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FWA:Classics & Seasons Beatings 12/15/02の分析


名勝負 なし
好勝負 FWA王座戦:ダグ・ウィリアムス(ch)vs.クリストファー・ダニエルズ(2/1/02)

Rf Video製。ビデオです。

@FWA王座戦:ダグ・ウィリアムス(ch)vs.クリストファー・ダニエルズ(2/1/02)
 まずはレスリング。
 基本的な動きしかしていませんが、その動きの背景を理解しているからこそ深みがあります。
 一瞬手が合わなくても演舞として成立させることができています。
 ダニエルズが執拗なヘッド・ロックに出ればダグも同じ戦略で対抗。
 奇想天外なことはしていないんですが
 そこからヘッド・ロックに戻ってくるかと感心しきりです。
 中盤の攻防もチェス。
 予定調和ではあるが、
 予め決められた帰結に向けて機能的に攻防を打つのではなく
 一つ一つこれが駄目だからこう動いて、と演繹的に攻防をチェーンさせている。
 ダニエルズの首攻めにダグが気持ちのこもった反撃で応え終盤へ。
 どちらも狙いが定まっているだけに
 終盤は意表を突かれることが少なく単純な返しあいに映るも
 ROHの一戦が好きならこの試合もきっと気に入るはずです。
 素晴らしいチェス・マッチでした。
 文句なしに好勝負。

Aスコット・パーカーvs.スティーブ・コリノ(10/25/01)

Bジョディ・フレッシュvs.AJスタイルズ(12/15/01)


ここから本編のRRトーナメント。勝利で20P、リングアウト勝ちで15P、敗北で0P。総当り後ポイントの高い2人が決勝で戦うルールです。

C#1コンテンダーズ・ラウンド・ロビン・トーナメント:ジョニー・ストームvs.ダグ・ウィリアムス

D#1コンテンダーズ・ラウンド・ロビン・トーナメント:AJスタイルズvs.ジョディ・フレッシュ
 AJの動きが桁違い故にそれに対応するフレッシュも自然と力が入ります。
 ショルダー・タックル相打ち、クロス・ボディ相打ちで形を作った後フレッシュのターン。
 ユニークな入りやスプリングボード式SSPで盛り上げました。
 AJはデビュー戦と同じく強烈な技を叩き込んでいきます。
 一度大きな見合いシーンが生まれるも、そこで思い切って仕切ったのは良いですね。
 しかしフレッシュの粗さは変わらずで
 そこからの肝心の終盤において見せ場が単発。
 もう解れそうなところを無理矢理ハードさで誤魔化している内容となっています。
 vs.ストームのようにはいかなかった。
 平均的な良試合。

E#1コンテンダーズ・ラウンド・ロビン・トーナメント:ジョニー・ストームvs.ジョディ・フレッシュ

F#1コンテンダーズ・ラウンド・ロビン・トーナメント:ダグ・ウィリアムスvs.ジョディ・フレッシュ

H#1コンテンダーズ・ラウンド・ロビン・トーナメント決勝:ジェリー・リンvs.ダグ・ウィリアムスvs.AJスタイルズ
 (20pでストーム、スタイルズ、ダグが決勝へ。
 しかしフレッシュは病院に運ばれたためその枠にリンが飛び入り参加)
 面白そうなカードではあるのですが・・・
 やはりダグにこういう試合形式は向いていませんね。
 3ウェイに対しての独創的な取り組みは一切見られない上
 オールド3ウェイとして優れていたかというとこれまた否。
 AJvs.リンの方が確実に良かったと言えてしまいますね。
 平均レベル。


総評
 本編は外れながらクラシックスの1戦が必見です。
 (執筆日:9/1/12)
DVD Rating:★☆☆☆☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@FWA王座戦:ダグ・ウィリアムス(ch)vs.クリストファー・ダニエルズ(2/1/02)
Aスコット・パーカーvs.スティーブ・コリノ(10/25/01)
Bジョディ・フレッシュvs.AJスタイルズ(12/15/01)
C#1コンテンダーズ・ラウンド・ロビン・トーナメント:ジョニー・ストームvs.ダグ・ウィリアムス
D#1コンテンダーズ・ラウンド・ロビン・トーナメント:AJスタイルズvs.ジョディ・フレッシュ
E#1コンテンダーズ・ラウンド・ロビン・トーナメント:ジョニー・ストームvs.ジョディ・フレッシュ(リングアウト)
F#1コンテンダーズ・ラウンド・ロビン・トーナメント:ダグ・ウィリアムスvs.ジョディ・フレッシュ
H#1コンテンダーズ・ラウンド・ロビン・トーナメント決勝:ジェリー・リンvs.ダグ・ウィリアムスvs.AJスタイルズ