WC：Best of WC 2022の分析
| 名勝負 | なし |
| 好勝負 | なし |
①初代ピュア王座戦：クリス・リッジウェイvs.エマ―シン・ジェーン(7/10/22)
初代王座戦を敢えての男女対決で。
硬派なリッジウェイですから
プロレスのデフォルメとはいえ
不十分な攻めには応じないスタンス。
しかしそのスタンスで応じてもらって
試合が成立するだけのものをジェーンが見せます。
体重、スピード、キレ、構築力。
どれも他にない特別なレベルとまでは言い切れないまでも
総合的に高い能力を誇っているのが魅力ですね。
力の差がある中でエマ―シンの奮闘だけでなく、
リッジウェイの意図しない所でロープ・ブレイクを消費させる形で
エマ―シンの勝利の可能性を感じさせる演出もにくい。
その上でリッジウェイが容赦ない脚攻め地獄に引きずり込むドラマチックな展開。
ただ終盤ニア・フォール数を重視し過ぎたのと
エマ―シンが攻める為に走り過ぎてそれまでを最大限に活かせてなかったのは勿体ない。
好勝負に少し届かず。
②GHC Jr.ヘビー級王座戦：HAYATA(ch)vs.クリス・リッジウェイ(8/7/22)
スティンガー対決。
ピュア王座は賭けずGHC Jr.ヘビー級王座のみ。
ということで勝敗は丸わかりな訳ですが、
それ以上の価値をちゃんと提供しましたね。
俊敏なかわし合い、対角ロープ走りで目を引くと
リッジウェイがドラスクから脚攻めへ。
HAYATAの動き織り込み済みの攻防は素晴らしかったですね。
一方でHAYATAはダウンしているだけで受けの表現が乏しいので、
これを売りでいくならばもう少し攻め比率増して
切り返しの見せ場も多めにしたかった所です。
しかしGHC Jr.ヘビー級王座戦に足る激闘でUKファンも満足の一戦。
中々良い試合。
(執筆日：12/?/22)