RevPRO:Best of RevPRO 2021 part.2の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | 統一ブリティッシュ・タッグ王座戦:デスティネーション・エヴリウェア(マイケル・オク、コーナー・ミルズ)(ch)vs.ヤング・ガンズ(イーサン・アレン、ルーク・ジェイコブス)(9/5/21) 統一ブリティッシュ・タッグ王座戦:オージー・オープン(カイル・フレッチャー、マーク・デイヴィス)(ch)vs.ヤング・ガンズ(イーサン・アレン、ルーク・ジェイコブス)(10/3/21) ウィル・オスプレイvs.マイケル・オク(10/10/21) |
@カイル・フレッチャーvs.辻陽太(9/4/21)
ヤング・ライオンとして前座試合ではあるものの
その資質の高さを感じさせる辻。
カイルが簡易的ながら構築の味付けの中で
辻の恵まれた体躯を活かした躍動を引き出しましたね。
テンポ良い切り返し合い混ぜつつ試合をリード。
分かりやすい一進一退で高め合いました。
色々な経験をしてスタイルを確立する為に
このRevPro留学は非常に良いと思いますね。
好勝負に少し届かず。
A統一ブリティッシュ・タッグ王座戦:デスティネーション・エヴリウェア(マイケル・オク、コーナー・ミルズ)(ch)vs.ヤング・ガンズ(イーサン・アレン、ルーク・ジェイコブス)(9/5/21)
YGが不意打ちして場外で痛めつけると、
ミルズが戦線離脱、オクもKO寸前になります。
思い切った展開の割にそれ相応のスポットがなかったのは物足りないですね。
何とかリングに戻ったオクをYGが激しく、挑発的に攻め立てます。
カメラを意識して試合運びしていたのは良いですね。
100-0からスタートする難しいシチュエーションでしたが、
熱量を落とさない素晴らしいワークを見せました。
ミルズが戻ってきてホット・タッグ。
最初にこの特殊の仕掛けをする程の理由は感じられなかったものの
それでも激しい攻防には見応えあり。
YGのアクション、絵作り、表現力、どれをとっても素晴らしかったですね。
一方でDEはちょっとアクションに振り切り過ぎな印象はあり。
ぎりぎり好勝負。
Bアキラ・フランシスコvs.ロビーX(10/3/21)
元全日Jr.ヘビー級王者の実績をひっさげRPWデビュー。
攻防の中で、さっきのダメージはどこに行ったの?と感じる所はありますが、
伸びやかな動きで気持ちも前に出したアキラの攻めは乗れますね。
少し動き回り過ぎな印象もありましたが、
アキラがそれだけ動き回っても良いくらいには
ロビーがポイントを押さえてくれています。
終盤もノー・セルを使ったりしながら見せ場作り。
今後も継続的にアキラを呼び寄せたくなる内容に仕上がりました。
好勝負に届かずも中々良い試合。
C統一ブリティッシュ・タッグ王座戦:オージー・オープン(カイル・フレッチャー、マーク・デイヴィス)(ch)vs.ヤング・ガンズ(イーサン・アレン、ルーク・ジェイコブス)(10/3/21)
王座を取り戻すとアピールしていたRKJをAOが襲撃。
YGが現れAOに殴りかかりそのまま試合に。
AOが憎たらしいまでの強さを発揮。
ムーブもYGを小馬鹿にするアピール力も共に素晴らしいものがあります。
AO優位な状況ではありますが、
YGも引き離されずに絶妙なせめぎ合い。
8月の一戦とは違う所を見せますね。
AOを倒すべくTGが様々な手を尽くして、
食いついていくシーンには格下感がありません。
以前なら決まったであろうシーンを乗り越えて、
更に次のステージへと展開していきます。
ただ、このステップ・アップからの時間のかけ方が長く、
まったりする時間帯も生まれてしまいましたね。
最後にAOがDQフィニッシュで逃げるエンディングは悪くないものの
それなら加速したまま走り切りたかった所はあります。
ぎりぎり好勝負。
Dウィル・オスプレイvs.マイケル・オク(10/10/21)
オスプレイがオクを馬鹿にして煽る煽る。
人をイラつかせる方法をまあ良く分かっていますね。
仕草も表情もお見事です。
オクも求められている烈火のような攻め。
オスプレイのフェイス/ヒールの盛り上げベースの流れに
身をゆだねながら勢いに乗りました。
オクがレインメーカーやメイド・イン・ジャパンなど新日レスラーの技を使うことで
綺麗な一進一退が更に熱を帯びましたね。
オクの想像以上の健闘。
ノン・タイトル戦というシチュエーションもあって
その勝利の可能性を信じた観客がかなりの盛り上がりを見せていました。
オスプレイはどの試合も外さないですね。
ぎりぎり好勝負。
(執筆日:11/?/21)
注目試合の詳細
なし試合結果
@カイル・フレッチャーvs.辻陽太(9/4/21)A統一ブリティッシュ・タッグ王座戦:デスティネーション・エヴリウェア(マイケル・オク、コーナー・ミルズ)(ch)vs.ヤング・ガンズ(イーサン・アレン、ルーク・ジェイコブス)(9/5/21)
Bアキラ・フランシスコvs.ロビーX(10/3/21)
C統一ブリティッシュ・タッグ王座戦:オージー・オープン(カイル・フレッチャー、マーク・デイヴィス)(ch)vs.ヤング・ガンズ(イーサン・アレン、ルーク・ジェイコブス)(DQ)(10/3/21)
Dウィル・オスプレイvs.マイケル・オク(10/10/21)