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WWE:Best of Raw/SD Matches 2023 part.6の分析


名勝負 なし
好勝負 IC王座戦:ギュンター(ch)vs.チャド・ゲイブル(Raw 9/4/23)

WWE女性王座戦:イヨ・スカイ(ch)vs.アスカ(SD 9/22/23)

@IC王座戦:ギュンター(ch)vs.チャド・ゲイブル(Raw 9/4/23)
 今までの中で見つけた自分達の形。
 それを使って地道に特別なことはせず積み重ねていきます。

 チャドがロープを使ったレッグロックを決めるも
 それでも攻守をひっくり返させない高い壁を表現。
 厳しいビッグブーツがインパクト大で、
 ワンサイドでも移入感十分ですね。

 前回のようなリングアウト勝利ではダメだと気概を見せた直後に訪れた
 パワー・ボムを食らうピンチをカウント2キック・アウトも劇的でした。

 数え歌の終着点が通常形式かぁ、と見る前は思いましたが、
 見事に数え歌の中で最高の内容に仕上げており酔いしれました。

 文句なしに好勝負。

AWWE女性王座戦:イヨ・スカイ(ch)vs.アスカ(SD 9/22/23)
 シャーロットが次に控える中で繋ぎとはいえ
 意味を持って組まれた日本人対決。

 観客も良い雰囲気で見守る中、言語不要の対話を見せ、
 スーパープレックス、アーム・バーなど
 一つ一つ見せ場を丁寧に積み重ねます。

 WWEらしいオーソドックスなものをベース・ラインにした構成思考と
 日本の女子プロのスタイルの共通項で適切な解を導いています。

 若干攻防が前に出ていて、スパスタとしての人自体にもう少し焦点が当たるとベターですが
 終盤はグラウンドで大会場には見栄えのしにくいものになりながらも
 しっかり観客の反応引き出して自分たちに着目させました。

 ぎりぎり好勝負。

BNXTノース・アメリカン王座戦:ドミニク・ミステリオ(ch)vs.ドラゴン・リー(Raw 9/25/23)
 リーの身体能力には敵わない中で
 生意気二世というペルソナを押し出して対抗。

 テンポ良くスタイルクラッシュのアクション。
 試合時間がコンパクトとはいえ、
 ここまでドミニクがノン・ストップでアクションを繰り広げられるとは思わなかったですね。
 最後の負けるきっかけ作りも良く、
 ドミニクのキャリアの中でトップ・クラスに充実した内容です。

 好勝負に届かずも中々良い試合。

Cタッグ王座戦:ジャッジメント・デイ(フィン・ベイラー、ダミアン・プリースト)(ch)vs.ケヴィン・オーウェンス、サミ・ゼイン(Raw 9/25/23)
 観客を乗せる一つ一つのシーン。
 求められているものを分かっていますね。

 観客に少し寄っているきらいもあるが
 ストレートな盛り上がりを相乗効果で高めていきます。

 王座交代劇になりえると思わせるニア・フォール合戦で
 最後は乱入祭りで大盛り上がり。

 好勝負に少し届かず、です。

DIC王座戦:ギュンター(ch)vs.トマッソ・チャンパ(Raw 10/2/23)
 ギュンター制圧前にやり取り。

 攻防は整っているものの
 チャンパのキャラ、スタイルは少し見えないですね。
 最近出番自体も少ないので仕方ない所はありますが。

 繊細な調整による追い込み、構成は目を見張る所はありますが、
 後一歩試合としてはエネルギーが欲しい。

 好勝負に少し届かず。
 (執筆日:9/?/23)