TOPアメリカン・プロレス注目インディー →OMEGA:Uncommon Passion

OMEGA:Uncommon Passionの分析


名勝負 なし
好勝負 なし

2枚組み約4時間15分です。

1.Intro
 ある友達グループがプロレスをやってみようと思いついた事から
 北カリフォルニアに小さなプロレス団体が生まれる。
 その名はOMEGA(Organization of Modern Extreme Grapping Arts)。
 97年7月から99年1月という短い期間ではあったが
 若者達の情熱は人々を引き寄せ、瞬く間に人気を得る事となった。
 これは彼らの知られざる物語を追ったドキュメンタリーである。
 
2.Matt Hardy−創設者の1人でありOMEGAが生んだ最高のレスラー。
3.Thomas Simpson-もう1人の創設者。レスラーではなく裏方としてOMEGAを支えた。
4.Jeff Hardy-その容姿と無茶なハイ・フライングで人気を博す。 
5.Shannon Moore
6.Steve Corino-ハイ・フライング中心のOMEGAに当たっては異彩を放つ男。nWoのパクリ軍団の長。
7.Serial Thrillaz-TOPのタッグ・チームで1人はシェイン・ヘルムズ。
8.Otto Schwanz-ビッグ・マン。
9.Matthews & York
10.Cham Pain-バッド・ガイでレイヴェンの真似をしたり。マットと抗争。
11.Thrillaz vs. Hardys-ベビーとヒールが入れ替わったりしながら続いたロング・ヒット抗争。
12.The Future is Now
 ハーディ兄弟などがWWFに見初められプロの世界へ旅立つ。
 それは一堂にとって夢が叶った瞬間だったが
 同時に団体の終焉も意味していた。

13.Will O' The Wisp-オーストラリア産のデーモン(マスクマン)。正体はジェフ。
14.Jason Arhnot-ヴェノムの異名を取るビッグ・マン。
15.Something Left Behind-ある者はECWに移り、ある者はプロレスを諦め・・・。
16.The Reunion-12/1/00にOMEGAが一夜限りの復活。OMEGAスタイルを引き継ぐAJも特別参戦した。 
17.Legacy
 スパスタには大きな経験と情熱溢れる思い出として、
 AJらには新しいスタイルとしてOMEGAは残り続ける。
 
 OMEGA関係者も参加したマットのクリスマス・パーティ06の映像でエンド・クレジット。
 
 小話とプロモも収録されています。

 試合ですが危険技を乱発する傾向がある等
 プロとして余りに洗練されていないので
 今回の試合レビューは無しで。

Cタッグ王座戦:ハーディ・ボーイズ(ch)vs.シリアル・スリラーズ(1/29/99)
 ハーディーズのオメガにおけるラスト・マッチ。
 WWEとの契約で退団が決定している事と
 ヘルムスの母校で行われたという事情から
 ベビーフェイス、ヒールが逆転し、観客は異常な程熱狂しています。
 試合構築に関しては見よう見まね感が抜けないものの
 観客を楽しませるためには何でもする、という意識の高さは素晴らしいですね。
 また型に捉われず、オリジナル性のある連携技を意欲的に開発しています。
 ただ役割分担があるとはいえマーヴェリックの登場率が低かったのが気になってしまいました。
 ビッグ・ダディと呼ばれているにしては、それ程でかくもないし。
 その分ヘルムスが良い受けを見せているけど
 もう少しバランス良くスリラーズというタッグを見せて欲しかった。
 雰囲気、オリジナル性をどこまで評価するか悩む所ですが
 好勝負に少し届かず、という評価。
 (執筆日:2/20/10)

総評。
 試合を見ていてOMEGAがムーブ面において
 ファンの視点、独創性を取り入れたのは確かだと思います。
 只関係者以外の証言がないため
 実際にムーブメントを起こした側だったのか、
 起こす側だったとしても、どれだけの影響を与えたのかは分かりませんので
 歴史的価値は未知数。
 そのためどちらかというと
 ハーディ兄弟のファン・アイテムと考えておいた方が良いかも。
DVD Rating:★★☆☆☆

注目試合の詳細

Cタッグ王座戦:ハーディ・ボーイズ(ch)vs.シリアル・スリラーズ(1/29/99)
  スリラーズが観客席に入っていくと大盛り上がり。
  ハーディーズがアピールするとブーイング。
  マット対ヘルムスで試合開始。
  向き合って言い合う。
  マットが顔に手をやるとヘルムスもやり返す。
  組むとマットがコーナーに押し込もうとする。
  激しく体勢を入れ替えあう。
  ヘルムスがバックを取る。
  マットがバックを取る。
  ヘルムスが前に投げる。
  マットが脚を払いカバー。
  ヘルムスがすぐ返し、脚を払いカバー。
  マットがすぐ返し構える。 
  組むとヘルムスがヘッド・ロック。
  マットがパンチをいれロープに振る。
  持ち上げようとする。
  ヘルムスが後ろに逃れアーム・ドラッグ。
  アーム・ドラッグ。
  腕を取り捻る。
  マットが髪を掴んでコーナーに押し込む。
  離れずニー。
  もう1発。
  コーナーに振り突進。
  ヘルムスがコーナーを使って後ろに回る。
  マットはヘルムスをコーナーにもたれさせると殴りつける。
  アピール。
  振り向いた所にヘルムスがテーズ・プレス。
  マウント・パンチ。
  入ってきたジェフにマーヴェリックがスピアー。
  スリラーズはハーディーズをロープに振ると蹴り。
  パワー・ボムを決める。
  ハーディーズはたまらず場外に逃げる。
  マットがリングに戻る。
  ジェフとタッチ。
  ジェフ対マーヴェリック。
  ジェフが組むと見せかけ蹴り。
  殴りつける。
  ロープに振ろうとする。
  マーヴェリックが振り返しショルダー・スルーを狙う。
  ジェフは背中を回転して通ると脚を払う。
  踏みつけるとそこからセントーンへ。
  マーヴェリックがおきようとしたため頭から転落。
  しかしすぐにサミング。
  ボディ・シザースで飛びつく。
  マーヴェリックがフェイス・バスターに切り返す。
  抱えるとヘルムスにタッチしてからスラム。
  ヘルムスがロープに走る。
  マーヴェリックに持ち上げてもらいジェフの上にボディ・プレス。
  カバー。カウント2。
  ジェフを担ぐ。
  さもアン・ドロップ。
  ロープに走りレッグ・ドロップ。
  ロープに走りレッグ・ドロップ。
  ロープに走り踊りを入れてれっふ・ドロップ。
  アピール。
  マーヴェリックにタッチすると2人でレッグ・ドロップ。
  マーヴェリックがカバー。
  マットがカット。
  マットはマーヴェリックにニー。
  殴りつける。
  レフェリーがヘルムスを戻している隙にハーディーズはマーヴェリックを蹴りつける。
  コーナーに振りポエトリー・イン・モーションへ。
  マーヴェリックがキャッチしサイド・スラム。
  ヘルムスが入ってきてマットを殴りつける。
  スリラースがジェフをコーナーに振る。
  マットを同じコーナーに振る。
  ポエトリー・イン・モーション。
  ハーディーズは69の体勢にダウン。
  ハーディーズは場外に逃げハグ。
  そこにマーヴェリックに打ち上げられたヘルムスが追撃ダイブ。
  リングに戻り待ち受ける。
  マットが何とかリングに入る。
  ヘルムスはマットをロープに振ろうとする。
  マットが振り返しクローズラインへ。
  避けられるも控えのジェフがヘルムスの後頭部を殴りつける。
  マットがヘルムスにリバースDDT。
  アピール。
  ターン・バックルにぶつけるとジェフにタッチ。
  2人でヘルムスを蹴りつける。
  ジェフがヘルムスにボディ・スラム。
  スプリングボード式セントーン。
  ラ・ケプラーダ。カウント2。
  腕を取るとマットにタッチ。
  2人でヘルムスにフェイス・バスター。
  マットがカバー。カウント2。
  ボディ・スラム。
  フィスト・ドロップ。
  アピール。
  フィスト・ドロップ。
  カバーするもカウント2。
  コーナーにもたれさせ殴りつける。
  コーナーに振り突進。
  ヘルムスはかわすとスクール・ボーイ。
  マットはカウント2で返すとヘッド・ロックを決めターン・バックルにぶつける。
  タッチ。
  マットがヘルムスにサイド・スラム。
  ジェフがヘルムスを起こし腕を取るとクローズライン。
  マーヴェリックを挑発。
  その隙にヘルムスにストンピング。
  ロシアン・レッグ・スイープ。
  エプロンに出ると横のロープを使ってアラビアン・プレス。
  マットとハグしにいく。
  ブレーン・バスターを狙う。
  ヘルムスがスモール・パッケージ。カウント2。
  ジェフがヘルムスに蹴り。
  タッチ。
  ジェフがロシアン・レッグ・スイープ。
  そこからマットがセカンド・ロープからのエルボー・ドロップ。
  カバー。
  マーヴェリックがカット。
  マットがヘルムスをロープに振りスリーパー。
  ヘルムスはロープに押すとスリーパー。
  マットはロープに押すと打ち上げようとする。
  ヘルムスがハリケーン・ラナに切り返す。
  カウント2でマットが体勢を入れ替える。
  カウント2でヘルムスが丸め込む。
  カウント2でマットが体勢を入れ替える。
  マットがクローズライン。
  タッチ。
  ハーディーズがヘルムスをコーナーに振りポエトリー・イン・モーション。
  ジェフがヘルムスにパワー・ボムを狙う。
  ヘルムスがハリケーン・ラナに切り返す。
  それでも先にジェフが起き上がりストンピング。
  コーナーにのぼり飛びつこうとする。
  ヘルムスがカウンターでパワー・ボム。
  ジェフがマットにタッチ。
  ヘルムスがマーヴェリックにタッチ。
  マーヴェリックは命乞いするマットにクローズライン。
  ジェフにもクローズライン。
  マットにクローズライン。
  ジェフにクローズライン。
  マットにボディ・スラム。
  ジェフにボディ・スラム。
  ヘルムスがマットをロープに振ろうとする。
  マットが振り返しショルダー・スルーを狙う。
  マーヴェリックがジェフをロープに振りショルダー・スルーを狙う。
  ジェフは蹴り上げるとヒール・キック。
  ヘルムスがマットにパワー・ボムを狙う。
  マットがリバース・スープレックス。
  マットがヘルムスにVボム。
  マーヴェリックは場外に落とされている。
  ハーディーズがヘルムスにダイビング・ボディ・プレス+ダイビング・レッグ・ドロップのイベント・オメガ。
  カバーするもレフェリーがいない。
  代理レフェリーが来てカウントするもカウント2。
  マットは怒ってそのレフェリーにパワー・ボム。
  マットはヘルムスを起こし羽交い絞めに。
  ジェフが椅子攻撃を狙うも避けられ誤爆。
  マーヴェリックがジェフを場外に放り捨てる。
  マーヴェリックがコーナーに位置する。
  その肩からヘルムスが飛んでマットにダイビング・ボディ・プレス。
  マーヴェリックがリングに入ろうとするジェフを蹴り落とし1,2,3!
  スリラーズが新チャンピオンに!

試合結果

@オットー・シュワルツ、シャム・ペインvs.ヴェノム、サージ(1/13/98)
Aハーディ・ボーイズvs.シリアル・スリラーズ(3/27/98)
Bタイトルvs.マスク:サージ(ch)vs.ウィル・オ・ウィスプ(DQ)(7/31/98)
Cタッグ王座戦:ハーディ・ボーイズ(ch)vs.シリアル・スリラーズ(新チャンピオン!)(1/29/99)
Dシェイン・ヘルムズ、シャノン・ムーアvs.クリスチャン・ヨーク、ジョーイ・マシューズ(ノー・コンテスト)(12/1/00)