TOP他大陸のプロレスイギリス 現インディー団体 →IPW:UK:The Epic Encounter 3/5/09

IPW:UK:The Epic Encounter 3/5/09の分析


名勝負 タッグ王座戦:ザ・スリラーズ(ジョエル・レッドマン、マーク・ハスキンス)(ch)vs.リーダーズ・オブ・ニュー・スクール(ザック・セイバーJr.、マーティ・スカル)
好勝負 なし

@マーク・ハスキンスvs.マット・クロス
ARJシンvs.シャ・サミュエルズ

BPac vs.ブライアン・ダニエルソン
 ブライアンが序盤のレスリングで
 彼ならではのリアルに痛みを感じさせるサブミッションを予感させます。
 Pacはそれを逃れつつもこれまたリアルに基づいた身体能力を提示。
 初対決ぐらいの良い雰囲気を持ったセット・アップです。
 そこから一気にロープ・ワークへ。
 Pacがヘッド・ロックで止める攻防になりましたが、
 そこはどんどんロープ・ワークに走っても良かったですね。
 ブライアンが一つ一つサブミッションを叩き込む中盤を経て、
 一進一退からのダイブで終盤へ。
 ブライアンもスプリングボードから跳ね起きて見せる等
 Pacの領域に踏み込んで攻防を繰り広げます。
 それに伴いPacが勝つんじゃないかという期待感が高まり加速。
 しかしスモール・パッケージの入れ替えあいからカウント3が入ってしまい、
 もやもやとした印象を残すフィニッシュにしたのは謎。
 これは勿体無かった。
 好勝負に少し届かず。

Cレロイ・キンケイドvs.デイヴ・モラレス

Dタッグ王座戦:ザ・スリラーズ(ジョエル・レッドマン、マーク・ハスキンス)(ch)vs.リーダーズ・オブ・ニュー・スクール(ザック・セイバーJr.、マーティ・スカル)
 序盤はマーティンが勢いある攻めで活躍。
 ヒールであるスリラーズの受けとはまっています。
 リーダーズがダブル・ダイブで勢いを増します。
 マーティンの気持ちの出し方と客受けする行動は後の戸澤を彷彿とさせますね。
 出遅れていたセイバーも波にのり良い連携技を見せます。
 スリラーズはこれ以上はダレるというベスト・タイミングで
 しっかりタッグらしい絵を使い主導権を握ります。
 マーティの孤立後、セイバーの孤立と続ける。
 この順番は良いですね。
 マーティで土台を作って、セイバーのぐったり受けでドラマを作り上げる。
 テンポで荒々しさを生み、煽りも抜群です。
 タッグならではの連携、そしてハードな打ち合いで右肩上がり。
 リーダーズのレスリング・テクニックやレッドマンの耐えなど
 +要素も加わりエピックと称するにふさわしい一戦となりました。
 意図が合わずに空白が生まれた部分が2,3ありはしましたが、キャリア上仕方ないでしょう。
 歴史的な一戦。
 ぎりぎり名勝負です。

Eオール・イングランド王座戦:テリー・フレイジャー(ch)vs.マーティン・ストーン

@ジョン・ウォルターズvs.ジョエル・レッドマン


総評
 団体内での位置づけ上ベストの位置づけで試合は組まれていませんが、Dは必見。
 Pac vs.アメドラという見知った目玉カードもありますし手に入れるべきです。
 (執筆日:2/2/13)
DVD Rating:★★★☆☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@マーク・ハスキンスvs.マット・クロス
ARJシンvs.シャ・サミュエルズ
BPac vs.ブライアン・ダニエルソン
Cレロイ・キンケイドvs.デイヴ・モラレス
Dタッグ王座戦:ザ・スリラーズ(ジョエル・レッドマン、マーク・ハスキンス)(ch)vs.リーダーズ・オブ・ニュー・スクール(ザック・セイバーJr.、マーティ・スカル)(新チャンピオン!)
Eオール・イングランド王座戦:テリー・フレイジャー(ch)vs.マーティン・ストーン
@ジョン・ウォルターズvs.ジョエル・レッドマン