AAW:Best of AAW 2022の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | ジョシュ・アレキサンダーvs.マイク・ベネット(2/4/22) ジョシュ・アレキサンダーvs.マーシャ・スラモヴィッチ(9/1/22) JLMトーナメント準々決勝:エース・オースチンvs.ジョシュ・アレキサンダー(10/15/22) |
@ジョシュ・アレキサンダーvs.マイク・ベネット(2/4/22)
硬派なマイクがジョシュと見応えのあるレスリング。
どのように導こうとしているのかのビジョンがしっかりしていて、
その足踏みは力強かったですね。
逆にジョシュの方が前半のリアクションは弱く感じたくらいです。
それぞれアンクル・ロックとロンドン・ダンジョンのカードを切った後、
攻防を広げていきますが、ここでもマイクがリード。
多角的な攻め見事でしたね。
ジョシュはマイクに食われていましたが、雪崩式クレイドル・ショックを経ての
クライマックスでの気持ちの発露は流石の一言で、帳尻をつけましたね。
マイクが昨年のリーサル戦に続きポテンシャルを出し切りました。
ぎりぎり好勝負。
(執筆日:8/?/22)
Aジョシュ・アレキサンダーvs.マーシャ・スラモヴィッチ(9/1/22)
マーシャが握手を拒否し、真っ向から立ち向かいアーム・バーで勝利に迫ります。
観客が後押ししやすい分かりやすさがありますね。
ジョシュは苦しむ受け姿から一瞬で力強い攻め手へと切り替えることができ、
ボディ・スラム等の見せ方が上手かったですね。
攻防の作り方、絵の見せ方が綺麗で、
綺麗が故にドラマ性で一歩踏み込み切れていない感もありましたが、
最後まで得意技、必殺技で完全に演出をコントロールし切りました。
ぎりぎり好勝負。
BJLMトーナメント1回戦:エース・オースチンvs.トレイ・ミゲル(10/14/22)
レスリングからトレイのトペコン、エースの腕攻めへ、と
オーソドックスな展開ではありますが、
間違いのない精度の高いレベルで相手にバトン・タッチしていきます。
所々に捻りを加えてフックをかけつつ
魅力的な切り返し合いで盛り上げました。
しかしImpactの試合に比べ、
じっくり行って価値を増す方向の内容だったからこそ
普段のImpactと同じくらいの試合時間12分は物足りない。
中々良い試合。
CJLMトーナメント準々決勝:エース・オースチンvs.ジョシュ・アレキサンダー(10/15/22)
ジョシュが体躯で上回る中
エースがコツコツと打開を図ります。
敢えて全力ムーブに行かない中で焦らされると共に、
普段ヒールとして活動しているエースに同情すら集まっていましたね。
エースが立体的に切り崩しにかかる中で
脚含めた痛みの見せ方が絶妙。
ちょっとした隙が攻守逆転に繋がり得る表現につながっていましたね。
ジョシュの総合力も光って期待通りの充実の内容。
最後の結末への持って行き方も見事でしたね。
人気者が両者脱落という結果にBullshitチャントも起こっていましたが、
試合としてはBeautifulでした。
文句なしに好勝負。
(執筆日:1/?/23)