RPW:High Stakes 2/14/20の分析
名勝負 | 統一ブリティッシュ・ヘビー級王座戦:ザック・セイバー(ch)vs.ウィル・オスプレイ |
好勝負 | 統一ブリティッシュ・クルーザー級王座戦:エル・ファンタズモ(ch)vs.マイケル・オク |
@統一ブリッティッシュ女子王座戦:ゾー・ルーカス(ch)vs.ギセル・ショウ
Aダン・モロニーvs.ジェフ・コブ
BSWEスピード・キング王座戦:リッキー・ナイトJr.(ch)vs.ロビーX
CノーDQ:LAパークvs.キングストン
絶妙のマッチ・メイクですね。
キングストンが奇襲を仕掛け場外乱闘。
足遣い、テンポ・コントロール共に問題ありません。
レフェリー要素をユーモアたっぷりに絡めて盛り上げます。
凶器に頼らず身体負荷軽めに絵作り出来ているので
パークが息切れすることなく、最後の乱入からのボード葬まで
問題なくやりきることが出来ました。
期待通りの内容に仕上がっています。
中々良い試合。
Dマーク・ハスキンスvs.カール・ロモvs.クリス・ブルックスvs.ヒクレオvs.カイル・フレッチャーvs.マッド・カート
E統一ブリッティッシュ・タッグ王座戦:ザ・リージョン(グレートOカーン、ランページ・ブラウン)(ch)vs.ダミアン・ダン、デイヴィッド・スター
F統一ブリティッシュ・クルーザー級王座戦:エル・ファンタズモ(ch)vs.マイケル・オク
ゴング前にELPが奇襲しベルト攻撃。
ふらついているオクにゴングがなるやELPが容赦ない攻撃を加えます。
柵の外に放って場外カウントを数えさせたりと
生意気なキャラを見せつつ攻撃の厳しさは緩めず
このスタートならではの緊張感を維持できているのは
ELPの成長を実感させますね。
反撃するオクの足を破壊にかかる展開も良く、
対するオクのハーフ・ボストンの布石も利いています。
意図の通った良質な攻防作りをしっかり積み重ねている。
オクはまだ若く、攻め時に力学通っていない動きも一部ありましたが、
キャリア・メイクの試合にかける意気込みが
素晴らしいパフォーマンスにつながっています。
フィニッシュも良く、この2人なら良い試合をしてくれると思っていましたが、
その想像を遥かに超える内容になっています。
文句なしに好勝負。
G統一ブリティッシュ・ヘビー級王座戦:ザック・セイバー(ch)vs.ウィル・オスプレイ
新日で行われた一戦が本土で早くもリマッチ。
最初の演舞から度肝を抜きます。
演舞のかわしの精度は飛びぬけて高く、
45度方向のロープ・ワークを混ぜ込み変化させ、
ユーロのムーブも大胆に取り入れます。
セイバーはノラリクラリと間を置きつつ、
試合全体としてはハイ・テンポに動きます。
絶妙のペースで目を離そうとしても離しきれません。
オスプレイが転がされると同時にハンドスプリングに行き、
そこをセイバーがロックに捉えたりと
重層の切り返し合いが極上。
オスプレイもあっての試合で
彼がいるからこそ試合が2次元から3次元になっていますが、
それを超えてセイバーの完成度が究極のレベル。
ギュっと切り返し合いを詰め込んでいるにも関わらず、
ムーブの為の動きに見えることもなく、
ダメージ軽視に見えることもなく、
言葉で表現しきれない飛び級の攻防で、圧巻のディティールにも裏打ちされている。
新日の一戦を更に超えてきました。
歴史的な名勝負。
(執筆日:3/?/20)
Rating:★★★★☆
注目試合の詳細
なし試合結果
@統一ブリッティッシュ女子王座戦:ゾー・ルーカス(ch)vs.ギセル・ショウ(新チャンピオン!)Aダン・モロニーvs.ジェフ・コブ
BSWEスピード・キング王座戦:リッキー・ナイトJr.(ch)vs.ロビーX
CノーDQ:LAパークvs.キングストン
Dマーク・ハスキンスvs.カール・ロモvs.クリス・ブルックスvs.ヒクレオvs.カイル・フレッチャーvs.マッド・カート
E統一ブリッティッシュ・タッグ王座戦:ザ・リージョン(グレートOカーン、ランページ・ブラウン)(ch)vs.ダミアン・ダン、デイヴィッド・スター
F統一ブリティッシュ・クルーザー級王座戦:エル・ファンタズモ(ch)vs.マイケル・オク(新チャンピオン!)
G統一ブリティッシュ・ヘビー級王座戦:ザック・セイバー(ch)vs.ウィル・オスプレイ(新チャンピオン!)