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WWE:Best of Raw/SD Matches 2023 part.7の分析


名勝負 なし
好勝負 IC王座戦:ギュンター(ch)vs.ブロンソン・リード(Raw 10/16/23)

世界ヘビー級王座戦:セス・ローリンズ(ch)vs.サミ・ゼイン(Raw 11/6/23)

ドリュー・マッキンタイアvs.サミ・ゼイン(Raw 12/4/23)

@Raw & SDタッグ王座戦:コーディ・ローデス、ジェイ・ウーソ(ch)vs.ケヴィン・オーウェンス、サミ・ゼイン(Raw 10/9/23)
 ジェイとサミのタッグのテンポ感の違いから
 場外乱闘でラインを合流させ、
 オーウェンスがラフ・モードに突入。

 フェイス同士な中で入り込みづらさは少しありますが、
 フェイス同士というシチュエーションにより
 通常のタッグの書式とは違う性質の攻防が見れる面白さもあります。

 好勝負に届かずも中々良い試合。

AIC王座戦:ギュンター(ch)vs.ブロンソン・リード(Raw 10/16/23)
 ブロンソンの重量感を強調し、
 最強王者のギュンターが守りの意味合いで
 攻め急いでいる感を出しているのが印象的で上手いですね。

 ブロンソンもその立ち位置にそった試合運び。
 
 迫力のスーパープレックスなど
 最後まで見応えある攻防で素晴らしい内容にまとめました。

 文句なしに好勝負。
 (執筆日:10/?/23)

B世界ヘビー級王座戦:セス・ローリンズ(ch)vs.サミ・ゼイン(Raw 11/6/23)
 サウジPPVのオープニングをこなし、2日後のRawで王座戦。
 試合で魅せてると言えば魅せてますが
 一応トップ王座ではなくて…?という扱いですね。

 それはともかく試合内容としてはサウジPPVと同じくお見事。

 サミがバリケード上ムーンサルトを見せる等
 工夫されたスポットを配置しながら
 チョップで構成した平場のこなし方も見事。

 セスのいつものフローを一歩手前で止めることで
 サミの善戦を印象付けたのも上手かったし、
 そこからの反撃でセス自身にも為になっている。
 
 2日前は綺麗に演出した試合でしたが
 今回はより感情をこめることに重きを置いた試合。
 見事です。

 ぎりぎり好勝負。

Cドリュー・マッキンタイアvs.サミ・ゼイン(Raw 12/4/23)
 マッキンが挨拶代わりにベリー・トゥー・ベリー。
 WMへの熱い思いを語り最高にアンダードッグ性が高まっているサミ相手に
 どのように大技を織り込むと効果的か良く分かっていますね。

 サミもまた大技を適切に温存して
 技ではなくストーリー・テリング第一の試合運びで魅了。

 オープニングながら20分物試合時間が割かれ、
 濃厚なストーリー・マッチが展開されました。

 ぎりぎり好勝負。

D3本勝負:#DIY(ジョニー・ガルガーノ、トマッソ・チャンパ)vs.インぺリウム(ジョヴァンニ・ヴィンチ、ルドウィッグ・カイザー)(Raw 12/4/23)
 テンポを上げて合体技を狙った所で
 控え介入からの丸め込み。
 2本目はガルガーノが孤立するシーンかと思ったら
 意表を突く形でさっきの仕返しをして1本。

 最初の2本は短く、拍子抜けしますね。
 3本目もまたミッドカードとしてかなり控えめ。

 しかしその中で天丼で盛り上げていく構成力、
 そしてそれを整えるディティールは見事で、
 地力が光る内容ではありました。

 好勝負に届かずも中々良い試合。
(執筆日:11/?/23)