TOP他大陸のプロレスイギリス 現インディー団体 →FWA:British Uprising Pt. 2 10/13/02

FWA:British Uprising Pt. 2 10/13/02の分析


名勝負 なし
好勝負 AJスタイルズvs.ジョニー・ストーム

FWA王座戦、ラダー・マッチ:フラッシュ・バーカー(ch)vs.ジョディ・フレッシュ

Rf Video製。ビデオです。

@ポール・トラヴェールvs.ニキータ
Aボールズ・マホニーvs.アルフ・ハーマン

BAJスタイルズvs.ジョニー・ストーム
 AJのヨーロッパ・デビュー戦。
 vs.フレッシュと同じく表面的な軽量級の攻防からスタート。
 AJが非力なストームに対し派手すぎる受け身を取っていますね。
 場外ヘッド・シザースで思いっきり柵にぶつかっていました。
 しかしAJが攻めにおいてAJならではの独創的なムーブ、
 これまで考え付かなかったような技を次々と繰り出すものだから
 この試合は常識外れの世界観を持つことになっている。
 現在からみてもこの試合におけるAJの意欲は群を抜いています。
 まさしくインディー・プロレスを先陣で切り開いていこうとする者の覚悟です。
 このAJが会場を呑み込んでいく、
 観客の一人一人が衝撃に打ち震えていく様はドラマチックです。
 ストームは本当に相手として存在しているだけで
 AJ一人の試合といっても良いのに凄まじいエネルギー感がある。
 これは必見ですね。
 文句なしに好勝負。
 (執筆日:8/1/12)

CFWA王座戦、ラダー・マッチ:フラッシュ・バーカー(ch)vs.ジョディ・フレッシュ
 拙い演舞ですね。
 バーカーのパワーvs.フレッシュのハイ・フライ。
 定番の構図だから一定のレベルに到達していますが特に褒めれるほどではないですね。
 ただこの試合の体の張りっぷりは見事です。
 まずはフレッシュがトペコンを自爆し、
 背中から体育館の床に打ち付けていきます。
 場外へのスプリングボード式SSPもありましたね。
 ラダーが投入されると攻防もより洗練される。
 パーカーのタフ・マン設定を使って
 フレッシュのバルコニーからのムーンサルトの他
 ラダー天井からのジャーマン、
 スプリングボードのカウンターとしてラダー中段からのライガー・ボムなど
 異常なスポットが連発されました。
 問題は最後の1回を除けばラダーは中央に設置されなかったこと。
 極限まで相手を潰さなくては勝利できないという
 共通認識があるとこの試合だけ見た者に信じさせるものはなかった。
 スポットが理に裏打ちされていれば素敵だったのだけど。
 そんな欠点を持ちながらも歴史的なラダー・マッチと認めざるをえない。
 ぎりぎり好勝負。

総評
 セミ、メインがFWAの歴史に残る試合に。
 ビデオながらお勧めです。セミはYoutubeにありますけどね。
 (執筆日:9/1/12)
DVD Rating:★★★☆☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@ポール・トラヴェールvs.ニキータ
Aボールズ・マホニーvs.アルフ・ハーマン
BAJスタイルズvs.ジョニー・ストーム
CFWA王座戦、ラダー・マッチ:フラッシュ・バーカー(ch)vs.ジョディ・フレッシュ(新チャンピオン!)