WWE:Best of Raw/SD Matches 2023 part.4の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | Rawタッグ王座&SDタッグ王座戦:ケヴィン・オーウェンス、サミ・ゼイン(ch)vs.インぺリウム(ギュンター、ルドウィッグ・カイザー)(Raw 6/12/23) #1コンテンダーズ・マッチ:イルヤ・ドラグノフvs.ブロン・ブレーカー(NXT 7/11/23) |
@Rawタッグ王座&SDタッグ王座戦:ケヴィン・オーウェンス、サミ・ゼイン(ch)vs.インぺリウム(ギュンター、ルドウィッグ・カイザー)(Raw 6/12/23)
キャラを立てた身振りをしつつ、
キャラクター・プロレスの型に甘んじず
細かくハードに一進一退を繰り広げます。
先週激しい試合を行ったケヴィンvs.ギュンターで盛り上げると
サミ、ルドウィッグも落とさずにつなぎ、
タッグらしい決まるシチュエーションを整えてのニア・フォールの見せ場。
最後はリドル乱入絡みなのでコンパクトなまとまりながら
クオリティの高さは彼らならではのものがありました。
ぎりぎり好勝負。
Aムスタファ・アリ、タイラー・ベイト、ウェス・リーvs.スキズム(ジョー・ゲイシー、ジャガー・リード、リップ・フラワー)(NXT 6/13/23)
リング・インするなり乱戦でチェーン・アクション。
オープニングらしい華やかさで盛り上げましたね。
中盤以降は堅実に行いつつ、
それぞれが躍動して自分の役割を全うしつつアピールできていました。
今を時めくウェスのムーブはその中でもピカイチで
レフェリー絡みの演出も成功してクライマックスはのせられましたね。
好勝負に届かずも中々良い試合。
Bコーディ・ローデス、ケヴィン・オーウェンス、サミ・ゼインvs.ジャッジメント・デイ(ダミアン・プリースト、ドミニク・ミステリオ、フィン・ベイラー)
(Raw 6/19/23)
JDが分かりやすく悪漢として働き、
前半は簡易的ながら熱狂を生みます。
ドミニクのやられっぷり、
セコンドのリアの貢献は良かったですね。
その一方でダミアンがスターになるにつれ
フィンの存在感が薄くなっているのが心配ではあります…。
10分前半のコンパクトな内容ながら
フェイス3人を輝かせており、この積み重ねがトップ・スターを生みますね。
好勝負に届かずも中々良い試合。
(執筆日:6/?/23)
C#1コンテンダーズ・マッチ:イルヤ・ドラグノフvs.ブロン・ブレーカー(NXT 7/11/23)
組み合って膠着している状態でも
そこにリアルさを出したイルヤの表現は素晴らしい。
ブロンがテンプレのハイパーアーマーにならない中で受けに回りすぎない強さを見せます。
中盤のアイリッシュウィップ攻めも良し。
イルヤが肉弾ジャーマン合戦に持ち込んだのも面白く、
終盤もブロンの一撃性が光りました。
イルヤが相手だからこその部分ももちろんあるがブロン頑張りましたね。
ぎりぎり好勝負。
Dヴァイキング・ルールズ:ヴァイキング・レイダースvs.アルファ・アカデミー(Raw 7/17/23)
レイダースは前時代的ギミックで日の目を見ることが少ないものの
それでもリリースされないだけの魅力があって
それがこの形式では爆発しますね。
相対できるオーティズのパワーが炸裂。
チャドは柔軟な切り返しが抜きとなりつつ
その役だけでなく投げを見せるべき時は投げて盛り上げ。
女子マネも入ってテーブル葬で盛り上げました。
基本はストレートな内容なので、
もう少し尺があるかフィニッシュシーンが印象的ならという思いは残るか。
好勝負に少し届かず。
(執筆日:7/?/23)