TOPアメリカン・プロレスWWE 2007年 →WWE:Armageddon 12/16/07

WWE:Armageddon 12/16/07の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

@US王座戦:MVP(ch)vs.レイ・ミステリオ
 そこまで良くはないが
 (マット欠場で急遽変更になった事を考えても)
 MVPが緩急を理解しているなと感じさせる内容。
 しかしながら相手が小柄なミステリオで、
 MVPが唯一伸び悩んでいない若手
 (今回のマット欠場で足踏みしているが)
 という事を考えれば
 逃亡なんて筋書きはどこをどう探しても見つからないはずなのだがなぁ。
 平均レベル。

Aケイン、CMパンクvs.ビッグ・ダディV、マーク・ヘンリー
 これが通常放送なら躊躇無くSkipしますよ。
 予想通り悪い試合。
 インディーでの経験がないだろうとはいえ
 パンクは巨漢を相手にできないし
 Rawに行くか首にならないと未来は暗い。

Bショーン・マイケルズvs.ミスター・ケネディー
 ケネディーの腰攻め対HBKの腕攻め、といった按配。
 平均的な良試合ながら
 これ以上向上する可能性もほとんど見えないのだから
 ケネディーは完全に中堅で落ち着いてしまいそうである。
 HBKはクロス・フェイスを使うべきだったな。

C#1コンテンダーズ・マッチ:ジェフ・ハーディvs.トリプルH
 HHHが終始支配しジェフは反撃狙いと言う内容。
 これがジェフの被虐心から来るのなら良いのだけれど
 ジェフが冴えず両者の圧倒的なエネルギー密度差から
 必然的に収まった物なので
 HHHが若干ヒール寄りに活を入れるという
 試合中のストーリーがリアルに見えるという体たらく。
 勝ち方がクイックにしてもジェフはここでHHHに比類する物を見せたかった。
 それまで良い働きをしていたから良いもののね。
 しかしながらHHHのキャリーは完璧で平均的な良試合に。

Dグレート・カリvs.フィンレー
 鉄柱に誤爆しようと何のその99%はカリの攻めで
 これなら2,3分でも良い。
 更には前にもあったがカリが反則をしにいく理由がないではないか。
 悪い試合。

EWWE王座戦:ランディ・オートン(ch)vs.クリス・ジェリコ
 頭部と頭部が激突するというアクシデントがありながらも
 しっかり仕切り直す等安定した試合内容であったが
 やはりブランクは大きく特筆すべき出来でなかったのも確か。
 しかしながらこれの主目的はジェリコの再位置づけなのでまあいいか。
 そのため両者の商品価値を落とさない
 フィニッシュを選択してきましたが、
 するならするで、もう少し分かり易くして欲しかったですね。
 まあまあ良い試合です。
 
F女子王座戦:べス・フェニックス(ch)vs.ミッキー・ジェームス
 現段階で実現しているカードでは最高級なのだが
 ジリアンの下手な歌を入れて5分もなかったので
 悪い試合の域を出ない。
 Aよりかは少し良いだろうけれど。

G世界ヘビー級王座戦:バティスタ(ch)vs.アンダーテイカーvs.エッジ
 小気味良く3ウェイらしい絡み合いを
 披露してきたので感心しましたが
 13分程の長さにもかかわらず
 途中から必殺技をばら撒くという安易な手法で
 盛り上げようとしたのはちょっと幻滅。
 また偽エッジに関しても不満が残ります。
 偽カートみたいに兄弟とかではないので
 ぱっと見でフェード・アウトさせる必要があったのでしょうが
 もっと効果的な使い方があったはずです。
 上手くやれば新王者エッジはこういうキャラで行きますと
 大きな指針を示す事ができたのに。
 しかしながら総じて予想以上に楽しめる内容で
 まあまあ良い試合。


総評
 決して悪くは無いのですけれども
 特別良い試合が皆無ってのも寂しい。
 まあ例年余り盛り上がらない位置づけですので。
 (執筆日:3/29/08)
DVD Rating:☆☆☆☆☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@US王座戦:MVP(ch)vs.レイ・ミステリオ(カウントアウト)
Aケイン、CMパンクvs.ビッグ・ ダディV、マーク・ヘンリー
Bショーン・マイケルズvs.ミスター・ケネディー
C#1コンテンダーズ・マッチ:ジェフ・ハーディvs.トリプルH
Dグレート・カリvs.フィンレー
EWWE王座戦:ランディ・オートン(ch)vs.クリス・ジェリコ(DQ)
F女子王座戦:べス・フェニックス(ch)vs.ミッキー・ジェームス
G世界ヘビー級王座戦:バティスタ(ch)vs.アンダーテイカーvs.エッジ(新チャンピオン!)