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RevPRO:Best of RevPRO 2022 part.1の分析


名勝負 なし
好勝負 統一ブリティッシュ・クルーザー級王座戦:マイケル・オク(ch)vs.ルーク・ジェイコブス(2/13/22)

ウィル・オスプレイ、カイル・フレッチャー、マーク・デイヴィスvs.ルーク・ジェイコブス、デスティネーション・エヴリウェア(コーナー・ミルズ、マイケル・オク)(5/8/22)

統一ブリティッシュ・クルーザー級王座戦:マイケル・オク(ch)vs.コーナー・ミルズ(5/22/22)

@統一ブリティッシュ・クルーザー級王座戦:マイケル・オク(ch)vs.カラム・ニューマン(2/6/22)
 ニューマンが躍動感ある動き。
 技種のバランスも良いですね。

 オクは王者として落ち着いた応対。
 ニューマンに一定の自由を与えつつコントロールし、
 自分のターンでは観客としっかりコネクション作り。
 一体感を作って試合を盛り上げました。

 ニューマンはこの試合を残したことで
 より頻繁に顔を見ることになりそうですね。

 好勝負に少し届かず。

Aガブリエル・キッドvs.カイル・フレッチャー(2/13/22)
 カイルが上背あるものの
 ガブリエル・キッドは一歩も引かず
 気を強く攻め込んでいきます。

 カイルは時に張り合いつつも
 ヒール・ユニット、エンパイアの一員として
 印象的なシーン作りと煽りを見せます。
 オスプレイの下についているので一歩引いていますが、
 カイルはシングル・レスラーとして十分な総合力を身に着けましたね。

 好勝負に少し届かず。

B統一ブリティッシュ・クルーザー級王座戦:マイケル・オク(ch)vs.ルーク・ジェイコブス(2/13/22)
 ルークはどっしり構えた姿は力強く、
 試合の組み立て、部位攻めも理屈が通っています。

 オクは窮地に追い込まれながらも
 細かく攻防のやり取りを重ね一進一退。

 ロング・マッチのプレッシャーを跳ね除け、
 素晴らしい攻防ではありますが、
 ルークが最強の挑戦者というより王者然とすらしていて、
 オクがこのバランスなら
 ハーフ・ボストン・クラブでルークの脚を壊すくらいの
 ストーリー・ラインがないといけない気がしますね。
 最後もフィニッシャーとしては物足りなく感じました。

 上手く印象をコントロールできたら更に跳ねましたね。

 ぎりぎり好勝負。

Cウィル・オスプレイ、カイル・フレッチャー、マーク・デイヴィスvs.ルーク・ジェイコブス、デスティネーション・エヴリウェア(コーナー・ミルズ、マイケル・オク)(5/8/22)
 オスプレイとルークのぶつかり合いが熱いですね。

 オスプレイは良いやられっぷりを見せたと思ったら
 次の瞬間生意気な姿を見せて、
 攻守の切り替え、メリハリは見事なものです。

 対するルークのハード・ヒット、質量感も見応えありでした。

 この一騎打ちを補佐する形で好タッグが良い仕事をしていますが、
 陰の立役者に収まらず、しっかり目立っていましたね。

 トリオならではの爆発力で試合は想像以上に広がっていきました。
 お見事。

 文句なしに好勝負。

D統一ブリティッシュ・クルーザー級王座戦:マイケル・オク(ch)vs.コーナー・ミルズ(5/22/22)
 ハイ・フライにハード・ヒット。
 敢えて追撃まで空けて
 パートナー対決としての真っ向勝負感を出していますね。

 オープニングながら技のレベルは制限かけず、
 また切り返し合いも手が合っているので
 思わず唸ってしまいますね。

 オクがハーフ・ボストン・クラブで追い込むのに対し、
 ミルズも過激な技で王者に足る迫力ある攻めで盛り上げ。
 
 クライマックスでオクのリバース・ラナがミスし、
 自ら脳天串刺しになったのはヒヤリとしましたね。
 決まった体で進めたの含めてケチついてちょっと勿体なかったものの
 ミルズがステップ・アップすることに繋がる試合。

 ぎりぎり好勝負。
 (執筆日:12/?/22)