TOPアメリカン・プロレステリトリー(NWA) →Portland:The Best of Ric Flair The Nature Boy Disc 22

Portland:The Best of Ric Flair The Nature Boy Disc 22の分析


名勝負 なし
好勝負 NWA王座戦、3本勝負:リック・フレアー(ch)vs.ブレット・ソイヤー(4/10/82)

Wrestletapesより購入。

@NWA王座戦、3本勝負:リック・フレアー(ch)vs.ブレット・ソイヤー(4/10/82)
 地方スターとの防衛戦とあってフレアー・システムが炸裂するのかと思いきや
 ブレットが相手のコントロールを前提としない程動き回ります。
 大きなスケールではフレアーが展開付けこそしていますが
 小さなスケールではナチュラルに交錯するレスリング。
 その創造性は光るものがあります。
 拳の打ち合いでヒート・アップさせてから丸め込みでフレアーが1本。
 
 2本目はまずブレットがヘッド・ロック戦略。
 動かし方がワン・パターンではなくて良いですね。
 また意外にフレアーを導く受けもある。
 ロープ・ワークやサブミッションを効果的に使って盛り上げていきます。
 2本目なのであっさり取れるかと思いきやフレアーもストレート勝利を狙いに行き、
 2本目とは思えない一進一退の鬩ぎ合いには手に汗を握りました。
 3本目もその熱を引き継いで盛り上げました。
 ブレットにスター・パワーが足りないことが残念だったものの、それ以外は立派な試合でした。
 ぎりぎり好勝負。
  
ANWA王座戦、3本勝負:リック・フレアー(ch)vs.ブレット・ソイヤー(10/10/82)
 前回よりも調整しながら攻防。
 フレアーが場外でバック・ブリーカーを決め、腰から鉄柱にぶつけるなど
 腰攻めでブレットを一方的に攻める展開となっています。
 ブレットが拳で大きなうねりを起こすも丸め込みで1本取られます。
 より感情的に訴える再戦となっていますね。
 2本目はブレットが他ならぬ4の字でタップを奪います。
 3本目は両者の疲労表現が冴え渡りました。
 ダメージが残る中でそれぞれ厳しく、十分の間を持って攻めあいました。
 前回より若干劣るかなと思うものの素晴らしい試合。
 好勝負に少し届かず。

Bリック・フレアー、リップ・オリバーvs.ロディ・パイパー、ビリー・ジャック・へインズ(5/14/83)

CNWA王座戦:リック・フレアー(ch)vs.ビリー・ジャック・へインズ(10/20/84)
 序盤は通常レスリング。
 そこからビリーがヘッド・ロック戦略に持って行きます。
 ただブレットがやったそれと比べると形式的。
 ビリーがマッチョなレスラーとあって
 試合自体もフレアーの典型的なシステムになっていますね。
 ロー・ブローやパイル・ドライバーで盛り上がるも最後はアルバーノの乱入というオチ。
 良い試合ではあるものの特筆すべきものはないですね。
 平均的な良試合。

DVD Rating:★★☆☆☆
 (執筆日:9/2/12)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@NWA王座戦、3本勝負:リック・フレアー(ch)vs.ブレット・ソイヤー(2-1)(4/10/82)
ANWA王座戦、3本勝負:リック・フレアー(ch)vs.ブレット・ソイヤー(2-1)(10/10/82)
Bリック・フレアー、リップ・オリバーvs.ロディ・パイパー、ビリー・ジャック・へインズ(5/14/83)
CNWA王座戦:リック・フレアー(ch)vs.ビリー・ジャック・へインズ(DQ)(10/20/84)