WWE:Best of Raw/SD Matches 2024の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | IC王座戦:ギュンター(ch)vs.ジェイ・ウーソ(Raw 2/19/24) |
@WWE世界ヘビー級王座戦:セス・ローリンズ(ch)vs.ドリュー・マッキンタイア(Raw Day One 1/1/24)
確かなクオリティが期待できる両者。
プロレス初めのメインをしっかりと務め上げます。
CMが多いものの集中力が途切れることなく、
見栄えのする攻防をポイントにしっかり配置。
見応えのあるニア・フォール合戦に
ダミアンがMITBキャッシュ・イン利用かという演出を加えて盛り上げました。
結果的にストーリー上は特に進展のない内容・エンディングですが、内容自体は間違いなかった。
好勝負に届かずも中々良い試合。
Aタッグ王座#1コンテンダーズ・クオリファイング・マッチ:ピート・ダン、タイラー・ベイトvs.#DIY(ジョニー・ガルガーノ、トマッソ・チャンパ)(SD 2/9/24)
10分内試合時間設定で時間がないのでテンポよくアクション。
その分如何に上手かろうが余韻の表現はできず。
内容充実しつつももう少しガッツリやって欲しい、と思いますね。
判断時間少ない中でのアクションのチェーンは素晴らしかった。
中々良い試合。
Bドリュー・マッキンタイアvs.コーディ・ローデス(Raw 2/19/24)
マッキンが手を踏みヒールらしく制圧。
コーディは受け手に回りつつ自分を小さくせず、一方で見せ方は緻密に。
コーディが足狙いを始めた後の中盤。
思い切ったマッキンのペースダウンが良いですね。
しっかりそこから上げて充実の攻防。
一つ一つの大技が映えました。
最後はエンパイアの介入絡みですが、
カードに求められるビッグ・マッチらしさはありました。
好勝負に届かずも中々良い試合。
Cチャド・ゲイブルvs.アイヴァー(Raw 2/19/24)
出だしのビッグブーツ一閃から
高さ方向にこだわり抜いた攻防。
アイヴァーにアピール力あればというのは高望みですが、
かなり攻防の質は高くて驚きです。
アイヴァーのムーンサルト、
チャドの肩紐外してのぶっこぬきジャーマンなど
強烈なインパクトで盛り上げてハッピー・エンド。
10分弱のコンパクトながら
わかりやすくストレートに伝わる魅力に溢れています。
好勝負に少し届かず。
DIC王座戦:ギュンター(ch)vs.ジェイ・ウーソ(Raw 2/19/24)
ギュンターの強烈さ。
アイヴァーの体重がなくても強さの塊ですね。
ジェイその世界感を乱すことなく
自分のカリスマ性を出して観客を乗せていきます。
同じチョップでも適切に使い分け、見せ方を変えるギュンター。
いつもながら見事なワークです。
ジェイを起こして言葉をかけるシーンはドラマチックで、
もしかしたらと王座交代の可能性を予感させました。
ジミーの乱入も良い方向に織り込んで起爆剤としました。
素晴らしい内容です。
ぎりぎり好勝負。
(執筆日:2/?/24)