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WWE:Best of Raw/SD Matches 2023 part.3の分析


名勝負 なし
好勝負 WWE世界ヘビー級王座戦:セス・ローリンズ(ch)vs.ダミアン・プリースト(Raw 6/5/23)

@WWE世界ヘビー級王座トーナメント1回戦:セス・ローリンズvs.ダミアン・プリーストvs.シンスケ・ナカムラ(Raw 5/8/23)
 3ウェイの華やかなスポットの共演で
 レアなマッチ・アップを堪能できます。

 3ウェイとして整った状態を維持させつつ、
 セスと中村のシングルも期待感を持たせ応えて見せました。

 もう少し長尺で見たかったか。

 好勝負に少し届かず。

AWWE世界ヘビー級王座トーナメント準決勝:セス・ローリンズvs.フィン・ベイラー(Raw 5/8/23)
 ヒールとしての受けと鋭い攻めを両立させるフィン。
 
 セスも観客をズレなくついていかせて
 一体感を覚えさせる試合運びが見事です。

 調和のとれた意味ある技の攻防の連続で
 1回戦に続き充実の内容でした。

 好勝負に少し届かず。

BWWE世界ヘビー級王座トーナメント1回戦:エッジvs.AJスタイルズvs.レイ・ミステリオ(SD 5/13/23)
 Rawに続きこちらも面白いカードを実現してきましたね。

 02年に若手としてブレイクしたエッジが今やレジェンド枠になっていて、
 同時期にインディーで自由闊達な3ウェイを経験したミステリオ、AJが
 20年後にWWEでその経験を活かしているというのがまた面白いですね。

 エプロンの2人にエッジがスピアーを決める等
 後半も得意技を活かした派手なスポットを披露。

 最後がエッジの迎撃スピアー?タイミング・ミスったのか
 ケチついてしまったのが勿体ないですが、試合の面白さはお墨付きです。

 好勝負を届かずも中々良い試合。

Cギュンターvs.ケヴィン・オーウェンス(Raw 6/5/23)
 アクション領域は比較的小さい所に狭まりつつも
 打撃一発一発の汗の迸りによって魅了する対決。
 
 中盤になるにつれベースに加わる技に観客も大きな歓声が起こります。
  
 この2人らしいタフ・マッチであり、
 最後はセコンド絡めてのどさくさ紛れのフィニッシュですが、
 前哨戦としては完璧な落し所でしたね。

 前哨戦だからと手を抜かないこの2人ならではの試合。

 好勝負に少し届かず。

DWWE世界ヘビー級王座戦:セス・ローリンズ(ch)vs.ダミアン・プリースト(Raw 6/5/23)
 場をコンスタントに移してめまぐるしい攻防。
 アクションの質を高めつつ、それぞれのパワー、俊敏さのアピールを混ぜています。
 更にそこに間も調整するセスの技巧には惚れ惚れしますね。

 中盤もファンのチャントに依らず
 能動的に試合の流れを作りました。
 ダミアンもポテンシャルを発揮して、
 ポイントで印象的な合わせをするのでロング・マッチでも惹きつけ続けます。

 実況席やフェンス技などハードなスポットも盛りだくさんで
 PPVかと見間違うかのような熱戦。

 セスの新王者としての矜持が素晴らし過ぎました。

 文句なしに好勝負。
 
 (執筆日:6/?/23)