OTT:Best of OTT 2022の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | オマリvs.カーラ・ノワール(8/21/22) |
@OTT世界王座戦:マーク・ハスキンス(ch)vs.オマリ(7/22/22)
ハスキンスがゴング前に椅子攻撃。
完全にダウンさせて煽った後にオマリがトペコン。
オマリは人気者で長身から繰り出されるムーブはスケールがありますからね。
単純ながら大きな盛り上がりを生みます。
それは良いとしても次のステップを目指す為には
もっと深く試合を織り込まないといけない所を
単純なレベルでの組成に留まっており、
結局試合のレベルとしては足踏み。
オマリには思い切って託してみるだけの価値はあるものの
だからこそもう少し王座交代劇として上のレベルを期待していました。
平均的な良試合。
Aビッグ・ダモvs.カーラ・ノワール(8/19/22)
巨漢ダモの前にカーラは心理戦を仕掛けるも利かず圧倒的劣勢。
スタイルクラッシュながら打開策が見えないので少し退屈に見える所もありますが、
流石カーラで丁寧に後半に向けてステップ・アップしていきました。
後半はパワー・ボムなど強烈な技でメリハリ。
前半の抑制が上手く爆発につながっていましたね。
中々良い試合。
Bオマリvs.カーラ・ノワール(8/21/22)
敢えてノン・タイトル戦で対決。
それなら2日前のvs.ダモをカーラに勝たせた方が良かったような…。
それはともかく今のOTTを代表するレスラーと
少し前のUKを代表するレスラーとのマッチアップだけに期待のカードですね。
カーラが不意打ちを仕掛ける出だしから
そのシチュエーションに沿った攻防作りとなっています。
オマリがダウン・ベースながら守りに引きすぎず
積極的に反撃を試みたのでアクションの濃度は高かったですね。
しかも両者の固有ムーブが上手く融合されていて
初顔合わせとは思えない充実度で12分ながら満足感のある内容でした。
ぎりぎり好勝負。
COTT世界王座戦:オマリ(ch)vs.マーク・ハスキンスvs.トレント・セヴン(10/29/22)
オマリが王者としてスケール感を見せ、
ハスキンスはヘタレ・ヒール、トレントが大御所として制裁役。
ただ比較的早いタイミングでトレントが場外フライ時に痛めて一時脱落。
それもあって3ウェイの攻防作りの面白さは弱めでした。
しかしトレントが脱落するやハスキンスが女子マネ含めて悪辣ヒールに転じるなど
1対1の関係はどれも良いものがありましたね。
好勝負に届かずも中々良い試合。
(執筆日:12/?/22)