WCW:TV Matches Special Edition:Do you want Reviews? part.4の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | なし |
①クルーザー級王座戦:ディーン・マレンコ(ch)vs.ジミー・グラフティ(NITRO 12/9/96)
ジミーのラストTVマッチとのこと。
キレキレのレスリングを見せますが、
当時のスターと比べると完全脇役なので、
CMが入って、その間にジミー優勢に展開が進んでいます。
ジミーの試合運びは腰狙いで悪くないもののフック弱いですね。
ジミーとマレンコのタイミングが合っていない所が散見され、
特に攻守の切り替えで起こってしまうので、
興味のない人の目を引くことはこれでは出来ない。
やっている内容自体はそこまで悪くないが、印象で下げている。
少し悪い試合。
(執筆日:3/?/22)
②スティーブン・リーガルvs.ロビー・ブルックサイド(Power plant ?/?/93)
WCWの育成同上パワープラントでの練習試合。
レスリングはこうやってこう動かすんだ、と
レスリングの基本のキを体に叩きこむ攻防になっています。
観客に魅せる、の前の反復練習ですね。
ロビーは細くてスキルも不十分。
ただ練習なので攻め手のパートも任せられて学んでいきます。
リーガルの緩急のつけ方は勉強になりますが、
まだ今はそのレベルではないということか
部分程度で本格的に発揮されることはなかったですね。
実際30分経過してロープ・ワークから動き出す気配はあったものの
再び序盤的グラウンドに戻ってしまって退屈な内容になっています。
ようやくカバーが頻繁に見られて
試合として動いたのは残り時間が5分になってからくらいですからね。
資料としての意味合いが大きい試合です。
少し悪い試合。
③クロケット・カップ:ファンタスティックスvs.ファビュラス・ワンズ(NWA 4/19/89)
オーソドックスなレスリングですが
緩急分かっていてそれを作る為の動きが出来ています。
ファビュラス・ワンズがラフ・ファイトで
フルトンを孤立させ盛り上げましたが、
孤立後半は少し流れが澱んでいましたね。
しかし気になるのはそこくらいで、
最後の逆転劇への攻防の工夫も光りました。
全開ではないものの両者の実力が確かに感じられる内容です。
中々良い試合。
④ヒューマン・ケージ・マッチ:リッキー・スティムボートvs.ベイダー(Saturday Night 10/16/93)
ヒューマン・ケージ⁉って何事と思ってしまいますが、ランバージャック・マッチ。
あぁ、なるほど確かにその呼び名も納得感がありますね。
ベイダーの強さを感じさせつつ
ベイダーも圧倒し過ぎず
両者のバランス感が感じられる内容となっています。
しかし如何せんランバージャック・マッチは面白いものにならないですね。
ランバージャックがフェイス/ヒール本気でいがみ合ったり、
それぞれランバージャックの応対に違いがあると深みが出るのですが、期待外れ。
まあまあ良い試合。
(執筆日:1/?/23)