AAW:Best of AAW 2017 part.3の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | マット・リドルvs.シェイン・ストリックランド(8/31/17) AAW王座戦:サミ・キャリハン(ch)vs.レイ・フェニックス(8/31/17) キース・リー、シェイン・ストリックランドvs.マット・リドル、ザック・セイバーJr.(10/13/17) ACH vs.マット・リドル(12/30/17) |
@AAW王座戦:サミ・キャリハン(ch)vs.マイケル・エルガン(6/17/17)
エルガンを強靭な相手として描き、
サミは少しへたれつつも
ハード・ストライクで応戦+追加で脚へ椅子攻撃。
エルガンも投げ主体にスタイルをシフトさせて
求められている像にあわせて行きます。
ジャーマン連打シーンも上手く協力して演出できていましたね。
ただ敢えて椅子を使ったのだからエルガンは
もう少し脚へのセルを見せても良かった。
終盤サミらしいタフな打ち合いで更にヒート・アップ。
最後は完全に攻防から切り離したブックで弱さも感じるが、
カードに求められているものは十分満たしている。
好勝負に少し届かず。
(執筆日:6/?/17)
AARフォックス、フベントゥー・ゲレラ、レイ・フェニックスvs.ジェイク・クリスト、サミ・キャリハン、ジェイソン・キンケイド(8/5/17)
乱戦から技を繋いでいく形。
クレイジーなダイブ連発スポットから
ガードレールにパワー・ボムしたり
ゴミ箱に突っ込んで押し飛ばしたり。
AAWらしい内容ですね。
フービーが現役に混じって大丈夫かな、と心配でしたが、
特に足手まといにならず。
後はキンケイドも1レベル落ちるかな、と思いきや
見劣りせずに活躍できていましたね。
そのため全般的にクオリティはしっかり維持されていました。
好勝負に届かずも中々良い試合。
Bマット・リドルvs.シェイン・ストリックランド(8/31/17)
ストリックランドが打撃モードで
リドルに対抗してきたのは面白いですね。
普段やっていないために手探り感はあるものの
後半になるほどより良くなって新たな可能性が見えました。
リドルのGTSから大技発一発で勝負の構成。
ここでストリックランドがまた
スタイル・チェンジしてリドルに寄せてきました。
スタイル・クラッシュで来るかと思いきや
間違いなくストリックランドは成長しているな、と
感嘆させられる内容で試合としても面白かった。
ぎりぎり好勝負。
CAAW王座戦:サミ・キャリハン(ch)vs.レイ・フェニックス(8/31/17)
AAWでライバル関係を築いているだけに
感情的に序盤から仕掛けあいます。
勢いそのままにAAW流ハードコア・スタイル。
サミがフェニックスをいなしつつ
王者の試合運びを見せましたね。
マスク裂きや椅子の追加、
観客からマスクを取って唾を吐いたりと
スティーン張りの煽りっぷりで盛り上げていきます。
WWE的な演出も十分にありつつ
ベースとなる2人の攻防も抜群のものがありました。
王座交代劇にふさわしい内容になりましたね。
ぎりぎり好勝負。
(執筆日:12/?/17)
DAAWヘビー級王座戦:レイ・フェニックス(ch)vs.ペンタ・エル0M(10/7/17)
フェニックスは真っ白のコスチュームで登場。
黒と白対照的な出で立ち。
火花を散らして演舞に丸め込み合い、と
張り合う攻防はこの試合をとんでもないものにしてやろうという意気込みを感じます。
ただシーンごとに脈絡がなくぶつ切れ。
また、観客席にペンタを投げトぺ・コンヒーロを放った所で
フェニックスが柵に背中を打ってしまうアクシデント。
この影響で益々試合の作り方が難あるものになってしまった感がある。
椅子を叩きつけ合って、強烈な一撃でダメ押ししたにも関わらず、
そのフォールを返すと同時にサブミッションに捉えるフィニッシュもまたダメージ無視が過ぎる。
平均レベル。
(執筆日:7/?/21)
Eキース・リー、シェイン・ストリックランドvs.マット・リドル、ザック・セイバーJr.(10/13/17)
本編トーナメントを食ってしまう豪華なタッグ。
その瞬間その瞬間のマッチアップで
すべき攻防を惜しみなく披露。
ストリックランドの飛翔に
セイバーのサブミッション・トラップ、
キースのビッグ・マンにリドルのスター性。
タッグの構成には余り注意を払っていませんが、
変に気を取られて全力を出せなくなるよりずっと良いですね。
構成こそ後回しでしたが、連携技は後半にかけて要所で披露。
貴重なタッグの連携技も加わり、
攻防がより重層的に愉しめ、これは盛り上がりましたね。
このカードに感じたワクワクは裏切られません。
このタッグはもっと見たかったですね。
文句なしに好勝負。
(執筆日:12/?/17)
FACH vs.マット・リドル(12/30/17)
柵にぶつけ合ってハードに打撃を打ち込んで、
言葉で煽ってアピール性の高いムーブを放って、と
試合を様々な形で楽しんでいきます。
気合を入れた躍動感ある攻め合いは特別。
リドルのスタイルにACHが親和性を持っていて、
素晴らしい試合時間が流れましたね。
最後はストーリー上、意図的に隠していた唐突な時間切れアナウンス。
その瞬間はブーイング物のエンディングでしたが、
この終わり方で毀損されるような内容ではなかった。
ぎりぎり好勝負。
(執筆日:7/?/21)
注目試合の詳細
なし試合結果
@AAW王座戦:サミ・キャリハン(ch)vs.マイケル・エルガン(6/17/17)AARフォックス、フベントゥー・ゲレラ、レイ・フェニックスvs.ジェイク・クリスト、サミ・キャリハン、ジェイソン・キンケイド(8/5/17)
Bマット・リドルvs.シェイン・ストリックランド(8/31/17)
CAAW王座戦:サミ・キャリハン(ch)vs.レイ・フェニックス(新チャンピオン!)(8/31/17)
DAAWヘビー級王座戦:レイ・フェニックス(ch)vs.ペンタ・エル0M(10/7/17)
Eキース・リー、シェイン・ストリックランドvs.マット・リドル、ザック・セイバーJr.(10/13/17)
FFACH vs.マット・リドル(20分時間切れ)(12/30/17)