BTW:Best of BTW 1979の分析
名勝負 | AWA世界王座戦:ニック・ボックウィンクル(ch)vs.ジャンボ鶴田(2/14/79) |
好勝負 | なし |
@AWA世界王座戦:ニック・ボックウィンクル(ch)vs.ジャンボ鶴田(2/14/79)
(カットあり)
ニックが小狡いヒール・ワークを細かく積み重ねながら
鶴田を上手く転がしていますね。
鶴田も踊らされているだけでなく、
自身からもフェイスとして積極的にアクション。
フェイス/ヒールの歯車が噛み合いながら
コントロールしきったペースで徐々に上がっていくのが堪らないですね。
鶴田の派手なハイ・ニー自爆からの
ニックの脚攻め、4の字というフィニッシュは完璧。
この1本だけでも十分なくらいの出来栄えです。
2本目。
鶴田は足のダメージが残る上に
試合時間も20分しか残っていないという
ダブル・ピンチのシチュエーション。
ここに鶴田の猛反撃でニックが流血するという要素まで加わり
かなりドラマチックに3本目への橋渡しをしましたね。
3本目も時間切れも見える中で、
勢いそのままに攻防を繰り広げました。
最後はコブラ・ツイストを食らったニックがやばい、と見て
レフェリーを殴って負けを選んで王座を守るというもの。
このチープなフィニッシュでも
十二分に満足できる内容でした。
文句なしに名勝負。
(執筆日:8/?/20)