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TWC:Universal Uproar 11/12/05の分析


名勝負 なし
好勝負 コルト・カバナvs.ナイジェル・マッギネス

ホミサイドvs.ロウ・キー

小橋建太、潮崎豪vs.秋山準、ダグ・ウィリアムス

@ジョディ・フレッシュ、ジェームス・タイ、アヴィヴ・マヤーンvs.ジョニー・ストーム、アメージング・レッド、スパッド
Aディーロ・ブラウンvs.ジョーEレジェンド

Bコルト・カバナvs.ナイジェル・マッギネス
 期待通りのユーロ・レスリング。
 カバナは持ち前のユーモアを見せますが
 単純な身のこなしの凄さも織り込まれています。
 ナイジェルは後手に回り淡々と対処していく。
 そこにはギャップがありながらも共通の根底に純粋な技術があります。
 ブリッジを崩すためにカバナがロー・ブローを打ったところから
 ナイジェルが切れてヘッド・バッドにエルボーを繰り出します。
 素晴らしい荒々しさで一気にヒート・アップしましたね。
 最後が敢えてミサイル・キックで決まったのも良い。
 素晴らしい世界観の中で試合を構成しました。
 ぎりぎり好勝負。

Cホミサイドvs.ロウ・キー
 ロウ・キーがいつもながらにキレています。
 ホミサイドも高い緊張感を持って素早さで対抗していく。
 やはり教え子とあっては手を抜けませんね。
 真っ向からのぶつかり合いで、
 相互の理解も伺える上質な攻防。
 後半にかけては着実にクオリティが右肩上がりでした。
 ぎりぎり好勝負。

Dシャノン・ムーアvs.ソンジャイ・ダット
Eアレックス・シェイン、マーティン・ストーン、アイスマン、スティックスvs.ミック・フォーリー、サンドマン、スティーブ・コリノ、ポール・トラヴェール

F小橋建太、潮崎豪vs.秋山準、ダグ・ウィリアムス
 まずは小橋vs.ダグでチョップvs.アッパーカート。
 小橋の豪にダグの柔で相性良かったですね。
 潮崎が秋山相手のレスリングで引けを取らないところを見せ、
 非常に期待感高まる形で序盤をスタートできました。
 小橋と秋山の絡みが最初の大きな見せ場。
 小橋の攻撃は情熱的でハードですね。
 秋山を孤立させた後も手を抜かず
 Noahらしい激しい技の叩き込みで追い込んでいきます。
 潮崎も勢いがあり小橋が生んだエネルギーを落とさずにスムーズに試合をつなげます。
 場外戦を挟んで潮崎の孤立に転換。
 秋山、ダグがまさにこれしかない、という技を常に選択し素晴らしい流れを生みます。
 終盤は30分越えの試合としてはやや控えめで
 潮崎とダグを中心に据えて締めて来たので、ある程度小さくまとめられた印象。
 しかしながら完成度はかなり高いし、
 UKでこの試合が実現したことにドラマ性もある。
 文句なしに好勝負です。
 
@スティービー・リン、ロウ・キーvs.アイスXVII、アメージング・レッド(3CW)
 まずはリンとロウ・キーが上質なレスリング。
 リンがレッドに代わるとこの数え歌定番の演武で盛り上げます。
 アイスはこの面子の中では体重がありますがヘタレ役を務めています。
 中盤はレッドが孤立。
 ロウ・キーとの攻防は鉄板で印象的なスポットからタッチ成功。
 3CWの個性的な技も冴え良かったですね。
 タッグ的な動きがないのでやや展開が乏しい印象はありますけど。
 最後は入り乱れてインパクトのある技を打ち合い〆。
 中々良い試合でした。


総評。
 前回に続き好勝負続出。
 他のゲスト・マッチはクオリティ低かったようで、
 5つ星とまではいかないまでも年間最高大会の候補になりえるレベルでしょう。
 入手は相当困難ながらメインだけならNoahで放送されたのでSBJで手に入れられますね。
 (執筆日:10/1/12)
DVD Rating:★★★★☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@ジョディ・フレッシュ、ジェームス・タイ、アヴィヴ・マヤーンvs.ジョニー・ストーム、アメージング・レッド、スパッド
Aディーロ・ブラウンvs.ジョーEレジェンド
Bコルト・カバナvs.ナイジェル・マッギネス
Cホミサイドvs.ロウ・キー
Dシャノン・ムーアvs.ソンジャイ・ダット
Eアレックス・シェイン、マーティン・ストーン、アイスマン、スティックスvs.ミック・フォーリー、サンドマン、スティーブ・コリノ、ポール・トラヴェール
F小橋建太、潮崎豪vs.秋山準、ダグ・ウィリアムス
@スティービー・リン、ロウ・キーvs.アイスXVII、アメージング・レッド(3CW)