TOPアメリカン・プロレステリトリー(NWA) →Mid South/UWF:Best of Mid South/UWF 1984

Mid South/UWF:Best of Mid South/UWF 1984の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

@ミッドナイト・エクスプレスvs.マグナムTA、ミスター・レスリングII(2/10/84)
 MNEは場外で間を空けすぎだしレスリングIIのコミカルっぽい動きも必要性を感じさせません。
 そのため本筋に入るまでに時間をかけすぎだけど
 攻めっぷり/受けっぷりは双方とも良いですね。
 絶妙のスポットからマグナムを捕らえ、腕狙いで孤立させます。
 マグナムはややカリスマ性に依存しながらも良い捕まりっぷりでしたね。
 レスリングIIが無双した後、パウダーで不透明決着。
 平均的な良試合。

Aノース・アメリカン王座戦、ノーDQ:マグナムTA(ch)vs.テッド・デビアス(5/27/84)
 マグナムが抜群の打撃を繰り出し、デビアスは上手く空間を移動しながら受けていきます。
 中盤はデビアスが場外の攻防から支配。
 マグナムを流血させぎりぎりまで追い込みます。
 終盤は殴り合いに上手く流れを持って行きフィニッシュ。
 ノーDQとしては綺麗にまとまりすぎているのが欠点でしょうか。
 中々良い試合。

Bノース・アメリカン王座戦、ノーDQ:マグナムTA(ch)vs.テッド・デビアス(5/27/84)
 Aと同じカードですが同日、別都市OKCで行われた試合です。
 やや試合時間が短い事もあって軽く圧縮。
 その上で不意打ちスタートと場外戦がくっついたりと
 より複数の要素を絡めた展開、一進一退が目立つ内容となっています。
 良い攻防ではあったもののどうやら自由にやるレベルには達していなかったようですね。
 大きな流れを生んだDには叶わず。
 平均的な良試合。

Cロックン・ロール・エクスプレス、ジム・デュガンvs.ミッドナイト・エクスプレス、エルニー・ラッド(6/8/84)
 R&R EとMNEの相性はご存知の通り。
 それにブロウラー、デュガンと長身のラッドを加える事で
 攻め手/受け手双方をパワー・アップしようという目論見。
 確かにその狙いは成功して観客は異常な熱狂を見せています。
 ただラッドはこけおどしで怖さも強さもなければ満足に走れさえしないし、
 両エクスプレスもNWAで見せるような技巧は余り見せていない。
 ファン・マッチの息を出ませんね。
 最後は6人の乱戦で絵をつけて丸く収めました。
 平均より少し上。

Dテッド・デビアスvs.マグナムTA(7/6/84)
テッド・デビアスvs.マグナムTA(7/6/84)
 序盤ではデビアスのリードにマグナムがしっかり反応して
 面白いようにデビアスを攻めていきます。
 中盤はデビアスが支配。
 中盤の前半においてはデビアスが場外でボディ・スラムを打つなど
 腰を狙って理屈を通しますが、
 後半においては腰なんか関係なくラフに打って出て
 終盤のために観客を煽りたてているが上手いですね。
 流血したマグナムが反撃して終盤へ。
 その際トップ・ロープが壊れます。
 デビアスがこのターン・バックルを凶器に使おうとする
 アドリブを見せたのは流石だな、と唸りましたね。
 充実の15分間でした。
 好勝負に少し届かず。
(執筆日:6/27/10)

注目試合の詳細

Aノース・アメリカン王座戦、ノーDQ:マグナムTA(ch)vs.テッド・デビアス(5/27/84)
  デビアスが背を向けたマグナムに襲い掛かる。
  殴りつけターン・バックルにぶつける。
  別のターン・バックルにぶつけ殴りつける。
  ロープに振りバック・エルボー。
  殴りつけエルボー。
  場外に落とす。
  場外に下りるとエプロンに叩きつける。
  テーブルに叩きつける。
  起こしてテーブルに叩きつける。
  起こそうとする。
  マグナムがデビアスをテーブルに叩きつける。
  殴りつける。
  殴り合い。
  マグナムがボディ・スラム。
  後ずさりするデビアスを殴りつける。
  デビアスはたまらずリングに逃げる。
  マグナムが後を追う。
  コーナーに追い詰め殴りつける。
  コーナーに振りショルダー・スルー。
  デビアスが許しを請う振りから蹴りを放つ。
  マグナムは受け止めると回して殴り飛ばす。
  デビアスが場外に逃げる。
  マグナムが後を追い殴りつける。
  殴りつける。
  エプロンに叩きつける。
  デビアスがたまらずリングに逃れる。
  マグナムが後追いコーナーに追い詰める。
  殴りつけていく。
  コーナーに振り突進。
  デビアスがかわしてコーナーに激突させる。
  セカンド・ロープからエルボーを打ちおろす。
  フィスト・ドロップ。
  もう1発。
  チョーク。
  チョークを繰り返す。
  ロープに喉を押し付ける。
  ターン・バックルにぶつける。
  コーナーに振ろうとする。
  マグナムが振り返し10カウント・パンチ。
  レフェリーが注意して離れさせる。
  デビアスがこっそりとグローブを装着。
  それでマグナムを殴りつける。
  レフェリーに状態を確認するよう言う。
  マグナムが流血。
  デビアスがマグナムを殴り倒していく。
  場外に落とす。
  柵に叩きつける。
  起こすと鉄柱にぶつける。
  起こすと殴りつける。
  リングに戻す。
  ロープに振りショルダー・スルー。
  ロープに振りパワー・スラム。
  スピニング・トー・ホールド。
  スピニング・トー・ホールド。
  マグナムが蹴り飛ばすとデビアスは場外に転落。
  デビアスが起き上がりコーナーに上る。
  そこから飛ぶ。
  マグナムが腹にパンチ。
  マグナムは吼えるとデビアスに詰め寄り殴りつける。
  デビアスが殴り返す。
  マグナムは殴り押していくとコーナーに振りドロップ・キック。
  ロープに振るとベリー・トゥー・ベリーを決め1,2,3!
  マグナムの防衛!

試合結果

@ミッドナイト・エクスプレスvs.マグナムTA、ミスター・レスリングII(2/10/84)
Aノース・アメリカン王座戦、ノーDQ:マグナムTA(ch)vs.テッド・デビアス(5/27/84)
Bノース・アメリカン王座戦、ノーDQ:マグナムTA(ch)vs.テッド・デビアス(5/27/84)
Cロックン・ロール・エクスプレス、ジム・デュガンvs.ミッドナイト・エクスプレス、エルニー・ラッド(6/8/84)
Dテッド・デビアスvs.マグナムTA(7/6/84)