JAPW:13th Anniversary Show Night One 12/10/10の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | なし |
約2時間25分です。
@ジョン・モクスリーvs.デヴォン・ムーア
モクスリーはいつもながら優れた印象を与えます。
技にかける前の技ではない動きが良いんですよね。
無駄による印象化が利いている。
一方ムーアは悪い意味でテキパキ動く結果、
無駄な動きがなくなり記憶に残らない無個性化に陥っている。
平均レベル。
Aライノvs.ニック・ゲイジ
TNAから離脱したライノだがまだ腐ってはいないですね。
安定感ある体から繰り出される重厚な拳は
ゲイジのようなラフ・ファイターにも出せない強みです。
ゲイジは試合運びが弱いですね。
ラフな良さもライノに持っていかれている。
最後はリー乱入からパートナーのゲイジに誤爆、
受身のタイミングがずれたゴアでフィニッシュです。
悪い試合。
Bコーヴィス・フィアーvs.ジョー・ハードウェイ
コーヴィスはストリッパーとマネージャーを引き連れているだけあって
目立ち方は分かっている方ですね。
ただし攻防はというとジョーもそうだけど
著しくレベルが低くてうんざりする。
最後はソーシャルがコーヴィスの松葉杖を奪ってそこからフィニッシュ。
ひどい試合
C#1コンテンダーズ・マッチ:ルフィストvs.カラミティー
カラミティーは体格、ハード・ヒッティング、コスチューム、
ルフィストと通じるものを感じますね。
方向性は合っている印象なので普通にルフィストを手本にして学べば成長するでしょう。
小走りが下手な所や後半のエスカレーションでもたつき上手くいってない部分が課題ですね。
悪くない試合。
Dエディ・キングストンvs.ネクロ・ブッチャー
キングストンは相手がネクロにも関わらずいつもの調子。
ネクロの実体のないサブミッションにも関わらずぐったりしてみせます。
彼のスタイルとはいえこれではまるで冗談です。
試合を主導する事になったネクロも観客への働きかけこそするものの
構成はまるでなく椅子を使ったスポットの使い方は適当。
柵をリングに入れてもこれまたキングストンがひどい受身。
ネクロもちゃんと技をかけれず、これまたまたひどい痛がり方です。
最後も微妙な拳の打ち合いでフィニッシュ。
ひどすぎる試合です。
Eブロディ・リーvs.ピンキー・サンチェス
相変わらずピンキーは不遇。
スカッシュです。
Fタッグ王座戦:ダ・ヒット・スクワッド(ch)vs.サミ・カリハン、クリス・ディッキンソン
いきなりマフがダイブ。
マフとカリハンの絡みは素晴らしいですね。
カリハンの受身は良いし、
カリハンの積極性に対するマフの反撃は大きく盛り上がります。
他2人は完全に影に隠れていますね。
ただそれを利用して切り込む形でスポットを生み出したりもしています。
ディッキンソン、マックが主導になりクオリティが落ちかけても
再び入れた柵を上手く使うので盛り上がりなおします。
しかしそこで終われば良かったのに場外乱闘に繰り出します。
マフがマイクを持って?な展開後またもや場外乱闘。
クオリティが下がるだけでしたね。
最後はエプロン横のボードへのバーニングハンマーで一応格好だけは付け直した。
平均レベル。
Gライト・ヘビー級王座戦、4コーナー・エリミネーション・マッチ:アズリエル(ch)vs.獣神サンダー・ライガーvs.ケニー・オメガvs.エル・ジェネリコvs.B-Boy vs.バンディードJr
バンディードはムーブで魅せる係りですが、
この面子では劣るのでわざと見せ場を回されている感が出てしまいますね。
序盤はオメガがスティール。
ユーモア溢れるサミングや男色ムーブまで使って自分の世界観に染めました。
一方中盤はアズリエルがスティール。
MMAスタイルでもやっていけそうな程
一つ一つの動きにキレと獰猛さがあり感心しました。
終盤ダブル・タッチからライガーの掌底祭りへ。
ダイブ連発から微妙な気遣いで一人ずつ技を担当。
ここらへんからエリミネーションしていきオメガ、ライガー、アズリエルの3人になります。
3ウェイはストーリーを優先にして進めるものの
ここまでにライガーをレジェンドとして納得させられる動きが出来ず、
アズリエルもにっくきヒールとして受け入れさせていなかったのは痛いですね。
脱落者もリングサイドに残るなら応援役として利用できたはずなのになぁ。
まあまあ良い試合。
総評
メインは珍しく良い試合だがカード的にもクオリティとしても
それ単体で買う理由には全然ならない。
DVD Rating:☆☆☆☆☆
(執筆日:3/25/11)
注目試合の詳細
なし試合結果
@ジョン・モクスリーvs.デヴォン・ムーアAライノvs.ニック・ゲイジ
Bコーヴィス・フィアーvs.ジョー・ハードウェイ
C#1コンテンダーズ・マッチ:ルフィストvs.カラミティー
Dエディ・キングストンvs.ネクロ・ブッチャー
Eブロディ・リーvs.ピンキー・サンチェス
Fタッグ王座戦:ダ・ヒット・スクワッド(ch)vs.サミ・カリハン、クリス・ディッキンソン
Gライト・ヘビー級王座戦、4コーナー・エリミネーション・マッチ:アズリエル(ch)vs.獣神サンダー・ライガー(新チャンピオン!)vs.ケニー・オメガvs.エル・ジェネリコvs.B-Boy vs.バンディードJr