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Beyond Wrestling:Best of Beyond Wrestling 2019 part.2の分析


名勝負 なし
好勝負 ティモシー・サッチャーvs.エディ・キングストン(10/10/19)

@ブランドン・サーストンvs.ウィーラーYUTA(7/17/19)
 細かな攻防の拡張にセンスが光りますね。

 続いてサーストンの腕攻めへと展開。
 YUTAの適度な反撃を
 腕絡めて封じ込めていく正統な攻防。
 これが意外に良い。

 サーストンは体格が微妙ながら
 しっかり技術がある点でChikaraのコロナドが被りますね。

 YUTAも才能ある若手で
 しっかりストーリーにのって魅力を振舞いました。

 好勝負に届かずも中々良い試合。
 (執筆日:8/?/19)

A関本大介vs.クリス・ディキンソン(7/28/19)
 ディキンソンはBJWストロング・スタイルなだけあって
 ボディ・スラムのような技を大事に仕上げていますね。
 余計な華を加えずに
 シンプルに味わい深くできています。
 良い打撃の打ち合いで終盤への口火を切ると
 ディキンソンが最後まで劣らず一進一退。
 ディキンソンの金星までしっかり導きました。
 好勝負に少し届かず。
 (執筆日:8/?/19)

BノーDQ60分アイアン・マン・マッチ:デイヴィッド・スターvs.ジョーイ・ジャネラ(7/28/19)
 開始するなりスターの独壇場。
 ねちっこいレスリングを見せたかと思えば、
 キャラを強烈に押し出し、
 反撃を受けては独特の受身を出し、
 そして椅子を持ち出してくるとロープに跳ね返って自爆。
 これが10分の間に行われます。

 ショートカットで詰め込んだ1試合のような内容が
 12分でひとまずスターが先取となります。

 引き続きハードコアの攻防をベースにして19分経過までにスターが3連取。

 上記のような内容なのでダメージ感が崩壊していますが、
 それの救いとなったのはジャネラの竹刀攻撃によってスターが流血したこと。
 そこにドアやテーブルを加えることで31分経過で3-3まで
 持って行く展開を成立させています。

 ただ飛び切りのスポットがフォールにならず、
 そこそこのスポットでフォールになる、という
 過激度調整が壊れている問題は最後まで解決されず。
 特に最後のフィニッシュは
 只のスーパー・キックかぁ、と思わざるを得ません。

 SPWのハードコア・アイアン・マン・マッチと同じ方向性の試合ですが、
 SPWが想像を超えてエスカレートし続けたのに対し、
 この試合は行ったり来たり無駄な軌道を描いている。
 好勝負に少し届かず。

Cディスカバリー・ガントレット:トニー・デッペンvs.ダニエル・ガルシア(10/3/19)
 好調のデッペンがヒール・ワークも攻防も積極的に。
 ガルシアも激しい攻めで応戦し、
 どちらも一歩も引かない攻め合い。

 良いライバル関係を築いてくれそうなレベルでしたね。

 ガルシアは決め手にしたいサブミッションの見せ方を
 洗練させれば次のステージに上がれるでしょうね。
 好勝負に少し届かず。

Dティモシー・サッチャーvs.エディ・キングストン(10/10/19)
 Beyondは素晴らしいカードを組みますね。
 ラフとレスリングでスタイルは違うが、
 根本哲学は通じるものを両者持っている。

 クオリティには直結しない細かな仕草を積み重ねて
 それぞれがディティール、概念を作り上げます。
 サブミッションの使い方によって
 怖さ、殺気を醸しだしています。

 アクション自体は硬直的で、序破急が分かりにくい欠点はあるものの
 それ以上のこの2人にしかない魅力に溢れている。
 最後のフィニッシュも味わい深い。

 ぎりぎり好勝負。
 (執筆日:11/?/19)


注目試合の詳細

なし

試合結果

@ブランドン・サーストンvs.ウィーラーYUTA(7/17/19)
A関本大介vs.クリス・ディキンソン(7/28/19)
BノーDQ60分アイアン・マン・マッチ:デイヴィッド・スターvs.ジョーイ・ジャネラ(5-4)(7/28/19)
Cディスカバリー・ガントレット:トニー・デッペンvs.ダニエル・ガルシア(10/3/19)
Dティモシー・サッチャーvs.エディ・キングストン(10/10/19)