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WWE:Best of Raw/SD Matches 2023 part.5の分析


名勝負 なし
好勝負 タッグ王座戦:ケヴィン・オーウェンス、サミ・ゼイン(ch)vs.ダミアン・プリースト、ドミニク・ミステリオ(Raw 7/17/23)

ギュンターvs.チャド・ゲイブル(Raw 7/31/23)

エッジvs.シェーマス(SD 8/18/23)

IC王座戦:ギュンター(ch)vs.チャド・ゲイブル(Raw 8/21/23)

@タッグ王座戦:ケヴィン・オーウェンス、サミ・ゼイン(ch)vs.ダミアン・プリースト、ドミニク・ミステリオ(Raw 7/17/23)
 セスがベイラーにトペを決めセコンドなしの状態でスタート。

 ケヴィンは観客への訴えかけよく、
 サミは受け表現で引き込みます。
 ドミニクは体を大きく使えていて
 ダミアンもポイントとなるスポットをしっかり行い印象付け。

 それぞれの個性がタッグに落とし込まれていて
 この高クオリティを何度となく再現できるんだろうなという両タッグの完成度です。
 最後までケチのつけるところがなかったですね。

 ぎりぎり好勝負。

Aギュンターvs.チャド・ゲイブル(Raw 7/31/23)
 パワーバランスの差をつけて、細々としたせめぎ合い。
 Rawとしては地味に見えるが、両者の良さが出た緊密なやり取りです。

 タイムリミットまでチャドが生き残った上で試合続行判断。
 
 先の内容から深みを増しつつ、
 ギュンターの惚れ惚れする強さと
 それをひっくり返す可能性を信じさせるチャドのスープレックスマシーンっぷり。 
 
 カートとレスナーぐらいの関係性を期待するレベル。素晴らしかったですね。

 ぎりぎり好勝負。
 (執筆日:7/?/23)

BIC王座#1コンテンダーズマッチ:チャド・ゲイブルvs.マット・リドルvs.リコシェvs.トマッソ・チャンパ(Raw 8/7/23)
 序盤の演舞は無理してタイミング合わせている感あり。

 人員整理してからは各個訴求力のある技でスムーズな攻防の連鎖。

 全員連鎖のコーナー・ジャーマンで弾みをつけて最後まで走り切りましたね。

 好勝負に届かずも中々良い試合。

Cエッジvs.シェーマス(SD 8/18/23)
 エッジが契約切れでラストになるかもしれないとシチュエーション。
 それをWWEがこうしてノスタルジックに通常放送で組むようになったところに時代を感じますね。

 エッジがロープを踏み台にバック・エルボーなど
 旧来の技セットを崩した抵抗を見せつつ、
 ポイントでは持ち技で盛り上げベテランの妙技。

 シェーマスも場外パワーボム、エプロンでのスピアー受けなど
 ハードな受身で献身的にフォロー。
 リアルとうまく攻防作りがリンクしたタフ・マッチに仕上がっています。

 シェーマスがエプロンのエッジの胸にハンマーを叩き込んでいくシーンは
 試合の中の表現としてはまりドラマチックに映りましたね。

 顔芸と一発の見せ方で単発の光景に終わらずつながる終盤の攻防もGood。
 ハッピー・エンドで締めくくりました。

 双方のキャリアの中でもトップ・クラスの内容。

 文句なしに好勝負です。

DIC王座戦:ギュンター(ch)vs.チャド・ゲイブル(Raw 8/21/23)
 スタイルの誇張を混ぜたり、
 バリケードへのバックドロップといった迫力あるスポットを入れたり
 ベースラインを成功させた前回から王座戦としてスケール・アップさせています。

 分かりやすい激闘モードにThis is Awesomeチャント。
 次の試合も期待してしまう内容でしたね。

 ぎりぎり好勝負。
 (執筆日:8/?/23)