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WWE:TV Matches Best of NXT 2023 part.2の分析


名勝負 なし
好勝負 ヘリテイジ・カップ、3本勝負:ネイサン・フレイジャー(th)vs.ドラゴン・リー(NXT Gold Rush Night Two 6/27/23)

イルヤ・ドラグノフvs.トリック・ウィリアムス(NXT Heatwave 8/22/23)

@WWE世界ヘビー級王座戦:セス・ローリンズ(ch)vs.ブロン・ブレーカー(NXT GOLD RUSH 6/20/23)
 セスのペディグリー狙い、とセスが腹を痛めている要素をポイントで入れて構成。
 それは正しくもありつつ、ブロンってそんなに単純化しないといけなかったっけ、と
 我に返って疑問を感じさせることにも…。
 
 良い試合ではあるし、セスがNXTにゲスト参加してくれただけでも大きいのですが、
 セスの充実度を考えるともっと、と思ってしまいました。

 実況積葬があったりフィニッシュ方法といい
 サービス度は高かったですけどね。

 中々良い試合。

Aヘリテイジ・カップ、3本勝負:ネイサン・フレイジャー(th)vs.ドラゴン・リー(NXT Gold Rush Night Two 6/27/23)
 1Rはロックをかけたまま動いたりと演舞でお膳立て。
 ただ組み合っての演舞の為、彼ら本来の姿とは違うそれな感はあり。

 リーが脚へのドラスクを決めて動き出し。
 カウンターで1本目を早めに決着。
 ダイブを決め、ヘリテイジ・カップを絵に映して雰囲気を高めます。

 単体ではとびぬけたものではないですが
 総体に対して各要素をしっかり揃えていきましたね。

 そして攻防のスピード感を最底辺から進めたことで
 後半に向けて綺麗にギアを上げていきました。
 それでも単純なものではなく最後のクイック含めた緩急はお見事。

 ぎりぎり好勝負。
 
Bルーザー・リーヴスNXT:ザ・ダイアド(ジャガー・リード、リップ・フラワー)vs.ザ・クリード・ブラザーズ(NXT 6/27/23)
 ラフに始めてゲイシー追放。
 CM前に効率よくセットアップしましたね。

 クリード兄弟の身体能力とダイアドのヒール・ワーク。
 フェイスとヒールの役割分担を地道にこなしながら進めます。

 少し荒削りな所もありますが、
 それはシチュエーションで補っています。

 クリードに対する脚攻めで変調しますが、
 単なる展開の為、と見えそうな所を
 憎たらしい相手をギブ・アップに追いやりたいという見せ方の方が上回って良好。
 WWEらしい演出で盛り上げていきました。

 好勝負に少し届かず。
 (執筆日:6/?/23)

Cイルヤ・ドラグノフvs.トリック・ウィリアムス(NXT Heatwave 8/22/23)
 イルヤが強烈な打撃でかわいがり。

 トリックが動いた時にトリックの調整不足が出るも
 そこはイルヤの強烈なエネルギーが巻き込んでいきます。

 トリックにおいては僥倖。
 どんどん伸びていくハード・マッチで
 彼のキャリアの中でもとびきり輝く瞬間が舞い降りました。

 文句なしに好勝負。

Dケージ・マッチ:ザ・ダイアドvs.クリード・ブラザーズ(NXT 8/29/23)
 (クリード兄弟が勝てばNXT復帰)
 一度は追放されるも復帰をかけてこの一戦。
 重要な試合にクリード兄弟が臨みますが、
 冒頭スキズムの策略によりブルータスが連れ去られ1対2でスタート。

 トルネード・ルールなので窮地に陥りつつも
 ジュリアスのパワフルな動きが活かされ退屈しません。
 アンクル・ロックを離さずパワー・ボムを決めたシーンは圧巻でしたね。

 CMを挟んでブルータスが戻ってくるとスキズムを一人一人薙ぎ倒します。
 ゲイシーが扉の鍵を持って逃げ回れば、無理くり力でケージの扉を力でこじ開けたりと
 漫画的なスーパー・マン・スケールを見せつけました。

 演出の為に一人一人がこんな設定なので、
 展開の幅は制限を受けますが、中々他には真似できない内容でしたね。

 好勝負に少し届かず。
 (執筆日:6/?/23)