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RevPRO:Best of RevPRO 2023 part.1の分析


名勝負 なし
好勝負 ウィル・オスプレイvs.ルーク・ジェイコブス(2/26/23)

ザック・セイバーJr. vs.マイケル・オク(3/26/23)

ウィル・オスプレイvs.レオン・スレーター(7/9/23)

@ウィル・オスプレイvs.レイトン・バザード(2/19/23)
 レイトン活きが良くですね。
 まだ完成されていないものの打点の高いドロップ・キックや
 光る受け表現も見られました。

 オスプレイの強烈な攻めに対し、
 凄くハマる時もあるが、流している所もあり、
 そこは完成されていないレスラー特有のマッチアップ感はあり。
 特にレイトンが攻め時に疲労感調整がバグっていますね。

 オスプレイ盤石なワークでクオリティを高め、
 最後は各種技をレイトンがカウント2で返すという
 少し実力に見合っていないが単純に盛り上がる展開で〆。

 中々良い試合。
 数年後に再戦が見たいですね。

Aウィル・オスプレイvs.ルーク・ジェイコブス(2/26/23)
 コングがなるなりクローズライン打ってエルボーの打ち合い。
 気合いでバックドロップを打ち合って両者ダウン、と
 敢えての単純明快なブースト・スタートに観客は大熱狂しています。

 オスプレイがダイブ決め主導権を握りますが、
 この試合運びが相変わらず上質で、
 そこにルークがタフなスタイルからパワフル・ムーブを織り込んでいきます。

 期待に違わぬ激闘でしたね。
 もっと大きな大会で実現していてもおかしくない内容でした。

 文句なしに好勝負。

Bダン・モロニーvs.マイケル・オク(3/12/23)
 チェインギャングのチームメイト。
 オクが寝てフォールさせると思わせ、ひっくり返す出だしから始め
 変化を与えつつもハード・ヒットが際立つ攻防となっています。

 適宜シーンを入れ替えますが、
 緩急をどのようにつけ、どのような攻防で実現するかが見事。

 クライマックス演出も冴え渡っています。

 最後オクの負傷により選んだ尖がったフィニッシュに関しては異論あるものの
 そのアクシデントなければ好勝負でしたね。

 好勝負に少し届かず。

Cザック・セイバーJr. vs.マイケル・オク(3/26/23)
 やること完全一致ではなくても
 どう落とすかを的確に見据えた攻防。

 レスリングはセイバーが上回りながらも
 油断するとオクもハーフ・ボストンを極めに行きます。
 部位攻めの布石をそれぞれの方法で重ねます。

 オクは敢えて対等な一進一退に寄せず、
 一回引いて流れを作っているのが良いですね。

 余地を残しつつ素晴らしい化学反応で
 終盤の攻防はどうなるんだろうと先が気になりました。
 劇的な終幕含めて素晴らしい内容でした。

 ぎりぎり好勝負。

Dウィル・オスプレイvs.レオン・スレーター(7/9/23)
 新進気鋭のフライヤーとして鋭い動きを見せるレオン。

 手数、動いてなんぼな所があるだけに
 オスプレイが動かしつつコントロールします。

 レオンは動く時全力で動いてキレを見せるので、
 そこに疲労感とか間の概念はあまりないですが、
 それをオスプレイが反撃の仕方で相動性を出しつつ他の要素加えてバランス取ります。
 相変わらず上手いですね。

 オスプレイがえげつないライガー・ボムを叩きこむ等終盤は迫力の攻防。
 オスプレイと戦えばキャリアベストを作れる。
 そのジンクスはレオンにおいても当てはまりました。

 ぎりぎり好勝負。
 (執筆日:7/?/23)