RevPRO:Best of RevPRO 2023 part.2の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | ザック・セイバーJr.vs.リッキー・ナイトJr.(8/26/23) 石井智宏vs.ルーク・ジェイコブス(8/26/23) ウィル・オスプレイvs.鷹木信悟(8/26/23) 統一ブリティッシュ・ヘビー級王座戦:マイケル・オク(ch)vs.エチセロ(9/23/23) |
@統一ブリティッシュ・ヘビー級王座戦:グレートOカーン(ch)vs.マイケル・オク(7/9/23)
Oカーンが体重あるヒールとしてまったり試合運び。
良いもののアクション的魅力が物足りない欠点は出ていますね。
オクが典型的な反撃の流れを作った後、
華やかな動きでその欠点を補っていきます。
するとOカーンもまたトーチャー・デバイスなど
印象的な技を終盤は使いこなして盛り上げ。
オクの気迫も表現された流れとなり交代劇をしっかりこなしました。
好勝負に届かずも中々良い試合。
Aザック・セイバーJr.vs.リッキー・ナイトJr.(8/26/23)
セイバーに対して全く見劣りしない動きのRKJ。
主導権握っての試合運びも良いですね。
セイバーがロープ使ってのアーム・バーで反撃開始。
攻撃的な攻めでヒート・アップさせます。
その中でもRKJはちゃんと足を使っているし、
攻めにおいても痛む腕を使わないでしっかり対抗する等素晴らしい。
一進一退の攻防から最後は決まってもおかしくない大技を連発。
柔軟に返せるセイバーなのでメリハリもついて素晴らしい試合となりました。
ぎりぎり好勝負。
B石井智宏vs.ルーク・ジェイコブス(8/26/23)
ショルダータックルの耐え合いからスタート。
ルークのステップを刻む続く攻めに対し、
石井の耐えから生む流れ作り。
期待通りの相性の良さを見せ、
エルボーの打ち合いなどの打撃のハードさもトップ・クラス。
クライマックスはエスカレートしていき盛り上がりまくっていましたね。
文句なしに好勝負。
Cウィル・オスプレイvs.鷹木信悟(8/26/23)
演舞における必殺技のかわし合い単純明快ながらスケール感あり。
鷹木の試合運びはオーソドックスで試運転レベルではあるものの
着実に期待感を高めていきましたね。
動き始めれば相手のレベルにのっけて盛り上げます。
オスカッターが呼吸合わず無理に受けに行ったりとか
再現することによるリアル・テンションがついてこなかったイメージですが、
それでもオスプレイvs.鷹木ブランド印の迫力ある攻防で試合のクオリティを力技で押し上げました。
ぎりぎり好勝負。
D統一ブリティッシュ・ヘビー級王座戦:マイケル・オク(ch)vs.エチセロ(9/23/23)
RevPROでもFantasticamaniaが実現。
この珍しい王座戦カードにつながりました。
エチセロは元々ハイ・フライヤーではないのもあって
ゆったり一つ一つの攻防によるストーリーを大事に見せます。
その観客の反応を織り込んで試合に。
単なるお祭りの異文化交流ではなく
王座戦としての真剣味が出ていますね。
エチセロのユニークな反撃で終盤まで予期せぬ攻防で楽しかったですね。
エチセロの足の痛みアピールがやや唐突気味でしたが小さなことです。
ぎりぎり好勝負。
(執筆日:9/?/23)