TOP他大陸のプロレスイギリス 現インディー団体 →RevPRO:Best of RevPRO 2022 part.2

RevPRO:Best of RevPRO 2022 part.2の分析


名勝負 なし
好勝負 オージー・オープン(カイル・フレッチャー、マーク・デイヴィス)vs.ヴェロシティーズ(ジュード・ロンドン、パリス・デ・シルヴァ)(5/22/22)

統一ブリティッシュ・クルーザー級王座戦:マイケル・オク(ch)vs.ルーク・ジェイコブス(7/23/22)

@オージー・オープン(カイル・フレッチャー、マーク・デイヴィス)vs.ヴェロシティーズ(ジュード・ロンドン、パリス・デ・シルヴァ)(5/22/22)
 PWAの数え歌を輸入。
 入場しコーナーでアピールするAOにヴェロシティーズがリバース・ラナ。
 
 同時ムーブや相方を踏み台にした連携技などで
 ダイナミックな凄い技を連発。

 ムーブを連発しながらも攻守逆転させるカウンター・ムーブにより
 ダメージ感を重視しない方向性で成立させています。

 AOはパワー・ファイターとしての振る舞いが上手く、
 相手が受け身を取りやすいようにしつつ乱暴に見せています。
 相手もこれなら試合運びの方向性が見えやすくて良いですね。

 ただ上述の通りダメージ感の優先順位は低いといっても
 スポットのインパクトありきで、
 100点満点と誉める気にはならなかったり…。

 少なくともPWAの試合よりかは欠点が表に出ず、まとまっていると思います。

 文句なしに好勝負。

Aフランシスコ・アキラvs.マイク・ベイリー(7/23/22)
 アキラのコンディション良好。
 当然ベイリーも同じく。

 それぞれベースの活動団体、文化が違うせいか
 序盤は手探り感もありましたが、
 クオリティを上げる方策を試合の中でしっかり見出して、
 終盤の攻防は充実、盛り上がりました。

 好勝負に少し届かず。

B統一ブリティッシュ・クルーザー級王座戦:マイケル・オク(ch)vs.ルーク・ジェイコブス(7/23/22)
 オクが冷静な試合運び。
 優位な状態の中で観客の反応を上手く加味していますね。

 ルークも感情的なファイトで観客の熱量に訴えかけます。

 それぞれのセコンドを巻き込む等演出も上々。
 ルーク流血からのドラマチックな終盤の流れは
 今年のRevProを代表するエピック・シーンを生み出しました。

 ドラマチックな試合なので要チェックです。

 文句なしに好勝負。

CGBTL決勝:オージー・オープン(カイル・フレッチャー、マーク・デイヴィス)vs.ヴェロシティーズ(ジュード・ロンドン、パリス・デ・シルヴァ)
(7/23/22)
 オーストラリアでの数え歌再び。
 5月の一戦は大成功でしたが、この試合は二番煎じになってしまいましたね。

 パワフルなスポットはこのカードならではのものですし、
 ヴェロシティーズの多少の粗さはAOが補正しますが、
 それでもミス・ムーブが生まれていました。

 スポットの物量もあることは分かっている中で、
 新しい基軸を打ち出すには至っていませんでした。

 好勝負に届かずも中々良い試合。

DAEWオール・アトランティック王座戦:Pac(ch)vs.コーナー・ミルズ(7/23/22)
 ミルズが積極的な攻めを見せ、
 Pacは逃げようとしたりとヘタレ。
 ただこの展開は余り受けていないですね。
 
 Pacが花道でツームストンを決めて主導権を握ります。
 まったり煽り力を活かした試合運びで
 本領を発揮して王座戦としての確かなクオリティに手応え。

 一方で最後までフックがかかりきらず、
 良くも悪くもPacはゲストの域を出なかったですね。

 中々良い試合。

 (執筆日:12/?/22)