが飛びぬけている訳でもないし、
全体的に仮想的な中でのやり取りの中で落ち着いてしまっている。
やっていることは間違いないのですが、
試合としては化けることはなかった。
平均的な良試合。
Cデヴィッド・スターvs.マイク・ベイリー(2/4/18)
スターが引いてベイリーの愚直さを際立たせます。
プランチャを阻止したスターが
エプロンへのスイング・バック・ドロップ。
蹴りを押しのけてクロス・ボディで潰したりと
スターは細かな工夫を常に入れ続けてくる。
この引き出しの多さには感心しましたね。
リングのポジションを替えて
様々に繋げて行くその足裁きもトップ・レベルです。
ベイリーもぎりぎりの所を狙う危うい攻めで
ミッド・カードとは思えないニア・フォール合戦。
これを返してくるなら更に凄い技を、という連鎖は
やりすぎて終盤落としどころがなくなりかけていますが、
だからこそ最後のチープ・フィニッシュも説得力があった。
ぎりぎり好勝負。
Dザック・セイバーJr. vs.トラヴィス・バンクス(2/4/18)
セイバーはトラヴィスの打撃の威力をスケール・アップさせた上で
カウンターで腕攻め地獄。
それぞれ相手を立てた上で
主張して相手に踏み込んで行くので
非常に綺麗に試合のボルテージは高まっていきましたね。
そこから跳ねる要素がもう一つあれば更に良かったですね。
好勝負に届かずも中々良い試合。
(執筆日:3/?/18)
E統一ブリティッシュ・ヘビー級王座戦:ザック・セイバーJr.(ch)vs.石井智宏(WrestleCon 4/6/18)
セイバーが小生意気な挑発。
石井の反撃に一発一発ダウン受けして立てつつも
即座に複雑なサブミッションに捕らえてくるのがにくいですね。
石井が愚直で良い意味で攻めの流れが予想のつくものだけに
セイバーの意表を突くサブミッションは映えてきます。
終盤の攻防もめまぐるしく綺麗なケミストリーでした。
若干スケール感足りないかな、という気もするけれど
裏WMにふさわしい内容ではないでしょうか。
ぎりぎり好勝負。
注目試合の詳細
なし試合結果
@ピート・ダンvs.クリス・ブルックス(1/7/18)Aウィル・オスプレイvs.マーク・アンドリュース(1/20/18)
Bタッグ王座戦:マスタッシュ・マウンテン(タイラー・ベイト、トレント・セヴン)(ch)vs.鈴木軍(鈴木みのる、ザック・セイバーJr.)(新チャンピオン!)(1/20/18)
Cデヴィッド・スターvs.マイク・ベイリー(2/4/18)
Dザック・セイバーJr. vs.トラヴィス・バンクス(2/4/18)
E統一ブリティッシュ・ヘビー級王座戦:ザック・セイバーJr.(ch)vs.石井智宏(WrestleCon 4/6/18)