WWE:No Mercy 10/19/03の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | なし |
AAトレインvs.クリス・ベノワ
Aトレインの攻撃性に対し
ベノワは気持ちの乗った打撃で打ち返しも
強烈なビッグ・ブーツでダウン。
明確なフェイス/ヒールの構図を描けていますね。
少し単調ですがAとレインの攻めも
教科書には沿っています。
後半に入るとリアルに危険な動きで
口から出血したベノワを追い込んでいきます。
ベノワは如何にAトレインを倒し、
サブミッションを決めるか。
ベノワの小さな勝ち筋を綺麗にストレートに魅せた試合。
好勝負に届かずも中々良い試合。
(執筆日:3/?/19)
Eカート・アングルvs.ジョン・シナ
まずはカートが格上という事で攻め/受けでも自由に支配しリズムを作ります。
シナの限界を適切に見極めながら試合を軌道にのせます。
鉄柱スポットからシナが長めのターンを受け持つ事になりましたが
まずまずの技の組み合わせ方で維持していましたね。
しかし終盤はエプロン技やコーナーへの技で無理やり食らいつかせた印象です。
本当ならカートがアンクル・ロックを連発してシナの頑張りを引き出したい所なのですが
ヒールの生意気な若造のままステップ・アップさせたいという事でこういう形にならざるを得ないのでしょうね。
アンクル・ロック1発で布石を回収し締めています。
ごり押しで作り上げたのでエッジ戦のように数え歌には出来ないが
シナの地位を押し上げるには十分な、見事な仕事です。
好勝負に届かずも中々良い試合。
(執筆日:7/15/10)
FUS王座戦:エディ・ゲレロ(ch)vs.ビッグ・ショー
ショーの脅威とそれに対してどう立ち向かっていくかを要所で色々と示しています。
またアクションの少ないシーンもエディの表情とショーの声を使った煽りでまずまず。
終盤の後押しに関してもずるして頂きがありますから問題ない。
しかし汚物噴射やローライダーへのチョーク・スラムまでしていたことを考えると今ひとつ。
平均より少し上。
(執筆日:10/1/11)
メインはそれなりに良い試合なのだが
バイカー・チェイン・マッチにする理由がまったく見えなかった。
この展開ならノー・ホールズ・バード辺りでよかったのでは。
ファン・マッチ等の要素もありPPV全体としてはそれほど悪くないのだが
ちょっと期待外れに終わっている試合がいくつかあります。
すこし悪いPPVです。
DVD版には特典映像としてエディの汚物噴射のシーンが収録されています。
DVD Rating:☆☆☆☆☆
注目試合の詳細
Eカート・アングルvs.ジョン・シナカートがア マレス・スタイルで圧倒。
シナに中指を立てる。
シナはカートの胸をつく。
カートはこれにイラついたか一転して打撃でシナを攻め立てる。
シナはタックルを避け鉄柱に激突させると反撃開始。
シナは変形バック・ドロップにスパイン・バスターを決めるもカウント3を奪えない。
コーナーに登ると駆け上がってきたカートを突き落とし飛び技に行くもドロップ・キックで撃墜される。
カートがアンクル・ロックを決める!シナはすぐロープを掴む。
カートがエプロン上でジャーマンを狙う。
しかしシナはロープを掴んで耐えるとDDT。
リングに戻ろうとしたカートにギロチン・レッグ・ドロップ。
カートがジャーマン。シナは連発だけは防ぐ。
カートはクローズラインを避けジャーマン3連発からカバー。カウント2。
シナはパワー・ボムでカートをターン・バックルに叩きつける。
カバーするもカウント2。
FUを決めカバーするもカウント2!
再びFUにいくもカートは逃れてアングル・スラム!
カバーするもカウント2!
シナはチェーンを巻きつけるもレフェリーに没収される。
レフェリーが片付けている隙に金メダルで殴りつける!
カバーするもカウント2!
どちらも必殺技を狙うが決まらない。
カートがFUを避けるとアンクル・ロック!
脚を巻きつけタップを奪う!
カートの勝利!
試合結果
@クルーザー級王座戦:タジリ(ch)vs.レイ・ミステリオAクリス・ベノワvs.Aトレイン
Bザック・ゴーウェンvs.マット・ハーディ
Cバシャム・ブラザーズvs.APA
Dアイ・クイット・マッチ:ビンス・マクマホンvs.ステファニー・マクマホン
Eカート・アングルvs.ジョン・シナ
FUS王座戦:エディ・ゲレロ(ch)vs.ビッグ・ショー(新チャンピオン!)
GWWE王座戦、バイカー・チェイン・マッチ:ブロック・レスナー(ch)vs.アンダーテイカー