ROH:ROH on SGB part.4の分析
名勝負 | ROH王座戦、30分アイアン・マン・マッチ:ジェイ・リーサル(ch)vs.ジョナサン・グレシャム(TV 9/12/18) |
好勝負 | ジョナサン・グレシャム、ジェイ・ホワイト、モーター・シティ・マシンガンズ(アレックス・シェリー、クリス・セイビン)vs.ヤング・バックス、タマ・トンガ、タンガ・ロア(9/10/17) バレット・クラブ(ヤング・バックス、アダム・ペイジ、マーティ・スクール)vs.マット・テイヴェン、ヴィニー・マルセグリア、キラー・エリート・スクアッド(6/15/18) ヤング・バックス、アダム・ペイジvs.ブリスコ・ブラザーズ、パニッシュメント・マルチネス(6/27/18) タッグ王座戦:ブリスコ・ブラザーズ(ch)vs.SCU(スコーピオ・スカイ、フランキー・カザリアン)vs.ヤング・バックス(TV 11/22/18) |
@ジョナサン・グレシャム、ジェイ・ホワイト、モーター・シティ・マシンガンズ(アレックス・シェリー、クリス・セイビン)vs.ヤング・バックス、タマ・トンガ、タンガ・ロア(9/10/17)
決して試合時間は長く取られていないものの
だからこそゴングが鳴るなりストーリーを作って
その中でどんどんスポットをのせていく。
ヤング・バックスがやはり超一流でトップ・リード。
またタッグ力とは別のベクトルで貢献していたのはホワイト。
非常にエネルギッシュなのは彼の特徴ですが、
この前見たときよりも動きにちゃんと芯ができて来ていました。
充実した内容でしたね。
ぎりぎり好勝負。
(執筆日:10/?/17)
Aバレット・クラブ(ヤング・バックス、アダム・ペイジ、マーティ・スクール)vs.マット・テイヴェン、ヴィニー・マルセグリア、キラー・エリート・スクアッド(6/15/18)
控えが入っての乱戦からダイブ・スポット。
BCが相手を孤立させると観客を盛り上げていきます。
BCが鉄板なのは実績があるから驚きませんが、
KD側も良い孤立の見せ方、連携技の披露で
十分に張るものを見せていたのには驚きました。
多人数タッグならではの素晴らしい試合運びです。
後半も控えの動きが良く、リングの状況と連動していましたね。
バックスのリードタイムに他もついていき、
KDもそれぞれ持ち味を出していました。
ぎりぎり好勝負。
Bヤング・バックス、アダム・ペイジvs.ブリスコ・ブラザーズ、パニッシュメント・マルチネス(6/27/18)
BITWの前哨戦。
まずはYバックスの独壇場。
ペイジもエプロンからSSPを放ったりとアシストできています。
反撃としてマルチネスがアトミコ。
ブリスコズはマルチネスの役回りを考えつつ
自分もブロウラー・スタイルで試合運び。
峠を越えている中、Yバックスと対抗しなかったのは良し。
ニックがテーブル葬を食らった後CM。
CMあけると当然にニックの孤立。
適切に見せ場を作った後の終盤は
同時サブミッションなどタッグの形を幾つも作り上げ、
BITWの試合への期待感を高めることにも成功しています。
ドゥームス・デイ・デバイスを着地、
椅子を投げつけて妨害等
派手なスポットがありTVとは思えない充実の内容でした。
何度もこれで決まった、と思わせるニア・フォールがありましたね。
文句なしに好勝負。
(執筆日:7/?/18)
CROH王座戦、30分アイアン・マン・マッチ:ジェイ・リーサル(ch)vs.ジョナサン・グレシャム(TV 9/12/18)
まずはヘッドロックアームロック。
やることは明らかな中で、どう見せてくるかで期待感を作り出している。
演舞でスピードを増してもその切り返しの複雑性は落とさない。
テクニカル性が犠牲になっていないのが見事です。
先に主導権を掴んだのはリーサル。
技の組み合わせは見事で試合運びもスムーズ。
グレシャムのダメージ設定も適切です。
グレシャムは似通った動きから反撃、
腕狙いの布石も端的に打っていて上手い。
場外でも腕を攻めることで執拗さを強調しています。
終盤への突入シーンでもロックを離さない中での
打撃を打ち合ったりして気持ちの表現、消耗度の調整を同時に成立させている。
シーンが変わっても二人だけの攻防であり続ける。
グレシャムが卍で見事な一本を取った後、
即座にリーサルが4の字で取り返しましたが、
あまり時間がないとはいえ、もう少し0-1シチュエーションを楽しみたかったところ。
ここぐらいですね、不満なのは。
5分サドンデスもフラッシュバックを使いながら攻防作り。
リーサル・インジェクションで締めるべき状況でしたが、
変則リーサル・インジェクションの決め方には驚いた。
そこからすぱっと最後をまとめて、天晴れ。
お見事な試合です。
最高に美しい試合でした。
This is ROH!
ぎりぎり名勝負。
(執筆日:9/?/18)
Dジェフ・コブvs.シェイン・テイラー(ROHTV 11/13/18)
テイラーは握手を拒否すると
真っ向からぶつかり合いの投げ合い。
ど真ん中ストレートに走ることで
重量選手の良さだけ出して
悪いところは出さないように出来ていますね。
CM除いて7分の短い試合時間なので粗が出てなくても
そこまで凄い訳ではないけれども
それでもだからといってスルーするにしては
十分に両者は輝きを放ちすぎている。
迫力ある技で終盤も盛り上がり良い感じでした。
好勝負に少し届かず。
Eタッグ王座戦:ブリスコ・ブラザーズ(ch)vs.SCU(スコーピオ・スカイ、フランキー・カザリアン)vs.ヤング・バックス(TV 11/22/18)
ブリスコズがラフ要素に思いっきり寄せるので
Yバックスとも被らず三者三様のタッグ・カラーに。
とはいっても鉄板のYバックスの型に頼る試合は多いのですが、
過剰に依存せず良いところをそれぞれが等分に出せている。
それでいてリズム、テンポの共有もしっかりしています。
観客の反応も良いですね。
アクションの物量で攻めていないにも関わらず
しっかり内容が落とし込まれた充実の一戦。
ぎりぎり好勝負です。
注目試合の詳細
なし試合結果
@ジョナサン・グレシャム、ジェイ・ホワイト、モーター・シティ・マシンガンズ(アレックス・シェリー、クリス・セイビン)vs.ヤング・バックス、タマ・トンガ、タンガ・ロア(9/10/17)
Aバレット・クラブ(ヤング・バックス、アダム・ペイジ、マーティ・スクール)vs.マット・テイヴェン、ヴィニー・マルセグリア、キラー・エリート・スクアッド(6/15/18)
Bヤング・バックス、アダム・ペイジvs.ブリスコ・ブラザーズ、パニッシュメント・マルチネス(6/27/18)
CROH王座戦、30分アイアン・マン・マッチ:ジェイ・リーサル(ch)vs.ジョナサン・グレシャム(1-1→5分サドンデス→2-1)(TV 9/12/18)
Dジェフ・コブvs.シェイン・テイラー(ROHTV 11/13/18)
Eタッグ王座戦:ブリスコ・ブラザーズ(ch)vs.SCU(スコーピオ・スカイ、フランキー・カザリアン)(新チャンピオン!)vs.ヤング・バックス(TV 11/22/18)