RPW:Epic Encounter 4/13/17の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | ブリティッシュ・クルーザー級王座戦:ウィル・オスプレイ(ch)vs.ジョシュ・ボドム ブリティッシュ・ヘビー級王座戦:ザック・セイバーJr.(ch)vs.KUSHIDA |
@ブリティッシュ・タッグ王座戦:CCK(クリス・ブルックス、トラヴィス・バンクス)(ch)vs.マーティン・ストーン、サミ・キャリハン
Aジェイ・ホワイトvs.アンジェリコ
B後藤洋央紀vs.ザック・ギブソン
C高橋ヒロムvs.マーティ・スクール
ここ数年で英国を代表するレスラーとなった
マーティの傘アピールに対し、
傘を取り上げて舐めて見せたヒロムもまた
流石今乗っているレスラーだな、といった所。
それぞれの強みを見せながら
要所では相手に安易に妥協せず
真っ向からぶつかりあったのは素晴らしかった。
数少ない国際対決にはこういうのを期待するんですよね。
ヒロムがフェイスの立ち位置に立たされたことで
エスカレーションしなかった部分があるのは
間違いないところですが概ね満足いく内容です。
中々良い試合。
Dブリティッシュ・クルーザー級王座戦:ウィル・オスプレイ(ch)vs.ジョシュ・ボドム
ボドムはオスプレイの痛めている背中に狙いをつけ攻撃的に攻め立てます。
ロープに背中から落下させられ続行不可能かというオスプレイに
ボドムがダイブで追撃を仕掛け、王座奪取への意欲を見せました。
劣勢のオスプレイですが、反撃を普段とは違い
最短距離で行う工夫が良いですね。
攻めに回ってからもしっかり背中の痛みは忘れず、
かといって攻めが淀まないよう行えています。
1つの試合として絵を共有できている
両者は終盤もよく相手が分かっているからこその
激しい攻防を展開し観客を大いに盛り上げました。
文句なしに好勝負。
EノーDQ:ジェームス・キャッスルvs.シャ・サミュエルズ
Fブリティッシュ・ヘビー級王座戦:ザック・セイバーJr.(ch)vs.KUSHIDA
相手に外され、それならこれでどうだ、と
対抗意識を燃やしたレスリングの攻防は見応えあり。
ただ30分弱の長時間マッチとあって
展開が遅くなり最適効率から外れている感は否めない。
中盤セイバーのターン。
胸で突いたりと感情的な迸りを随所で見せてくるのが良いですね。
アスリートっぽさの中でこういう攻撃的な感情を見せれるようになったのは
2017年のセイバーの成長でしょう。
後半サブミッション地獄の攻防は偏っていますが、
2人のテクニックを存分に楽しめる上質な協奏曲。
尖がるなら2人の攻撃的な対抗意識は捨てて
レスリング・クリニックに寄せた方がよかったかもしれないし、
2人のストーリーを重視するならもう少しすっきりさせても良かったかも。
しかし技巧を尽くしたぶつかり合いは必見。
ぎりぎり好勝負です。
Gバレット・クラブ(ケニー・オメガ、ヤング・バックス)vs.リオ・ラッシュ、ライアン・スマイル、シェイン・ストリックランド
(執筆日:5/?/17)
Rating:★★★★☆
注目試合の詳細
なし試合結果
@ブリティッシュ・タッグ王座戦:CCK(クリス・ブルックス、トラヴィス・バンクス)(ch)vs.マーティン・ストーン、サミ・キャリハンAジェイ・ホワイトvs.アンジェリコ
B後藤洋央紀vs.ザック・ギブソン
C高橋ヒロムvs.マーティ・スクール
Dブリティッシュ・クルーザー級王座戦:ウィル・オスプレイ(ch)vs.ジョシュ・ボドム(新チャンピオン!)
EノーDQ:ジェームス・キャッスルvs.シャ・サミュエルズ
Fブリティッシュ・ヘビー級王座戦:ザック・セイバーJr.(ch)vs.KUSHIDA
Gバレット・クラブ(ケニー・オメガ、ヤング・バックス)vs.リオ・ラッシュ、ライアン・スマイル、シェイン・ストリックランド