IPW:UK:No Escape 2/26/12の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | クルーザー級王座トーナメントB決勝:ザック・セイバーJr. vs.サミ・キャリハン |
@クルーザー級王座トーナメント・ブラケットB準決勝:ワイルド・ボアvs.ザック・セイバーJr.
Aクルーザー級王座トーナメント・ブラケットB準決勝:サミ・キャリハンvs.ノーム・ダー
Bマーティン・ストーンvs.デイヴ・フィンレー
Cダグラス・ウィリアムスvs.マーティ・スクール
D#1コンテンダーズ・マッチ:プロジェクト・イゴ(マーティン・カービイ、クリス・トラヴィス)vs.ザ・スリラーズ(ジョエル・レッドマン、マーク・ハスキンス)
イゴの急襲からスタート。
連携技で自分の流れに持っていこうとしますがスリラーズも簡単には許しません。
期待感が高まりましたがイゴの道化シーンにつながっていったのは残念。
本格派の連携技が生み出す雰囲気が弛緩してしまいました。
相手を翻弄する動きはヨーロッパらしさがあり良いんですけどね。
レッドマンの耐え、ハスキンスのダイブで盛り上げた後、
イゴがハスキンスを孤立させます。
レッドマンがパワフルな攻めで爆発させ終盤戦ですが
それまでと同じく細かい部分でエスカレーションが阻害された印象ですね。
80年代のアメプロの要素を全て兼ね備えているが、
それを型の中ではなく自由度を高めでミックスさせようとして成功しきらなかった形です。
中々良い試合。
試合後ハスキンスがお前のせいで負けたとレッドマンを攻撃。
Eブリティッシュ・ヘビー級王座戦:シャ・サミュエルズ(ch)vs.デイヴ・マスチフ
Fクルーザー級王座トーナメントB決勝:ザック・セイバーJr. vs.サミ・キャリハン
ゴング直後に突進してきたサミにセイバーがハイ・キック。
サミがダウンしつつも起こされる時にバック・ドロップ。
この掴みは良かったですね。
エプロンへのバック・ドロップは余り意味がないが、
その後の入場口でアーム・バー/マフラー・ホールドがキーとなることを提示したのは良かった。
入場口から階段下に飛んできたセイバーをキャッチしたサミがエクスプロイダーで投げ主導権を握ります。
この後はブライアンばりのえげつない見せ方でセイバーの武器である脚を破壊しにいきます。
この展開ならセイバーの蹴りをそれまでにもっと受けても良かったですね。
ありと言えばありだけどこの経緯なら普通に腰攻めの方がはまるかもしれない。
セイバーのぐったり受けもどちらかといえば腰攻めに呼応するもの。
脚攻めを食らうならもっとじたばたして部位の痛みを表現したい。
セイバーが脚の痛みをこらえながらエプロンでのランニング・キック。
主導権を取り返すとこちらも指を折り曲げたりとえぐい腕攻め。
打撃の打ち合いでリセットして終盤へ。
部位狙いが攻防の細かい部分にまで反映されていますね。
フォールとサブミッションが主要で打撃の打ち合いやロープ・ワークが少ないため
最後は煮詰まった印象も受けるがメインとして全力を出し切った攻防でした。
ぎりぎり好勝負。
総評
英国外にも進出しているレスラー及びキャリハンの招聘で初見にもとっつきやすいラインナップとなっています。
メインも素晴らしいし良い大会。
(執筆日:2/2/13)
DVD Rating:★★☆☆☆
注目試合の詳細
なし試合結果
@クルーザー級王座トーナメントB準決勝:ワイルド・ボアvs.ザック・セイバーJr.Aクルーザー級王座トーナメントB準決勝:サミ・キャリハンvs.ノーム・ダー
Bマーティン・ストーンvs.デイヴ・フィンレー
Cダグラス・ウィリアムスvs.マーティ・スカル
D#1コンテンダーズ・マッチ:プロジェクト・イゴ(マーティン・カービイ、クリス・トラヴィス)vs.ザ・スリラーズ(ジョエル・レッドマン、マーク・ハスキンス)
Eブリティッシュ・ヘビー級王座戦:シャ・サミュエルズ(ch)vs.デイヴ・マスチフ
Fクルーザー級王座トーナメントB決勝:ザック・セイバーJr. vs.サミ・キャリハン