WWE:Summerslam 8/17/08の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | 非公式試合:ショーン・マイケルズvs.クリス・ジェリコ |
@ECW王座戦、スクランブル・マッチ:マーク・ヘンリー(ch)vs.マット・ハーディvs.ミズvs.チャボ・ゲレロvs.フィンレー
今大会初の試みとなる
スクランブル・マッチのルールは・・・
2人で試合開始し5分ごとに1人づつ加わる。
フォールを奪ったものが暫定王者となり、
(フォールを奪われても脱落しない)
試合時間の20分が経った時に王座を保持しているものが王者になるという物。
さて試合は中堅所が揃っているだけに
見所が結構ありましたね。
只ヘンリーは単調なので4人目の、
10分間という位置づけでも長すぎた気がするし
ヘンリーとマットの抗争を引っ張るため、
他からフォールを奪ったマットが
時間切れになるまでカットし続けるという
微妙なクライマックスになってしまいましたね。
平均より少し上。
A世界タッグ王座戦:テッド・デビアスJr、コーディ・ローズ(ch)vs.クライムタイム
クライムタイムも見れるようになりましたね。
それなりにですけど。
取りあえずフィニッシュが素晴らしかったです。
少し悪い試合。
B非公式試合:ショーン・マイケルズvs.クリス・ジェリコ
2008年WWEアカデミー賞が発表された。
主演男優賞:HBK。
圧倒的な支持を受けてHBKが選出された。
肉体的な衰えは否めないものの
一連のストーリー・ラインを試合に取り込む
技術と演技は批評家も観客も絶賛している。
Unforgivenにおける「悲哀を湛え、憎しみに溺れる老優」の演技は
最高傑作との呼び名も高い。
助演男優賞:クリス・ジェリコ。
電撃復帰のインパクトの割りに大きな扱いを受けていなかったジェリコだが
Unforgivenで観客が要求する身体的過激さを満たすために体を張ったように
決してくさる事なく真摯に取り込んできた姿勢が評価された。
またHBKとの抗争では”HBKの後継者”から”クリス・ジェリコという個性”への脱却を成し遂げたと話題を呼んだ。
作品賞:エッジ対.テイカー
エッジ対テイカー、HBK対フレアー、HBK対ジェリコ。
それぞれ違うベクトルで文句なしに好勝負の出来に完成させたため
熾烈な3つ巴レースとなった部門であったが
予想を遥かに越えた完成度を見せた
エッジ対テイカーがアカデミー学員の心を掴み僅差で作品賞を獲得した。
惜しくも落選したHBK対ジェリコだが
非公式試合にも関わらずレフェリー・ストップというフィニッシュが不評を招いたようだ。
CWWE王座戦、スクランブル・マッチ:トリプルH(ch)vs.MVPvs.ジェフ・ハーディvs.シェルトン・ベンジャミンvs.ブライアン・ケンドリック
ジェフ対ベンジャミンで開始。
この特殊な形式を利用して
カバー、クイックを多めにスリリングな展開にしたのは良いですね。
今回予期せぬ形で入ったケンドリックも存在感を示しました。
只HHHが最後の入場でまったくといって言い程
試合構築に関わらないのでUS王座戦って感じですねぇ。
またジェフがなぜかスライスブレッドのセールを無視した場面がありましたね。
まあ新形式という事を考えると
この位で上出来としないといけないかな。
取りあえず最後の1分半は素晴らしかったし。
平均的な良試合。
Dディーバズ王座戦:ミシェル・マクール(ch)vs.マリース
これで王座を争っているなんてきついですね。
悪い試合。
オートン一味(アファJrが加わっています)がパンクを襲撃しパンクはメインを欠場する事に。
ビッグ・ショーがリングに現われる。
ヴィッキーもショーのマイクを遮ぎる形で登場。
テイカーがヴィッキーを屠るべくリングに現われるも
ショーがヴィッキー側につきテイカーに襲いかかる。
リーガルがアダムルに出してくれと頼んでいる。
E世界ヘビー級王座戦、スクランブル・マッチ:?vs.バティスタvs.JBLvs.ケインvs.レイ・ミステリオ
バティとJBLの2人で開始させた結果
どうしようもない立ち上がりです。
3人目にケインが入りケイン対バティ。
復活したJBLをケインが倒し暫定王者になった所でミステリオ登場(なぜかモヒカンになってます)。
ここから少し面白くなりますが
この試合ダウンが多く5ウェイで魅せ様という気がまったく無いですね・・・。
5人目はジェリコというサプライズでしたが
ダメージが大きく最後に泥棒フォールをするためだけに現われたような物でした。
これはもう08年度最低メイン賞は確実かな。
メンバーと登場順決めた段階で予想できる出来ですよ。
完全なブッカーのミスです。
救いはオートン対パンクが実現する目処がついた事ぐらい。
悪くない試合程度です。
総評
スクランブル・マッチは興味深かったものの
Raw組がメインとしての基準を満たす事が出来ず
とても成功とはいえない。
大ベテランの1マッチに救われた形となった。
(執筆日:10/1/08)
DVD Rating:★☆☆☆☆
注目試合の詳細
B非公式試合:ショーン・マイケルズvs.クリス・ジェリコHBKは腕を痛めている。
HBKはリングに入るなりタックル。
殴りつけていく。
ブーツを叩きつけていく。
ジェリコが場外に落ちる。
HBKはリングを降りると飛びかかる。
その勢いでフェンス外にいくもかまわず殴りつける。
フェンス内に戻すとスリング・ショットで鉄柱にぶつける。
椅子を叩きつけようとする。
ジェリコは避けるとHBKの頭部を実況席に叩きつける。
DDTを決める。
テーブルを取り出す。
テーブルをHBKの背中に投げぶつける。
テーブルを立てるとパワー・ボムを狙う。
殴りつけられエプロンへのフラップジャックに変える。
リングに戻すと自身も椅子を手にリングに入る。
椅子で突き椅子を背中に叩きつける。
バック・ドロップ。
椅子をコーナーに設置する。
そのコーナーに振ろうとする。
HBKが振り返す。
直前で踏みとどまられるもすぐさま反対側に振る。
HBKは鉄柱に肩から衝突。
エプロンのジェリコが場外テーブルへのブレーン・バスターを狙う。
HBKは持ち上げられるもエプロンに着地。
クローズラインでジェリコをリングに入れる。
ロープに振ろうとする。
振り返されるもフライング・フォア・アームズを決める。
跳び起きるとジェリコにチョーク。
ダイビング・エルボー・ドロップを決める。
前奏を奏で放とうとするもジェリコが崩れ落ちHBKにもたれかかる形に。
HBKは容赦なく殴りつけクロス・フェイスに捕らえる。
ジェリコはHBKをコーナーに設置した椅子にぶつけて逃れる。
殴りつけ暴言を浴びせる。
指に目を入れる。
HBKがふらふらになりながらもパンチをヒットさせる。
ジェリコがHBKをコーナーに振る。
HBKは一回転するもリングに戻りテーズ・プレス。
殴りつけパイル・ドライバーを狙う。
ジェリコは両脚を取るとウォールズ・オブ・ジェリコ。
HBKがロープをつかむもジェリコは離さない。
HBKは消火器を手にするとそれを噴射して逃れる。
消火器をジェリコに叩きつける。
ジェリコは場外に落下する。
HBKはジェリコをフェンスにぶつける。
ランプでブレーン・バスターを決める。
ケイドが乱入してくる。
HBKが殴りつけて返り討ちにする。
再びジェリコを殴る。
ケイドがHBKにクローズラインを決める。
ジェリコがHBKの痛めている腕を鉄柱に押さえつけるとケイドが腕にビッグ・ブーツ。
HBKをリングに戻すとケイドが羽交い絞めにする。
ジェリコが張り手にパンチ。
腕に椅子を叩きつける。
もう1発。
腕を椅子に挟むとジェリコがコーナー上へ。
HBKが蹴り飛ばすとケイドがロープにぶつかりジェリコの体勢を崩す。
HBKはケイドにスイート・チン・ミュージック。
ジェリコに椅子を叩きつけるとジェリコは場外のテーブルに落下する。
HBKはリングを降りると片腕で振って椅子を叩きつける。
実況席のカバーを剥ぐ。
ケイドを寝かせるとリングへ。
考えを変えジェリコもその上に寝かせる。
そしてダイビング・エルボー・ドロップ。
リングに戻すとベルトを叩きつけていく。
サブミッションでガードできなくして殴りまくる。
殴りまくる。
レフェリーがゴングを要請。
HBKの勝利となる!
HBKがまだ足りないとばかりに殴りまくる。
レフェリーが引き離す。
HBKはレフェリーにスイート・チン・ミュージック。
HBKが両膝を突く。
立ち上がるとHBKの曲が流れる。
HBKが去っていく。
試合結果
@ECW王座戦、スクランブル・マッチ:マーク・ヘンリー(ch)vs.マット・ハーディ(新チャンピオン!)vs.ミズvs. チャボ・ゲレロvs.フィンレーA世界タッグ王座戦:テッド・デビアスJr、コーディ・ローズ(ch)vs.クライムタイム
B非公式試合:ショーン・マイケルズ vs.クリス・ジェリコ
CWWE王座戦、スクランブル・マッチ:トリプルH(ch)vs.MVPvs. ジェフ・ハーディvs.シェルトン・ベンジャミンvs.ブライアン・ケンドリック
Dディーバズ王座戦:ミシェル・マクール(ch)vs.マリース
E世界ヘビー級王座戦、スクランブル・ マッチ:クリス・ジェリコ(新チャンピオン!)vs.バティスタ vs.JBLvs.ケインvs.レイ・ミステリオ