TOPアメリカン・プロレスWWE 1997年 →WWE:One Night Only 9/20/97

WWE:One Night Only 9/20/97の分析


名勝負 なし
好勝負 ヨーロピアン王座戦:ブリティッシュ・ブルドッグ(ch)vs.ショーン・マイケルズ

まだ英国PPVが定番となっていない頃なので
観客の盛り上がりが良いです。

@HHHvs.デュード・ラブ
 ハード・バンプは一切ありませんが
 デュード・ラブが客をのせる上手さで
 ストレートに勝負しているのは面白いですよ。
 スイート・チン・ミュージックも繰り出しますからね。
 HHHはやられっ放しですがインサイド・ワークとヘタレっぷりを見せていて良し。
 両者が楽しんでいる様子が伝わってくる、
 異国の地ならではのオープニング・ファイトでした。
 中々良い試合。
 (執筆日:10/2/09)

Dヨーロピアン王座戦:ブリティッシュ・ブルドッグ(ch)vs.ショーン・マイケルズ
 ブルドッグはアメフト・タックルを使うなど
 より一層のパワー・ファイターとしてのデフォルメがされています。
 見事ではありますが固執し過ぎてやや柔軟性を失っている所もありますね。
 一方でHBKは柔軟すぎる、というかもう少し芯を固めても良い。
 体格差を感じさせる配分と技を見せていましたが、
 相手のパワーをアピールこそすれ自分がそこまで一歩引く必要はありません。
 それがセコンドにヒール・アピールを頼りがちな印象も与えてますね。
 またそれぞれの攻めに試行錯誤の狙いがありますが
 キー・ロックなんかは流石に唐突過ぎたかと。
 クライマックスを考えると普通に脚攻めでも良かったのでは。
 クライマックスは悲劇的な内容だが上手い演出でしたね。
 ブルドッグにもう少しスター性があればな、と思いますけれど。
 全体的にクラシカルなレスリング色は薄れている物の
 別の見所を生み出して成長を感じさせる上質な内容です。
 ぎりぎり好勝負。
 (執筆日:10/2/09)

総評
 残念なことに同PPVで行われたブレットvs.テイカー戦は収録されていませんが(ブレットのDVDで見れます)
 それでも充実している内容です。
 97年は海外興行の方がクオリティ高いですね。
 アメリカ国内は一発物が多いですから。
DVD Rating:★★★☆☆

注目試合の詳細

Dヨーロピアン王座戦:ブリティッシュ・ブルドッグ(ch)vs.ショーン・マイケルズ
  ブルドッグ・チャントが起きる。
  ブルドッグは国旗を広げてみせる。
  HBKはそれなら帰ってやるという振り。
  リングに戻り胸を突く。
  ブルドッグが突き返すとHBKが倒される。
  HBKは髪を掴まれたとアピール。
  組むやブルドッグが押し飛ばして倒す。
  もう1回。
  組むとブルドッグがコーナーに押し込もうとする。
  HBKがサード・ロープ、セカンド・ロープ、ファースト・ロープと上がって体重をかけるもブルドッグが投げ飛ばす。
  HBKが突進してきたブルドッグに飛び掛る。
  ブルドッグはキャッチするとコーナーに叩きつける。
  コーナーに振ってぶつける。
  アメフト・タックル。
  もう1発。
  クローズラインを決めて落とす。
  HBKは花道に方に歩いていく。
  タイムだという手振り。
  エプロンに上がる。
  近づいてきたブルドッグにサミング。
  殴りつけターン・バックルにぶつけようとする。
  ブルドッグが逆にターン・バックルにぶつける。
  別のターン・バックルにもう1発。
  リバース・ブレーン・バスターでリングに入れる。
  ロープに振りボディ・リフト。
  場外に投げ捨てようとするもレフェリーが止めろという。
  ブルドッグはリングに落とす。
  ロープに振りアブナミドル・ストレッチ。
  HBKがヒップ・トスに切り返す。
  ストンピング。
  少し休んでから突進。
  ブルドッグはショルダー・スルーで場外に落とす。
  ロープの反動でエプロンに上がってきたHBKをリングに入れる。
  飛び掛ってきたHBKを捕まえアーム・ドラッグ。
  もう1発決め腕を取る。
  起き上がった所で腕を持ち上げ倒す。
  HBKは起き上がるとフォア・アームズを叩き込む。
  連続で入れヘッド・ロック。
  ロープに振られショルダー・タックルを決めるもブルドッグは倒れない。
  すぐにロープに走り2発目を決めるも倒れない。
  すぐロープに走る。
  ブルドッグはリープ・フロッグ。
  もう1回リープ・フロッグへ。
  HBKは寸前で止まるとサミング。
  ハリケーン・ラナへ。
  ブルドッグがパワー・ボムに切り返す。カウント2。
  腕を取る。
  HBKが起き上がり腕を取り返す。
  ロープに振られクルーシーフィックスへ。
  ブルドッグがサモアン・ドロップに切り返す。
  ロメロ・スペシャルに捕らえる。
  カウントを数えられ放す。
  レフェリーに抗議してからHBKに近づく。
  HBKがパンチ。
  もう1発入れ倒す。
  ストンピング。
  ロープに振りショルダー・スルーを狙う。
  読んでいたブルドッグは滞空式ブレーン・バスターを決める。
  カバーするもカウント2。
  ルードが現れる。
  ロープに振り持ち上げようとする。
  HBKが後ろに逃れバックを取る。
  ブルドッグがバックを取り返しロール・アップ。
  カウント2でルードがロープ越しに押して体勢を入れ替える。カウントは2。
  ブルドッグがクローズライン。
  クローズライン。
  ロープに走る。
  ルードがロープを引いてブルドッグの体勢を崩す。
  ブルドッグが威嚇。
  HBKが後ろから殴りつけてブルドッグを落とす。
  ルードがブルドッグを鉄柱にぶつける。
  HBKがコーナーにのぼり場外のブルドッグにダブル・アックス。
  リングに戻る。
  ルードがブルドッグを腰からエプロンにぶつける。
  ブルドッグをエプロンに上げるとロープを使ってジョー・ブリーカー。
  リングに入れるとロープに振りバック・エルボー。
  ストンピング。
  ロープに振りスリーパー。
  ブルドッグが崩れ落ちる。  
  カウントが入ると返すがブルドッグはぐったりしている。
  レフェリー・チェックが入る。
  3回目で腕が上がる。
  起き上がるとバック・ドロップに返す。
  カバーするもカウント2。
  HBKが脚裏を顔に叩きつける。
  アイリッシュ・ウィップ。
  ロープに振りヒップ・トス。
  キー・ロック。
  ブルドッグは体を起こすと腕一本で持ち上げ後ろに叩きつける。
  ヘッド・ロック。
  ロープに振られる。
  両者激突しダブル・ダウン。
  HHHとチャイナもリング・サイドに現れる。
  ブルドッグが殴りつける。
  HBKのパンチをガードすると殴りつける。
  ロープに振りショルダー・スルー。
  コーナーに振る。
  一回転して戻ったところをクローズライン。
  スリング・ショットでコーナーにぶつける。
  カバーするもカウント2。
  コーナーに振って突進。
  しかし避けられ鉄柱に激突。
  HBKがボディ・スラム。
  ダイビング・エルボー・ドロップ。
  もう1発決める。
  前奏を奏でようとするもうずくまってるのを見てやめる。
  コーナーにもたれさせるとスイート・チン・ミュージックへ。
  ブルドッグは避けると担ぎ上げる。
  ルードが脚を掴んで邪魔をする。
  HBKが後ろに逃れ近づく。
  ブルドッグがルードを振り払いHBKを殴りつける。
  クローズラインで落とす。
  フォア・アームズ。
  HHHも殴り倒す。
  場外でアバランシュ・スラムを狙う。
  しかし柵とマットの間に足を取られこけてしまう。
  HBKがスイート・チン・ミュージックを決める。
  リングに戻ってレフェリーの注意を引く。
  その隙にHHHがダメ押しのペディグリー。
  ルードとチャイナがブルドッグをリングに戻す。
  HBKはブルドッグの膝のプロテクターを外すと奥さんの方へ投げ捨てる。 
  4の字を決める。
  HHHとチャイナが引っ張って援護。
  ブルドッグが反転させようとするもルードが殴りつけて阻止。
  ブルドッグは応援を力に変えようとするも力尽きてしまう。
  ついにレフェリーがゴングを鳴らすよう指示!
  HBKが新チャンピオンになる!
  HBKは容赦なく再び4の字にいく。
  夫の危機にブルドックの妻がリングに入る。
  プロテクターでHBKの首を絞め、救出しようとするもチャイナに捕まる。
  オーエン、ブレットが現れるとDXは早々に退散。
  ブルドッグは地元で王座を失ってしまい、うなだれている。
  しかし観客はブルドッグの見事な闘いぶりに歓声を送る。

試合結果

@HHHvs.デュード・ラブ
Aタッグ王座戦:ヘッドバンガーズ(ch)vs.ロス・ボリカス
BL.O.Dvs.ゴッドウィンズ
Cベイダーvs.オーエン・ハート
Dヨーロピアン王座戦:ブリティッシュ・ブルドッグ(ch)vs.ショーン・マイケルズ(新チャンピオン!)