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Defiant Wrestling:Best of Defiant 2018の分析


名勝負 なし
好勝負 インターネット王座戦:ザック・セイバーJr.(ch)vs.マイク・ベイリー(1/26/18)

インターネット王座戦:ウォルター(ch)vs.マーク・デイヴィス(10/11/18)

@インターネット王座戦:ザック・セイバーJr.(ch)vs.マイク・ベイリー(1/26/18)
 脚を掴んで倒したり
 起き上がり様に蹴りを入れたりと
 演舞の中に意表をつく動きを混ぜ込み、
 MMAライクな緊張感とプロレスの面白さを共存させています。
 流れを作るベイリーの真っ直ぐと
 セイバーのトラップ・サブミッションの変則の妙は
 それぞれを際立たせていて最高の化学反応ですね。
 最後はセイバーが蹴りをノン・セルで耐えてアンクル・ロック、という
 フィニッシュは最高にクールでした。
 文句なしに好勝負。
 (執筆日:10/?/18)

Aインターネット王座戦、イリミネーション・マッチ:デイヴィッド・スターvs.クリス・ブルックスvs.マイク・ベイリーvs.トラヴィス・バンクス(2/19/18)
 序盤はスターが唾攻撃を食らったり
 ロープで股間を蹴り上げられたりと
 コミカルなやられ芸で盛り上げ。
 その間を適度な攻防で埋めていますが、
 4ウェイとしてはもう少し加速度がほしいか。
 ダイブ連発から全員ダウンで整理すると
 今度は3ウェイ・ムーブを中心に形作り。
 スリーパーを受けているベイリーがそのまま場外の2人にトペを決めたりと
 ユニークなものも見られますが、リアルとは程遠く無理やり作りすぎ。
 一人脱落してからは一転鋭い攻防。
 シーンごとにはっきりした色分けと
 右肩上がりのテンポ・アップで素晴らしい試合になっていますが、
 この4人ならもう少し複雑にシーンの中でも変化をつけたりできたはず。
 好勝負に少し届かず。
 (執筆日:10/?/18)

Bインターネット王座#1コンテンダーズ・マッチ:ウォルターvs.デイヴィッド・スター(3/19/18)
 スターが執拗なヘッドロックを狙うも
 圧倒的体格差に跳ね除けられ
 チョップも倍返しで帰ってきて、と
 光明がまったく見えないシチュエーション。
 細々と打撃を打ち付ける様子から
 気持ちが折れていない表現はしっかりできているものの
 物理的に糸口が感じれないのでリアリティに欠けますね。
 ウォルターの勢いを利用してのボディスラム成功など
 プロレス力学上では理屈が通っているとも言えるのだけど。
 また終盤も試合のトータルでの形を意識してまとめあげたのでしょうが、
 もう少しニア・フォールを見たかった印象。
 好勝負に少し届かず。
 (執筆日:10/?/18)

Cインターネット王座#1コンテンダーズ・ノー・ロープ・ブレークス:
 ウォルターvs.デイヴィッド・スター(3/26/18)
 スターの3連発トペをウォルターが受け止めてから
 エプロンへのパワー・ボムへ行くまでの攻防は見栄えせず。

 この数え歌なら発展させられるはずという部分がちらほらあります。
 ベースのクオリティ自体は高いレベルにあるんですけどね。

 今回の特殊ルールも二三使われたぐらいで
 わざわざこのルールにする必要があったかは疑問でした。

 中々良い試合。
 (執筆日:3/?/20)

Dインターネット王座戦:トラヴィス・バンクス(ch)vs.ウォルターvs.ザック・セイバーJr.(5/28/18)
 3ウェイを整理するためにウォルターがドミネイト。
 とはいっても攻防がつまらなくなる
 セイバー、トラヴィスの結託等はなく、
 3ウェイのめまぐるしさは残したままにしています。
 ウォルターがトラヴィスにパワー・ボムを狙ったところで
 セイバーが飛びついて三角締めを狙ったりと面白さもある。
 ウォルターが2人どちらかとシングルするよりかは
 正直クオリティが落ちているでしょうが、
 この3ウェイに期待する水準は満たしています。
 好勝負に少し届かず。
 (執筆日:8/?/18)

Eインターネット王座戦:ウォルター(ch)vs.ウィル・オスプレイ(8/26/18)
 スターとなったオスプレイはハイ・フライ依存を辞めましたが、
 ウォルター相手ならもう少し体重差を押し出しても良かったはず。
 ファースト・タイム・エヴァーの割には序盤に熱量は足りず。
 ただオスプレイの腕攻め、ウォルターの腰攻め、
 それぞれの布石はしっかり打ち、
 両者ともにそれを回収してみせる。
 持ち技で上手くまとめあげ終盤も盛り上げました。
 MOTYCにはなりませんでしたが、クオリティは確か。
 好勝負に少し届かず。
 (執筆日:10/?/18)

Fインターネット王座戦:ウォルター(ch)vs.マーク・デイヴィス(10/11/18)
 ウォルターに比類する体躯の挑戦者。
 ウォルターの序盤のレスリングは
 いつにもなく価値をもたらしている。
 それを乗り越えたデイヴィスは
 ウォルターにチョップを打たれればやり返し、
 激しい打ち合いに転じます。
 ウォルターに対しバーニング・ハンマー、という
 驚異的なスポットも飛び出る等
 最初から最後まで高いクオリティの試合になっています。
 ぎりぎり好勝負。
 (執筆日:10/?/18)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@インターネット王座戦:ザック・セイバーJr.(ch)vs.マイク・ベイリー(1/26/18)
Aインターネット王座戦、イリミネーション・マッチ:デイヴィッド・スターvs.クリス・ブルックスvs.マイク・ベイリーvs.トラヴィス・バンクス(新チャンピオン!)(2/19/18)
Bインターネット王座#1コンテンダーズ・マッチ:ウォルターvs.デイヴィッド・スター(3/19/18)
Cインターネット王座戦:トラヴィス・バンクス(ch)vs.ウォルターvs.ザック・セイバーJr.(5/28/18)
Dインターネット王座戦:ウォルター(ch)vs.ウィル・オスプレイ(8/26/18)
Eインターネット王座戦:ウォルター(ch)vs.マーク・デイヴィス(10/11/18)