WWE:Best of NXT PPV 2024 part.1の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | NXT王座戦:イルヤ・ドラグノフ(ch)vs.トリック・ウィリアムス(NXT Vengeance Day 2/4/24) ノース・アメリカン王座戦:オバ・フェミ(ch)vs.ダイジャックvs.ジョシュ・ブリッグス(NXT Stand & Deliver 4/6/24) |
@NXT王座戦:イルヤ・ドラグノフ(ch)vs.トリック・ウィリアムス(NXT Vengeance Day 2/4/24)
攻防のスケール感を増そうとすると
2人のタイミング合わせが難しくなる方向にいきますが、
それが成立するぎりぎりのラインで整えていますね。
トリックは能動的構築の面で物足りなさはあるものの
そこは攻めのイルヤが相手ということで
中盤はその相性で凌いでいます。
カルメロがちょっかいを出したことで
トリックの足を痛める原因になったりと
細かな遊びも光る終盤の攻防は前回の試合と同じくレベル高い。
再選をしただけの価値ある内容に仕上がっています。
文句なしに好勝負。
ANXTタッグ王座戦:バーロン・コービン、ブロン・ブレーカー(ch)vs.アキシオム、ネイサン・フレイジャー(NXT Stand & Deliver 4/6/24)
出だしにダイブを配置。
ヘビー級対クルーザー級らしい攻防となっています。
鉄板ながら、だからこそ意表を突くにはもう一捻り欲しいか。
お互いより光り輝いている試合が直近にあっただけに。
後半にかけて見栄え上乗せオープニングとしては合格ラインにのせています。。
中々良い試合。
Bノース・アメリカン王座戦:オバ・フェミ(ch)vs.ダイジャックvs.ジョシュ・ブリッグス(NXT Stand & Deliver 4/6/24)
長身揃いの3ウェイ。
キャリアの短いオバを立てて、
ジョシュ、ダイジャックが適切にフォローします。
3ウェイ・スポットなど複雑なことはしませんが、
カットやカットが間に合わない時にロープ・ブレイク、レフェリー妨害を入れたりと
そのバランス感が今回極めて秀逸でしたね。
飛びぬけてはいないものの想像以上にしっかりした内容でショーをスティール。
ぎりぎり好勝負です。
CNXT王座戦:イルヤ・ドラグノフ(ch)vs.トニー・ディアンジェロ(NXT Stand & Deliver 4/6/24)
序盤に道連れで場外に落ちるスポットを配置。
表現の方向性ははっきりしている一方で、
前後のアクションとの不一致を感じる場面も。
トニーはシングル・レスラーとしては
もう少しスタイルを確立するべき所はありますね。
WMウィークエンドのNXTのメインとしては物足りない。
通常のPPVであれば合格点あげても良いとは思いますけれども。
好勝負に届かずも中々良い試合。
(執筆日:4/?/24)