TOPアメリカン・プロレス注目インディー →WWN:SuperShow Mercury Rising 4/2/16

WWN:SuperShow Mercury Rising 4/2/16の分析


名勝負 クリス・ヒーローvs.ザック・セイバーJr.
好勝負 ジョニー・ガルガーノ、飯伏幸太、TJP vs.マーティ・スクール、トミー・エンド、ウィル・オスプレイ

@クリス・ヒーローvs.ザック・セイバーJr.
 ヒーローの攻めをセイバーがすかしつつの打撃戦。
 トップ・スピードではないものの
 良くコミュニケーションを交わしており、
 攻守安逸ならず目を離したくないと思わせることに成功しています。

 ヒーローが挑発的な仕草で、セイバーがふらつく受けで
 表現性も加えて引き続き一進一退。

 イスを使って腕殺しを演出したりと
 オープニングながらあっさりなんて終わらず
 次々と深みを増していきます。

 レスリング、表現、ハード・ヒットが齟齬なく融合。
 少し冗長な印象もありますが、究極までやりきろうという意思に
 決着前ながらスタンディング・オベーションまで起きた一戦。

 ぎりぎり名勝負。

Aドリュー・グラックvs.フレッド・イーハイ

Bトレイシー・ウィリアムスvs.マット・リドル
 リドルのMMAスタイルに対し
 トレイシーがレスリングを組み合わせつつリード・ライン。
 リドルの独特さも埋もれておらず上手いですね。

 ただ中盤は2人の繋がり具合が
 弱くなってスポットで流すような感も一部ありました。
 まだリドルの経験が足りていない所もあったでしょうね。

 一方で一定のライン以下に落ちることはなく、
 十分台前半ながら出し切った印象が十分あった。

 好勝負に少し届かず。

Cエニシング・ゴーズ:イーサン・ペイジvs.アンソニー・ニース
DSHINE王座戦:テイラー・メイド(ch)vs.ニコール・マシューズ
EFIP王座戦:カレブ・コンレー(ch)vs.ゲイリー・ジェイvs.ジェイソン・ケイドvs.マクスウェル・シカゴ
FEvolve王座戦:ティモシー・サッチャー(ch)vs.サミ・キャリハン

Gジョニー・ガルガーノ、飯伏幸太、TJP vs.マーティ・スクール、トミー・エンド、ウィル・オスプレイ
 マッチ・アップをただただ楽しめば良い。
 そんな裏WMらしい豪華すぎるカード。

 ガルガーノの受けっぷり、
 飯伏の切れ味鋭い攻めが光りましたね。

 ただシングルの寄せ集めでも面白いのに
 ブラインド・タッチなど細かくトリオの見せ場も入れてきます。
 スクールの統率力が光りましたね。

 場外戦になって決着をつけるための口実かと思いきや、
 高台から同時ムーンサルトを放つ等サービス満点に彩りました。

 文句なしに好勝負。
 (執筆日:6/?/20)
DVD Rating:★★☆☆☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@クリス・ヒーローvs.ザック・セイバーJr.
Aドリュー・グラックvs.フレッド・イーハイ
Bトレイシー・ウィリアムスvs.マット・リドル
Cエニシング・ゴーズ:イーサン・ペイジvs.アンソニー・ニース
DSHINE王座戦:テイラー・メイド(ch)vs.ニコール・マシューズ
EFIP王座戦:カレブ・コンレー(ch)vs.ゲイリー・ジェイvs.ジェイソン・ケイドvs.マクスウェル・シカゴ
FEvolve王座戦:ティモシー・サッチャー(ch)vs.サミ・キャリハン
Gジョニー・ガルガーノ、飯伏幸太、TJP vs.マーティ・スクール、トミー・エンド、ウィル・オスプレイ